WindowsMRのお話 #1スマホVR編
■スマホVRの呼び声
VRでオナニーがしてみたいのう。
―砂を噛むような日常から逃げ出すことばかり考えている紫がそう考えるようになるのは、時間の問題だった。
以前からスマホVRを一度試して見たいとは思っていたものの、使っていた携帯端末がXperiaZUltraという6.4インチのものだったため、対応している製品がなく泣く泣く諦めていた次第。
今では5.9インチのMate9を愛用してもののVRのことはすっかり忘れており、日課のタイムセールチェックをしているとスマホ用VRゴーグルが目に入り、そういえば、と思い出したように購入したのがきっかけでした。
まぁ嘘なんですけど。
■グレースメリアの呼び声
そも、VRに興味を持った最大の要因はエースコンバット7で、発表当時からぜひやってみたいとは思っていたものの、PS4とPCのマルチということでまずどちらにするのかずっと悩んでいました。
発売自体はずっと先ということではあるものの、PSVRかPCVR(当初はViveかOculusの二択だった)かどちらにするか決める必要があった。PSVRであればサマーレッスンがあるし、PCVRであればハニーセレクトやFallout4などがありどちらかと言えばPCのほうがやりたいソフトが多く、しかしPCを選ぶとなればスペック的な問題で買い替えが必要になるかもしれない為踏ん切りがつかず。
正直なところPS4でもPCでもどっちでも使わせてくれれば問題ないのにと。
PSVRにはTrinusPSVRというPCで動作させるソフトがあり、まだトラッキングなどに問題があるようだったが、開発段階ということもあるし、また、そうこうしているうちにOculusやViveの値下げもあり。
発展途上の技術ということもあって目まぐるしく状況は変わり、まぁエースコンバット7の推奨スペックが出る頃にはTrinusPSVRや価格状況も変わるかも知れないと悠長にかまえていました。
WindowsMRが発表された。なんかいっぱい出るらしい。いやなんでだよ。
この段階でARだのVRだのイマイチふわふわしていたところでMRとか追加するのは本当に勘弁して・・・(後日XRとか言い出すやつが居るが、あいつは絶対に許さない
そもそもなんで混乱してたかと言うと、HoloLensっていうくっそ高いMR機器があって、あれは透過ゴーグルを使って現実を見ながらそこに仮想現実を投影する、文字通りのMixedRealityなんですよね。
だからどう見てもViveやOculusの亜種にしか見えないし透過ゴーグルでもないWindowsMRがMRと名乗っているのかイマイチ理解できなかったんですよ。
理解した今なら言えるんですけど、お前ら名前がおかしいわ。
■スマホVRへ
さてそれはそれとして、そういえばVRに使えるスマホがあるからオナニーくらいはしてみようと最初の話に立ち返るわけで。
端的に言えば、失敗というわけではなかったが期待したほどの結果は得られませんでした。いやちゃんとSperminationは出しましたよ。
以前より体験会の記事やその他配信サイトに関する評判を見ていた分には、キスをされただけで射精したやらつい舌をだしてしまったやらの実に気持ちの悪いレビューが散見された為、僕もぜひそうしたいと思ったものの、そういうことにはならなかった。
三つ目になる。
大抵の場合男優は仰向けで寝ているものが多く、女優が腹の上や下腹部にいる分にはピントが合っているのに、顔の近くまで来ると途端に破綻してしまう。
安物のVRヘッドセットであること、IPD(瞳孔間距離)の設定―GoogleのViewerProfileは設定済み―、メガネ使用など様々な要因を考えたものの、色々検索してみた結果、掲示板などでは撮影機材の方の問題という指摘もありました。
一大ジャンルとしていくつも販売されている以上問題なく視聴できている人も多いであろうことは想像できますが、まぁとにかく自分の環境とは相性が悪かったようで、どうにもうまくいかず。
これからVRオナニーに励む皆様は注意されたい。
唯一破綻せずに見られたのがYoutubeに上がっていた動画で、コレはかなり期待したものに近かったです。
■RiftCat
色々調べているうちにRiftCatというものが見つかった。
スマホVRでSteamが動かせるというもので、流石に嘘でしょ・・・
とは思ったものの、せっかくだしと使用してみたところ見事に動いてしまう。
RiftCatとVridgeが「自分はViveだ」と振る舞うらしく、奇天烈にも程がある。しかし動くものは動く。
しかも予想以上にっていうか恐ろしく安定している。
さしあたって手元にあったVR対応ソフトはSperminationだけだったが、しっかりと頭の動きに追従して精子を操作できるのには驚いた。
子宮は広大だわ・・・
2501。
そのほか、以前よりVirtualDesktopやSimpleVRVideoPlayerというソフトには興味があり、いずれVRヘッドセットを買ったらと思っていたので、この機会に購入。
そのどちらも問題なく動作し、ちょっとそのポテンシャルに驚かされる。
ただVirtualDesktopについては解像度の問題か、かなり文字が滲んでしまったが、これはソフト側の調整でどうにか見えなくもない、というレベルに落ち着いたものの、やはり実用上は結構厳しい為プライムビデオやdアニメストアの視聴用にしてみたところ思いの外有用。
試してみたスマホVRコンテンツ全体の傾向として、視聴しているとどんどんセンターが左側にずれていってしまい結構難儀するんですが(こればかりはハードウェアの問題だと思う)、VirtuaruDesktopは頭の向きに合わせて常にデスクトップ全体が前方に来るように動いてくれる設定があるため、筋トレをしていて頭があちこち動いても全く問題なくアニメを視聴できるという寸法。
試用版では一回につき連続10分間の使用で終了してしまうが、セリアあたりでVRゴーグルを売っているので試せる人はやってみても良いかもしれない。割とビックリする。
今回本格的なVRヘッドセット選定の前段階でスマホVRを試してみたけど、想定してなかった収穫として、どのように見えるかというより視界に現実世界の一切合切が入ってこないという点ですね。現実逃避が捗る。
余談ですが、Vive版ハニーセレクトも動きました。
まぁコントローラがないので何もできないんだけども。
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