医事コンピュータ技能検定試験とは?試験概要と特徴を徹底解説!
医事コンピュータ技能検定試験の概要、難易度、合格率、試験の特徴などを解説していきます。
本記事でわかる事。
医事コンピュータ技能検定試験とは?
医事コンピュータ技能検定試験概要
医事コンピュータ技能検定試験難易度・合格率
医事コンピュータ技能検定試験特徴
上記の内容について解説していきます。
医事コンピュータ技能検定試験とは?
医事コンピュータ技能検定とは、診療報酬請求事務をコンピュータ(パソコンなど)を使ってどれくらいできるのかという能力を測る民間資格です。
医療事務の現場も年々IT化が進み、今やほぼ100%どこの病院でもレセコンを導入しています。
試験の学習を通して、医療事務やコンピュータの基礎知識、 レセコンを使って正しくレセプト作成をするための基本的な知識を学びます。
試験は難易度の低い順に3級・2級・準1級の3種類に分かれています。
2級以上に合格すると、医師事務作業補助技能認定の1つの条件を満すことになります。
レセプト、レセコンって?
レセプト・レセコンとは、医療現場では当たり前に使われていますが、一般には知られていない用語です。
そこで、少しこれらの専門用語を解説していきます。
レセプトとは、診療報酬明細書のことで、診療に要した費用を記したレシートのことです。
具体的には、1回の診療行為にかかった費用の明細を所定の形式で記載し、それらをまとめて1月分の診療にかかった費用をまとめたものです。
レセコンとは、レセプトコンピュータのことで、レセプトを作成するためのコンピュータシステムのことです。
9割以上の病院や薬局で使われているので、医療に関わる仕事をする人なら、必ず使いこなせなければなりません。
医事コンピュータ技能検定試験概要
医事コンピュータ技能検定試験概要は、以下になります。
医事コンピュータ技能検定
試験概要
ホームページ・
受験申込・問合せ 一般社団法人
医療秘書教育全国協議会
受験資格 受験資格の制限はなく、
どなたでも受験できます。
願書申込み
受付期間
4月中旬~5月中旬
9月中旬~10月中旬
受験料
(税込み)
準1級:8600円
2級:7500円
3級:6400円
2級・3級併願:13,900円
準1級・2級併願:16,100円
試験内容
領域Ⅰ 医療事務
領域Ⅱ コンピューター関連知識
領域Ⅲ 実技(オペレーション)
試験日程
6月中旬
11月中旬
受験地 全国各地(会員校)
合格基準 各領域すべてで60%以上の正解率
で合格となります。
出題範囲の3つの領域の解説
「領域Ⅰ」は、医療事務の実務・診療報酬の算定に関する知識が問われます。
医療保険制度の基本知識から、外来会計の算定、診療明細の基礎問題など、算定に関しての幅広い技能が必要となります。
「領域Ⅱ」は、医療とは無関係です。
単純にコンピュータに関する知識が審査されます。
ネットワークやデータベースの基礎的知識・セキュリティ対策など、専門的な出題がされます。
工学科で学ぶような知識が必要になるため、この領域が一番苦戦するかもです。
「領域Ⅲ」は、レセプトコンピュータを使ってレセプトを作成する問題が2問が出題されます。
カルテや診療伝票を参照しながらコンピュータに打ち込みレセプトを作成します。
実務的な技能を問われる試験です。
その他、診療算定の点数を選択する問題が20問です。
回答はマークシート方式です。
領域Ⅰ・領域Ⅲは資料の持ち込みができます。
医事コンピュータ技能検定受験者の声
パソコンでのレセプト作成能力を審査する試験ですので、レセプトを作成する実務の経験や知識がないと厳しいです。
逆言えばその他の医療事務の資格をもっていればパソコン分野をしっかりやれば大丈夫です。
医事コンピュータ技能検定試験難易度・合格率