stationFebruaryへようこそ!(禍話リアルライトplus)
こっくりさん禁止の学校〘 ほぼ放送のまま〙
こっくりさん禁止の学校の話をしていこうと思うのですが、こっくりさんとかしたことありますか❔
うちはギリギリでしちゃいけませんとか全校集会で話してました。でも実際しちゃったりしてね、真面目で優等生の女子がしちゃって鉛筆で手の甲ぶっ刺しちゃったりして、その子とは全然仲良かったわけではなかったのでよくは知らないんですけど、同窓会とかでいまだに手の甲に鉛筆の芯が残ってるんですって。
いや〜こっくりさんってよくないなーって思うんですけどね。
エンジェルさんとか色んな呼び名はあるけど同じじゃねぇかっていうね。
こっくりさんに聞いちゃいけないことがあるんですよ。
それは人の死ぬ時期を聞いてはいけないという。
これを破るとどうなってしまうのか。
小学生の女の子の話なんですが、こっくりさんをしたんですって。
でも小学生ぐらいなんですぐに聞くことが尽きてしまいました。
せっかくこっくりさんを呼んだんだしというよくわからないこっくりさんを持て余したみたいになっていまったんです。
で、後どうしたかっていうと、彼女の母方のおばあちゃんのことが結構嫌いだったそうなんですよ。
なぜか他の兄弟は貰っているのに自分だけ結構お小遣いを貰えなかったり、なんか言葉が自分にだけ冷たかったり。
理由はわからないけれど。
で、その時そのおばあちゃんは入院していて、危ないと言われてまた復活してと老人の体調は変動が激しいから。
で、彼女はおばあちゃんのフルネームを言って「〇〇さんはいつ死ぬんですか?」と聞いたんだそうです。
するとそれまでとりあえずゆらゆら動いていたんです、はい、いいえとかとにかく勝手に動いていたらしいんですけど、ピタッと止まって動かない。あれ、動かない…えっ?なんだなんだと思っていたら、急に10円玉がスーッと動いていいえに止まる。
答えになってないですよね。
誰かがこれはおばあちゃん死なないの?死なないってことなのかな?ってなったんですけど、ちょっと待って、も一回聞いてみようと「〇〇さんはいつごろ亡くなりますか?」いいえ。
今度はすごい速さでいいえに動いたんですって。後は何を聞いてもいいえ、いいえ、いいえ。怖いと思って、お帰りなさい。それにもいいえ。
なんか怖いなと思ったのでそこはローカルールールでこっくりさんが帰るのを拒否してもなんとかなる技でおわらせたそうなんですよ。
で、そんなことはわすれてしまっていた頃、
おばあちゃん危篤やでってなって、もう病院にこれは明日おもしれんということで行ったんですって。
自分は孫なので近くまではいけず、おかあさんーおかあさんーとか言ってるのみんなで。
うーんって見ていたらなんかおばあちゃん手をぎゅーって握りしめているんですって右手を。
なんか苦しいから最後のあれなのかななんて子供ながらにうわっこうなんか人が死ぬところって残酷だなって思っていたら結局ダメでそのまま亡くなってしまったんです。
そしたらぎゅーって握っていた手が弛緩してくるでしょ、ゆるんでくる。
10円玉落ちてきたんですって。
彼女うわぁってなって。
おばあちゃんなんで10円玉なんてって家族はわからないからえーって。
でも彼女だけはゾーってなったそう。
これは別の女の子から聞いた話なんですけど、その子は自分よりも10歳年下でこっくりさんブームなんて終わったあとなんですよ。
高校生になった時に生徒手帳が配られるでしょ?まぁちょっと暇な時にバーっとみたんだそうですよ、全校集会かなんかの時に。
そしたら最後らへんにこっくりさん禁止って書いてある。なんか古臭いなって思ったんですってあ、これ、校則を最初に作った時から内容を一度も変えてないんだろうなって気軽に思ったんですって。
でもその後でなんどかスカートの丈とかはちゃんと変更されてるって知って、じゃなんでこっくりさんのところだけね、要らないんだから削除すればいいのにね、そんな一文いらないんだから、そんな一文無駄なんだから。
ぜんぜん流行ってないんだしおかしいな、なんて。一回先生にも言ったことがあるんですって、先生も「そうだよねー」って。
「昔なんかあったんですか❔集団ヒステリーとか」「特に聞いた事ないんだけどね…。」で、結構年配の先生にも聞いてみたんですって。
興味持っちゃって。「これなんで残してるんですか」年配の先生は「なんか昔人死が出たとかではないんだけどなんかトラブルがあってそれだけはのこそうと。PTAのやかましい方がなんか言ってそれだけはのこしている」と、でも結局理由はわからない。
長老みたいに学校にいる先生でもわからないって。
へぇって思ったんですって。
ある時夏休み前だったらしいんですけど、家に帰って宿題をしようとしたら学校に忘れたんですって。朝、ちょっと早めに行ってやれば全然間に合うような宿題だったらしいんですよ、簡単なプリント一枚ぐらいの。
でも彼女真面目な人で、今までの話からも疑問なことはその場で聞いちゃうような人だったんで、即断即決というね。
だから宿題を学校に取りにいこうと思ったんですって。
帰宅部だったんですけど、そのまま学校に行ったら、学校もう真っ暗なんですって。わずかにグラウンドの一部で部活しているぐらいで真っ暗で怖いんですって。
ただ彼女昇降口行っても真っ暗なんですけど、勝手知ったる自分の学校ですから、もう大体わかるから普通に上履きに履き替えたりして、電気つければいいんですけど、使うのは自分1人でめちゃくちゃつくんですよばーっと。
それはちょっと良心が咎めるっていうか、真面目ですからつければいいんですけど別にわかるし、その学校は警備システムがしっかりしているから変な侵入者とか特にいないし、まぁわかるからいいやと宿題を取りに校舎に行ったんだけど、校舎なんて誰もいない。
いよいよ自分だけで、自分のスリッパの音が響くのがちょっと怖い。
怖いなーなんて思いながら階段行って踊り場があって階段みたいなで自分の3階の教室まであかりもつけずに行ったんですって。
すごいですよね、自分だったらブルったらすぐつけるんだけど。
階段も廊下も全部つけずに行って。それでもまぁまだ微妙に明るかったそうです。
見えないことはないぐらいな。で、教室行ってあかりもつけずに、暗くても自分の机ってわかるじゃないですか、パッと行ってプリント取って、よしよしってじゃ帰ろうと。
はっとしたら周りが暗くなっていることに気づいたんですって。
夕暮れって早いじゃないですか、暗くなるの。
うわっ早いなって思ったけど、まぁ後もう帰るだけだし、後は階段通るだけだしと、帰ろかえろっと階段にさしかかったら、あれっ踊り場に人が何人かうずくまってる。
えっ?えっ?行きにはいなかったし、しかも自分しかいなかったから音が響いていたぐらいだし、人が、何人かいたら即聞こえるじゃないですか、えっえっ?なになにと思ったらなんかね、2人はこちらに背を向けてしゃがみ込んでいて後のふたりはこっち向きではあるんだけど暗いから顔は全然わからなくて、なんだと思ったらなんかぶつぶつぶつぶつ小さい声でなんか言ってる。
なになになに?ちょっと様子を伺いながら見ていたら、こっくりさんこっくりさんこっくりさんこっくりさんこっくりさんこっくりさんとずっと言ってる。ええええっなになになになに。
こっくりさんやってんのはてな怖いなーなんて思いながら見てたら、ずーっとては動いてるっぽいのね、4人とも。で、こっくりさんこっくりさんこっくりさんこっくりさんって言ってる。
おかしいなって。彼女こっくりさんは素人なんだけど、普通こっくりさんこっくりさんいらっしゃいましたらおいでくださいとかきてるんだったら質問しているじゃないですか。
なのにずーっと4人が口を合わせてこつくりさんこっくりさんこっくりさんこっくりさんって言ってるんですって。
ちょっと異常じゃないですか。状況が。うわっておもって、もちろん反対側にもある階段から降りたっていいんですけど、そうしようかなと思ったんですけど、真っ暗です廊下。で、ちょっと尻込みしちゃう。
彼女の中で、変な話なんですけど、ずっとここでこっくりさんこっくりさんって行っている連中が、もしですよ、もし、反対側の階段に行ってもいたらどうしようという気持ちが芽生えちゃってそこから動けないんですよ。
そいつらいるまわりはもっとどんどん暗くなっていくんですよ、夜の6時とか7時とか真っ暗な踊り場で見えるかどうかわからない紙の上を走っていく10円かどうかは知らないけどずっとこっくりさんこっくりさんと。
そのはじめも終わりもないじゃないですか、彼女もその場に凍りついて額とか顔とか脇とかすごい脂汗を垂らしながらこれ何これ何これいつ終わるのっていうかこっくりさんなんだから質問しなきゃダメじゃないの?と思ったらいきなり、「こっくりさんこっくりさんこっくりさん忘れ物を取りにきたんですか?」
えって思って見たら…。4人が自分の方をジーッと見ているのがわかるんですって。
うわぁーって言ってそこからの記憶がないんですって。
気がついたら学校に一番近いコンビニにスリッパ履いたままいたんですって。
履き替えずスリッパのままそこまできてしまっていて、はっと気づいたら店員さんが、「大丈夫ですか?大丈夫ですか!大丈夫ですか?」って。アイスを見ていたんですってボーッと入ってきてからずっと何もせずに動きもせずにただボーッとアイスを見ていたんですって。
大丈夫ですかと言われて、ええって気がついて。そこの踊り場で言われてからコンビニまでの記憶が一切ないんですって。恐怖のあまり全力疾走したであろう汗をかいていたんですって。
と、いうお話でした。
いやー怖い怖いですねこれ。嫌だなー。さて、こっくりさんって超メジャーですよね。知らない人いないってぐらい。でも若い人はやったことないって人多いかも知れないですね。
私はちょうど全盛期っていうかね、でもこっくりさんはやったことないんですよ。
私の住んでいるところではエンジェルさんでした。エンジェルさんはやったことがあってまあ、ちゃんと終われずにパニックになり学校で問題になりしちゃいけませんになりましたけどね。
こっくりさんは西洋の「テーブルターニング」が起源と言われています。
テーブルターニングはテーブルの上に手を置くとテーブルが勝手に動き質問に音や傾きで答えを返してくるもので、19世紀後半にアメリカやヨーロッパで広く流行しました。
科学的には意識と関係なく体が動くオートマティスムの一種と考えられています。
こっくりさんは通常狐の霊を呼び出す行為と信じられており、机上に「はい、いいえ、鳥居、男、女、0から9の数字、五十音表」を記入した紙をのせその上に10円玉(えんぴつ)をおいて参加者全員の人差し指をおいて力を抜いて「こっくりさんこっくりさんおいでください」と呼びかけると10円玉が動くわけです。
テーブルターニングは出席者の中に霊能力がある人を霊媒としてかいし、例の動きでアルファベットなどを記したウィジャーボードと道具を使い霊と交信することもありました。
さて、こっくりさんはいつ頃やってきたのでしょう。
1970年代に後ろの百太郎という漫画の中でこっくりさんが紹介され少年少女を中心にブームになったといわれています。
こっくりさんは海外で行われていたテーブルターニングを船員が日本に伝えたらしく港経由で日本各地で流行ったようです。
最初3本の竹とおひつを使用しテーブルがわりにしていたため不安定でこっくりこっくり揺れるところからこっくりさんと呼ばれていたと言われています。(諸説あり)
と、いうわけでstation Februaryへようこそ❗️の2回目はこれにて終了であります。
動画の方は土曜日の21時にYouTubeにてアップ予定です!良かったらそちらもご覧下さい!アップ後にこちらにURL貼りますね〜
公開致しました。stationFebruaryへようこそ!以外にも朗読動画を沢山あげてますのでチャンネル登録よろしくお願い致しますm(_ _)