ボイトレ編③【声の安定化】
ちゃっす!Shiki です☆
お久しぶりの更新になります。
皆さんが悩んでることに焦点を当てて行かないと、正直「YouTube見て?」で解決できるようなことばかりなので、noteは皆さんが多く悩んでいることについて言及する場所にしようかなと思います。
という訳で…
今回は、昨日まで行われたシキ鯖ボイトレ第二回において、特に質問の多かった『歌声を安定させる』について解説します!
①ボイトレとは?
まず、原点に一度戻って来ようと思います。
何故なら『声の安定』に一番重要な意識だからです。
皆さんと話していると、やはり僕も昔、講師の方から教わらない限りずっとそう意識していたことにもなるのですが…
◇ボイストレーニング = 歌の練習
では、ありません。
まあ、音域を広げる練習もあるので、一概に「違う!」とは言えないのですが、意識を変えることは大切です。
ボイトレで一番意識することは?
『ボイスのトレーニング』です。
『声のトレーニング』であり、『シング(歌唱)のトレーニング』ではありません。
皆さんは歌い手、ボーカリストなので、歌唱面に対する意識が非常に顕著にご質問されるのですが、ボイトレとは、MCやナレーター、声優業界でも言われている言葉ですよね。
「声優は歌が上手い」と言われるのも、ボイトレをしているからです。
方向性、つまり声優なら声のお仕事・ボーカルなら歌唱、と、用途は違いますが、扱う筋肉や発声は同じだと意識してください。
②話す声を安定させよう
上記の意識が出来た皆さんなら、この説明もスルリとそうめんのように飲み込めるかと思います。
ちなみに僕は胃下垂なので、そうめんだったら6時間くらい永遠と食べられるかと思います。ちなみにマウントです。
歌唱の前に話す声を安定させる
この部分が、歌を歌うにとってすごく大切な部分になります。
皆さんは、一定の声量で、しっかり通る声で、MCを出来ますか?
参考になるものは、僕の普段の喋ってる動画になります。
僕の動画を見て下さっている方は多いかと思いますが…
改めて下記を意識して聞いてみて!
どんな感情でも一定の声量を維持
ずっと早口なので活舌を意識
男性の低い喋り声ではなく、上向きの通る声
言葉に対するアクセントの取り方
ここまでの説明は、本当にシキ鯖限定公開になります。
僕の動画って実は、『ボイトレを教える動画』であり、同時に、『声の安定化の目安になる動画』にもなっているんです。
③声を安定させるには?
②までの内容を加味した上で、言及していくのが、『腹式で声を安定させること』になります。
腹式で声を安定させ、話すことが出来たら…
活舌が良くなる
一定の声量で歌える
通る声で歌える
歌詞に抑揚が付けられる
アクセントで表現力が付けられる
喋れるようになるだけで、上記のことが出来るようになります。
当然、歌のみ集中して練習してきている方で、話し声は小さいけど歌はめちゃくちゃ上手いAdoちゃんとかいう化け物もいます。
ですが、皆さんは化け物を参考にしないでください。
変な癖が付くし、一つでしか使えない歌声になる危険性もあります。
一応、この辺で再度改めますが…
上記5点で、『安定した声で聴き応えのある歌声で歌える』ようにはなりますが、『表現力のあるピッチの取れた歌声で歌える』にはなりません。
あくまで、声のトレーニング、声の安定を目的とした練習です。
そこだけ誤解釈しないよう、注意してください。
④最後に練習法
何故、最後に練習法を書くかと言うと、意識することってボイトレするにおいて何よりも大切だからです。
音域を上げる練習でも、闇雲に高い声出していても、喉締めになったり、裏声にしかならなかった経験ありませんか?
鼻声(鼻腔共鳴)を意識して、上向きの声で、どこに意識を持って発声するか、が大事になるポイントだからです。
それでは練習法のご紹介
①限界までロングトーンで伸ばす
ポイント
・喉はしっかりと開ける!
・「ンガー」と声を出すのが最適!
・声をブレないように一定に保つ!
・お腹を徐々に凹ませよう!
・キーは低音から中音まで全て!
こちらは、息が切れる限界まで声を出しましょう。
最初はある程度大きな声で、『しっかり安定させる』を一番注意して行ってください。
②徐々にロングトーンの声量を落とす
ポイント
・①が出来てから行ってください
・本当に少しずつボリュームを下げ、安定をずっと意識してください
・声量を落とすと言うことは、『更に長くロングトーンも伸ばせるようになる』ことを意識してみてください。
何故、声量を落とす練習をするかと言うと…
僕の動画でも説明があったように、バカデカい声でしか歌えないなんて歌が上手いとは思えないからです。
小さな声、つまりは抑揚をつけ、バラードチックな場面でも安定した声量を維持して歌えるようにする為の練習になります。
まだまだ補足したいことは多いのですが、沢山のことを一度に説明して、皆さんの注意が疎かになってしまっても嫌なので、今回はこの辺で!
地味な練習かも知れませんが、一番大切な基礎。
プロの現場であればどこでもやらされるトレーニングです。
めげずに頑張ってみてください。
きっともっと歌うことが楽しくなるはずです。
僕も負けないように精進するので、夜露死苦!
2023.2.12 記述