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鳥海さん改刻の石井書体。素晴らしき石井茂吉の残した文字を現代へ──

・未だ改刻の石井書体をじっくり観察できていなかった。

・鳥海さん監修しているのはかなり信頼感があって嬉しい反面、「改刻書体は游ゴシックやこぶりなゴシックと似てる」という情報をどこかで見かけてしまい不安が心に残り見られていなかった。

・でもやっと見た。改刻版の石井ゴシック目に入った途端「あぁ石井だ…本当にあの石井…」と心が感激をした。それに「違う。違うよは游ゴシックやこぶりなとはやっぱり全然違う。あぁこれが現代に甦った石井書体か…」と感心して涙を流しそうになった。

・改刻の妙があり、良い具合に落とし込まれている。

・現代のデジタルディスプレイ環境や向上した印刷精度には写研時代の文字盤や電算のアウトラインは言ってしまえば荒削りだ。印字過程でできる墨溜まりありきのものだったと思う。

・それを現代の使用に耐えうるものに、かなの骨格は活かし、漢字はバランスや濃淡を調整して現代の游ゴシック勝るとも劣らないほどの高品質な書体としてまた、現代に石井書体が謳歌を見せてくれるであろうことが本当にうれしい。

・ありがとう鳥海さん。


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