WindowsMRのお話 #2購入編
■エスコンVRなんてなかった。いいね?
前回#1スマホVR編でVR現実逃避への関心が高まった余勢を駆り、よし買うかぁとケツイを固めるも、じゃあ何を買うんだということは未だに固まっていない紫。
PSVRってどうなんだべなぁと色々探っていくと、PS4でもプレイできるがProでは遠景の処理が速いなど色々と特典があり、Proじゃないとダメだわという人もいる始末で。
そんな折
ぐげ。
そういうことになった。
■エインフェリア選定
さて、PSVRは脱落したのでPCVRの選定に入るわけですが、解像度、視野角、トラッキング方式など基本的な知識はMoguraVRさんなどの大手の記事を中心に読み漁りつつ、実使用感などについてはtogetterがよくヒットしたので大いに参考にしました。
マイクロソフト「Windows MR(MRヘッドセット)」徹底解説
接続方式などの表がわかりやすい。
まじかる☆しげぽん(SIGE)(@m_sigepon)さんのまとめ(26)
というかこのまじかる☆しげぽんさんが様々なVR機器を試しては情報を公開してくれているので、選定する上で本当に助かりました。
togetterのみならず、過去の投稿も出来る限り遡った上で検討させてもらいました。
■推奨PCスペック
現状CPUが2700K、グラボがGTX970。
・Vive、Oculus:どちらもスペック上はギリギリ
・WinMR:低スペックPC用とハイスペック用の推奨表記がありますが、しげぽんさんによるとGTX970でも普通に動くとのことで、推奨スペックはかなり余裕を見ているだろうという話でした。
ただ自分の場合はまずWindows7だったので、10のCreatorsUpdate必須であるWindowsMRを選択する場合にはアップデートが必要に。
■トラッキング方式・設置
・Vive:アウトサイドイン方式。ベースステーションを部屋の隅に配置。トラッキング精度に関してはどの記事も評価としては最高、ただし設置がとりわけ難儀。
一応割と雑に設置してもそこそこ認識しているという話もあるにはあったんですが、なんというか。(笑
・Oculus:アウトサイドイン方式。Viveと比べて小型の基本的にセンサー2つで済む。センサーを3つにしたりKinectを接続して全身トラッキングをという話も。
意外と見落としがちですが、USBポートを3つ専有するという点はなかなかロック。
・WinMR:インサイドアウト方式。つまりヘッドセット側にカメラが付いておりそちらで自分の位置やコントローラを認識する為、外部センサーが不要。またPCへの接続がケーブル一本で先端がHDMIとUSBに分岐しているだけとあって、既存のVRヘッドセットと比べて恐ろしく取り回しがいいという評判がいくつも出てきました。
ただし手(コントローラ)を頭の後ろに回したり、手をだらんと下げたりといった動作にはちょっと弱いという弱点も。
部屋にできるだけモノを増やしたくない、ケーブルが多すぎて煩わしいのは嫌だということもあり、時折コントローラを見失うなどの報告もありつつもやはり取り回しが楽なのが最高という声が目立ったWinMRが魅力的に見えました。
あとなんていうか、御存知の通り僕って部屋の隅っこでオナニーするタイプなんで、外部センサーだとむしろ四角に入って困るんじゃないかっていう懸念がですね。
Cironさんもオナニーの心配をしているとは思うまい。
■解像感
スペック上の解像度で言えば
Vive=Oculus<WinMR<SUMSUNG Odyssey<Pimax 8K
で、体験した人の感想を見る限りでもほぼこの通りのようです。
OdysseyもWinMRなんですが、足並みを揃えてきた他社と違い、一社だけ上位機種を投入して来ました。
価格もその他のWinMR機と大差なく、その美しい画面は8KのPimaxに近いという話も聞きかなり期待したのですが、日本では販売未定で海外の輸入代行もなかなか面倒のようで、諦めました。
(なお、ペンタイルLEDで文字は読みやすくはないとのこと
※余談ですが、WindowsMR注文直後にViveProが発表されました。
これは中身がOdysseyと同等のようでっていうか同じという話もあり、それもどうやらペンタイルとのこと。
このように書くことで筆者は心の安定を保っているわけデスね?
■コントローラー
・Vive、Oculus:形状は随分違うが、SteamとOculus、reviveなど橋渡しのソフトを使うとどちらの専用コンテンツも行ったり来たりで使えるという実情もあり、どちらか一方のコントローラでしかできない操作というのはなさそう。
Viveには発売当初からトラッキングコントローラがあった(はず)けど、専用コントローラのOculus Touchが出るまでXBOXOneコントローラでの操作だったというから驚き。
あとViveはナックルズっていう新しいのが出るようなのでそれは気になってます。
専用とか言ってないでいっそ統合してくれないかな・・・
Valve SteamVR(HTC VIVE)の新しいコントローラ「ナックルズ」のプロトタイプ
・WinMR:最初に見たときはViveコントローラとOculusTouchが悪魔合体したみたいだ、なんて思ってましたけど、よくよく見ると形状とボタン配置が違うだけでやっぱりこの操作はこのコントローラでしかできない、みたいなのはないんですよね。
なんかOdysseyだけ微妙に角度がついてるみたいな話もあり。
■コンテンツ
前述しましたけど、Steam⇔Oculusもできますし、WindowsMRも既にSteamVRに対応しているとのことなので、コレについてはどれを選んでも問題ないという結論になりました。
対応してると言っても実は動かないみたいなことあるんじゃ?あるいは不安定なんじゃ?
という心配もありましたが、スマホVRのRiftCatで既にSteamVRを体験していることもあり、真っ当なVRデバイスで動かないことはないだろうという確証はあったのでそこは多分大丈夫だろうと。
まぁなんというか、じゃあマーケットはSteamで統一してハードウェアだけそれぞれ作れやと思わないでもないんですが・・・
■IPD(瞳孔間距離)
実はこちらのほうが不安で、スマホ用VRゴーグルはIPDやピント調整の機構がついていたのですが、Odysseyを覗いてWinMRではソフトウェアでIPD調整するほかなく、合わなかったらどうするんだという不安がありました。
■フリップアップ
AcerやDELLなど、WinMRのヘッドセットにはフリップアップ機構があり、デスクトップを操作する際にもいちいち外さなくてというのは魅力的でした。
■で
で。
PCの方も5年前に買ってからツギハギで強化してきたので、将来どこかスペックが不足したときにもう規格が合わなくてどのみち新規になるかな、という点と、新規に買えばツギハギのPC1台は丸々のこるしという点で買ってしまいました。古いのは職場に持っていくか・・・
結局AcerのWindowsMRになった理由は、BTOを組む際にオプションでViveかAcerのヘッドセットをつけられます!ってのあったので(おかしくね?)、なるほどPCのオプションとして頼むなら実質無料だなと思い、どちらかと言えばMRの方に気持ちが傾いていたのでセットで注文した次第。
あとテムジン。
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