2級ボイラー技士資格を効率よく取るために考えるべきこととは?
近年は簡易ボイラーの登場により、需要が減少傾向にありますが、その分ボイラーのスペシャリストの需要が高まっています。ボイラーに携わるためには必ず必要な資格で、2級ボイラー技士資格がまず第一歩の国家資格です。
この記事では、ボイラー技士の第一歩である2級ボイラー技士について、具体的にどのような受験資格があるのか、また取得する際のメリットなどを紹介していきます。受験を検討されている方は是非とも参考にしてみてください。
2級ボイラー技士とは?
2級ボイラー技士は、全てのボイラーを扱うことができます。ボイラーとは大変高温・高圧になるため、一歩間違えると爆発などの深刻な災害を引き起こしかねません。そこで、ボイラーを正しく扱うスキルを持ったことを証明するものがボイラー技士という国家資格です。
2級ボイラー技士の試験を受けるには?
試験概要
2級ボイラー技士の筆記試験は、3種類の資格の中で唯一受験資格がありませんが、2級ボイラー技士になるためには、筆記試験の合格と実技講習の修了が必須となります。
受験資格
2級ボイラー技士の筆記試験に受験資格はありませんが、申込時に本人確認証明書(運転免許証や保険証など)の添付が必要です。
そして、試験の合格だけでは免許を受けられません。「筆記試験合格+実技講習の修了」もしくは「筆記試験合格+一定条件における実務経験」が揃って初めて免許を取得できます。実技講習に関する事は次の項目でご紹介します。
<日程・会場>
公益財団法人安全衛生技術試験協会が、全国7ヶ所にある安全衛生技術センターで月1~2回試験を実施しています。このため、あなたの都合にあわせて受験日を選べます。試験日程はこちらのページでご確認ください。くわえて地域によっては、年1~2回程度出張試験を行う場合もあります。試験日程や試験会場は、こちらのページでご確認ください。
<受験料>
6,800円(非課税)
試験科目について
各科目10問/計3時間
① ボイラーの構造に関する知識
② ボイラーの取扱いに関する知識
③ 燃料・燃焼に関する知識
④ 関係法令
2級ボイラー技士の試験時間は、13:30~16:30の3時間です。
<試験形式>
5肢択一式のマークシート方式です。
<合格基準>
全ての科目で4問以上、かつ合計24問以上の正解で合格となります。
2級ボイラー技士の講習って?