4K43インチのバカデカテレビをPCモニター運用してみて2年経った話
こんにちは、俺です
4K43インチの鬼デカディスプレイを買ってからかれこれ2年ギリないくらい経って良いとこ悪いとこあれこれ分かってきたので書こうと思います。
そもそも:なんで買ったの
(当時)圧倒的な描画領域が欲しかったから、ガジェット欲(謎)がうずいたから
これに尽きます。
買ったのは確か当時大学1年生前半くらいで真面目にいい感じのディスプレイが欲しい(その時はフツ~のFHD21インチモニター複数枚とか1280x1024のスクエアモニターで済ませてた)と思っていたからなんですがここで言ういい感じのモニター、例えばデザインだったりネットサーフィン、ちょっとゲームするのに使う高解像度でデカくて迫力のあるモニターが欲しいと思っていたからなんですね。
それで買ったのがこれ
はい、再生品のテレビです。
43インチでテレビモニターとか無いからそら
当時は別に色味とかそんなに気にしてないし色味気にするならmac使ってるからそれ以上のバチクソハイエンド買うしかなくねって感じだったのでまぁ解像度とモニターアームに吊り下げられればいいよね、的な軽いノリで買いました。
確か当時は3万弱で売ってた気がします。(再生品だから波がある?)テレビとしてはまぁ録画機能付きでチューナーはHDだからそこはまぁお粗末だけど…操作性も日本語にきちんと対応してて悪くないしまぁこんなもんなんじゃないかと思っていたのは覚えています。
でも、3万弱で43インチの4Kとか売ってたら、買うよね(謎論理)
コスパ以外に人に勧める理由ないけど…
(値段帯にしては作りがしっかりしてるくらいかな?性能面は再生品である都合上確信が持てないので勧めたくないです 僕のやつはIPSなんですが他にレビューしていた人によるとその人はVAらしいしそもそもネットにも情報が少なすぎる)
それで:買ってどうだったんですか?
当時は感動してました。
その時持ってたモニターなんてVESAにも対応してないカッスカスのFHDモニター、あとはお古にも程があるスクエアモニターだったので一気に2000年初頭から2020年代にモニター環境が進んだ感じだったのでそらそうですよね。
スクエアモニターでTweetdeckなんて2枚使わないと満足に数カラムも表示できないしYoutubeのプレイリストでヨルシカ-思想犯が流れるたびにガチギレしていました。
今まで単体で130万画素のモニター使ってたのが830万画素とかになったらもう感涙です。
等倍(windowsでのスケーリング100%)でTweetdeckは14カラム表示できるし同時にガジェットの記事だって、LINEだって、youtubeだって満足に見れます。(PowerToys Fancyzonesにはお世話になりました)
当時は正直あんまり使い方も分かっておらずまちまちだったのですがオンラインに慣れてその辺り気にしだしてから一気に環境改善に取り組んだ感じですね・
本題1:良い点
・デカい故の迫力、解像度故の精細感
ようやく本題ですが良い点はこれに尽きます。
ゲームだって今までのFHD環境がゴミに見えてきたしデカけりゃそら迫力がありますね。(投げやり)
・デカ娘
・デカデンリング
・デカ神
・女のタッパがデカいゲーム
こんな感じです。そら今までちっこいFHDモニターでやってた人が4K触ると感動するよなって感じです(大事なことなので何回でも言う)。
クリエイティブ用途でも抜群に効果を発揮してくれたのは言うまでもなく、Lightroomでも拡大操作の回数が減ったし、スケーリングに余裕があるのでAfterEffectsとかBlenderのクッソ読みづらいUIを125%で表示することで僕の目の保全に役立ってくれました。
本題2:ダメな点
・デカすぎる
・デカすぎてデスク上の壁面が死ぬ
・デカすぎて結構な数の物が障害物になる
・デカすぎて掃除・レイアウト変更がいちいち手間
・シングルモニターで完結できるのは便利だけど、完結しない(使用体験を損ねる)ものもある
・ザコグラボだと死ぬ
・30インチでいいだろ感
・まともな4K買うなら上位互換相手になる8Kが予算的にやや視野
・デカすぎる
そうです。デカいです。
43インチ43インチと言いましたがこれは幅にして13インチのmacbookなら縦横それぞれ3つずつ敷き詰めてもお釣りが来ます。
cmに直すとなんと109cmですよ、1.09m、道交法で1mもあれば人のすれ違いは可能と解釈されていますし、ボウリングレーンの幅とほぼ一緒です。
・デカすぎてデスク上の壁面が死ぬ
死にました(過去形)
僕の身の回りだと結構デスク前の壁面に時計をピンで留めてるやつ、ポスター貼っていい感じにしてるやつ、フックとか付けてヘッドホンかけてるやつ、棚板設置して雰囲気オシャレにしてるヤツなど散見するのですがデスクが通常より広いレベルでないと(少なくとも1m30~ほどはないと)無理です。
そんなに大きくないデスクなのに手の届く距離に網設置してなんかものかけるとか、目の前に額縁とか、マルチモニターとかはかなり選択肢が減ることがあります。強制シングルモニター環境。
・デカすぎて結構な数の物が障害物になる
そんなに広くないデスクを使っていて、モニターアーム等で高さも稼げない状態でmagsafeのiPhone充電スタンドとか使ってると平気で死にます
僕はこれのせいでwindowsのタスクバーを上に変更したし、情報量の多いウィンドウやメインで作業するウィンドウは上に移動させました。(目線を意識してるのもある)
あとこんだけ大きいとwebカメラ(僕はSIGMA fpを使っていますが)も配置に気を使わないとモニターを見ているからと言って目線が合わなくなります。
・デカすぎて掃除/レイアウト変更がいちいち手間
これマジで困るんだよね 何が困るって僕は高さ1m40cmほどのロフトベッドの下にこれをねじ込んでるから(非推奨)
何が困るってモニターアームって何かしらの形でマウントに上からスライドして噛ませるなり、パイプに上からハメるなりの組み立てが要求されると思うんですが重くて大きいモニターを抱えて、しかも高さ140cmの天井で作業するとか二人いても相当至難の業です。
あと高さが足りない(ずっと言ってるけど俺が悪い)のでモニター裏の配線いじくりたかったら一度机の上・近辺にあるキーボードとか背の低いやつ以外全部捌けてあげる必要があります。
それにモニターアームだって制約が発生してきて、重いので安定感のあるやつ選ばないとグラついたり2つモニターなり付けれるタイプだと片方がアームの長さの問題で使えなかったりします。
というか僕の場合VESAの規格が通常のPC異なるため変換アダプタを購入しましたし、前使ってた廉価製品が安定感なさ過ぎ+ネジ舐めるくらい締めたのに前に傾いてくる始末だったので買い替えました。
(もう片方にはmacbookを置いてる)
部屋の中の模様替えというか、レイアウトの変更は正直前みたいに気分転換くらいのペースでしたくないです。というかモニター壊しそうで怖い。
・シングルモニターで完結できるのは便利だけど、完結しない(使用体験を損ねる)ものもある
基本ネットサーフィンとかは散々言ったように1枚で完結させられます。
ただ中には体験を損ねるものがあり、没入体験を複数人で共有するものなどです。
没入体験と言っても様々で、動画コンテンツ一人で見るくらいだったらむしろ1枚でいいんじゃね(他がノイズになるから)とは思っているんですがここで言う没入体験とは他の人とするタイプのゲームですねDiscord使うとか。
体験談なんですが4K1枚の場合でフルスクリーンで原神マルチプレイ、同時にDiscordでボイスチャットなどする場合に(ボイスチャットの人だけなら)オーバーレイ表示とか上手く使って1枚で完結するかもしれませんがテキストベースでコミュニケーションする人がいると結局macbookでDiscordを開いて…という風になり非常に不格好でした。
まぁ別にラップトップでなんとかできる、する人ならいいよね~って感じなのですがシングルに統合できるのでればれそれこそが至高!という訳でもなく色々デメリットもあるようです。
例えばオンラインミーティングでモニター1枚共有しておいたほうが複数ソフト跨ぐし情報保護の観点で楽から便利だよね、といった場合とか。
ツール使えば何とかなるだろ、的な点もあるかとは思いますが1枚丸々共有に使えるというロスが発生するのは避けられないのでそこがなぁ、となります。
あと画面スケーリングによっては見えねぇと言われるので共通規格的でのFHDを再認識しました。
・ザコグラボだと死ぬ
RTXとかGTX1650番台以降使ってる人にはあんまり関係ない話題かなとは思います。というかこのnote見てる人大体リテラシあるからそんくらい持ってるでしょ(暴論)
僕は当初windowsで750Tiとかいう古のカスグラボとmacを使っていたので当然winでの4K出力には苦労しました。(一応HDMI 1.4aかbだっけでの4K出力には対応している 色域が犠牲にはなるけど…)
VRAMは2GBだしシングルファンだし今では考えられませんが基盤は剥き出しです。
今ではそれなりのグラボに乗り換えていたのでまぁ…なのですがその時は4K動かすときでもまぁまぁキチキチだったのでmacで使っていた記憶があります。
というかそれなりのグラボでも4Kの動作だとFHD比で少々もっさりすることがあり4Kでブラウジングなりマルチタスクやってる時点でそれなりに負荷はかかるものなのかな?という気はします。勘違いだったらごめん
・30インチでいいだろ感
これは結構あって、21インチとかは確かに小さすぎてppi問題で結構視認性悪いだろ感はあったのですが30インチ超のサイズにサイズダウンしても結構見えそうだし、何よりデスク上の取り回しが良くなりそうなのでこれでいんじゃね、という感想です。
30インチくらいになると最低グレードの値段は格安4Kテレビよりは多少張りますがPCモニター想定の商品がほとんどになってくるのでデカさと取り回しのいいとこ取りができるかなという感じです。
・まともな4K買うなら上位互換相手になる8Kが予算的にやや視野
これは最近自分の中で結構ある、僕が4Kテレビを買った2021年ではまだ8Kって夢の話だよね~感があったのですが最近は割と現実感があります、マジです。
LGとかのテレビが結構安価で下手すると10万を切っている時もあります。
4Kテレビでもそれなりのものを買おうとすれば平気で10万超えたりするのでそれなら8Kのやつを10万前後で買ってもよくね、という思想で(僕は当時予算が貧弱だったので選ばなかったと思いますが)画素数大好きマンなので今から買うなら4K!とは絶対ならないですね…8K導入するならHDMI/DPのバージョンとかグラボ、テレビ側の入力端子も気にしないといけなくなりますが…(予算のテレビ代というか4割くらいグラボ代になりそう)
まとめ
4K43インチテレビには夢がある
いいよね。
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最後までご覧いただきありがとうございました。