「SIKI」活動の切掛と活動の軸など

はじめまして。SIKIです。

肩書きとしては歌い手、クリエイター、様々な呼び方が出来るような活動をしています。
現状公開されている内容だと花譜さんの『青春の温度』のカバー動画が初投稿にして最新になりますね。
もう投稿して2ヶ月も経ったという事実に正直驚きが隠せません。

この記事は個人的な想いを綴ったものになります。SIKIとしての活動としては公開しなくても良いものなのかもしれないですが、私個人に興味を持った方が読んでくれたなら嬉しいです。

さて、本題に入る前に少し昔の話から現在まで遡らせてください。
私は学生時代から歌、音楽、演技、動画制作など様々な事に興味がありました。
そんな中、何となく他の人に自分の表現したものを見て欲しいと思い立ち、動画投稿サイトや音声投稿サイトにアップロードしたこともありました。
バーチャルYoutuberとして活動していた時期もあります。
ですが、私の飽き性な性格が災いして、数本動画を投稿してそのままといった状態でした。

何故か、と今振り返るのであれば「私に表現したいものが無かったから」と言えます。
ただの模倣で、偽物で、劣化コピーに過ぎない。
そんなものを出力して何になるのか、と。
心のどこかで自らが自分の表現を全て否定してしまっていたのです。
それも一つ切掛であったのか、私生活も上手くいかず、希死念慮に苛まれ、自我意識も喪失しかけていた。そんな日々が数年続きました。
不幸自慢がしたいという訳ではありません。寧ろ私は環境には恵まれていた方であったと思います。
ただ、漠然と何かをする意義を喪ってしまっていた。惰性で生きるだけの生き物が居たのだと、そう振り返ります。

そんな私がとあるものと邂逅することになりました。
2022年8月24日 日本武道館
花譜 3rd ONE-MAN LIVE 「不可解参 (狂)」(以下、不可解参 狂)
いわゆる現地参戦でした、アリーナ右後方の座席。

大好きなアーティストの武道館ワンマン、そんな熱が残る中エンディングで流れた新曲『青春の温度』
この曲にひどく心を打たれました。
明るいメロディーに対し、呑み込まれてしまいそうな程の純粋な感情。
見失ってしまった、無くしてしまった何かがあるような、そんな気分に襲われました。

何か、心に蟠りを残したまま。とある人物たちと巡り会うまでその正体には気付けぬままでした。

3名。本人は当然のように接してくれただけかもしれないけれど、私に気付きを与えてくれました。

一人目は「仄白昏」
『青春の温度』のカバー動画ではバックコーラスとして協力してくれました。
個人的な友人としてのやり取りもありましたが、何より『物語は紡がれる。』で映像班、コンポジターとしてプロジェクト運営に参画させてくれたのが大きいです。
燻っていた私の創作/制作意欲に熱を注いだのは間違いなく君だ。
良いものを、より良いものにする。その一心で全力をかけてプロジェクトに臨むことが出来ました。
勿論、他のプロジェクト参加者あってのものだけれど監督が「仄白昏」だからここまでやり切れた、そう強く感じるのです。
2025年からはクリエイター『magicblue』として、改めてよろしく。

二人目は「リル」
友人、ですね。時折一緒に遊ぶ趣味の合う友人。
身近な人物で一番「くらった」のは正直この人だと言わざるを得ないです。
あらゆる表現が私の成したかったモノの先を行っていた。でも、彼の表現は絶対に完成形ではないのです。
もっとも、彼の真似なんて出来ないし、するつもりもない。ただ、いつかどこかで追い付いて、追い付かれて共に並んで表現をしたいと。
そう、強く思わされたのです。
正直、君に対する思いは言葉にするのが余りにも難しいから、これ以上はいつかの私に任せることにします。
一番「くらった」のは『不器用な男』のカバーです。

そして三人目は「とかげるい」
『青春の温度』のカバー動画ではイラストとバックコーラスとして協力してくれました。
仄白昏とリルが原動力となったとするならば、実際に飛び立つ勇気を持たせてくれた人物です。
私の歌を初めとした、私の表現するものを強く肯定してくれてインターネット上にコンテンツを公開する最後の決断が出来たのは絶対に君のおかげです。
これからもSIKIの表現に付き合ってくれると嬉しい。

他にも影響を受けた人物は居ますが、この3人のうち誰かとの関わりがなかったら恐らくSIKIは居ません。
それでも、私と関わりを持ってくれた全てに感謝を。

さて、SIKIの活動は次の3点を軸に据えています。
1.自分の“好きなもの”を表現する。
2.可能性を拡張する。
3.誰かの世界を壊す。

1について
結局、表現したいのは“好きなもの”でした。
世間一般から見て、プラスでもマイナスでも私にとっての好きを表現する。それが「やりたいこと」であり、SIKIが世界に向けて発信するものです。

2について
誰しも何かしらが出来る可能性を秘めていると私は考えています。
ただ、それが時間的問題であったり技術的課題であったりを抱えてしまっているせいで現実のものにできない。それはとても惜しい事であると同時に悲しい事だと感じます。
私は0を1にするのは苦手ですが1を更に大きくする事は得意です。だからこそ、誰かの可能性を拡張したいのです。

3について
これは一つ、目標のようなもので2の延長線上にあるものです。
強い言葉を使ってはいますが、「価値観」とか「考え方」のようなものを外側から殻を破るように影響を与えたいのです。
何処かの誰かに何かの影響を与えたい。そんな想いを込めて“世界を壊す”と形容させてください。

以上、雑多な文章ではありましたが活動の切掛と活動の軸の備忘として残したいと思います。

2024.10.27 SIKI


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