ポモドーロ・テクニックは脳を使いこなす最高のツール。
ポモドーロとはトマトのことですが、『ポモドーロ・テクニック』というのは、トマトの形をしたキッチンタイマーを使って効率の良い仕事や勉強をするテクニックのこと。
知ってる人が多いと思いますがおさらいです。
1.実行するタスクを決めます
2.ポモドーロタイマーを25分に設定します
3.タスクに取り組みます
4.タイマーが鳴ったら作業を終了し5分休憩します 2~4を4回繰り返し、15分間休憩します。
休憩中は、何ターン行ったか記録していきます。
-Wikipediaより-
この繰り返しで、仕事や勉強を進めていくのですが、私は一度チャレンジして挫折しました。挫折の過程、再チャレンジしたきっかけと成果について書いていきます。
忙しすぎて必要ないモノだった
仕事や勉強の効率が上がる…?
会社員時代、建築系の会社にいた私はポモドーロ・テクニックを使う時間がないほど仕事に追われていた。朝から夜中まで1秒たりとも無駄にしないで時間を使おうと生きていた。
その中に宅建の勉強を組み込むことが難しく、頑張った挙げ句に落ちている。(過去の記事で書いています)
当時の私の時間の使い方は『1秒も無駄にしていない』という自信があった。だからポモドーロ・テクニックは必要ない。時間を上手に使えない人、サボる癖がある人が使うテクニックなのだ、と思っていた。
しかし、私の時間の使い方には決定的な穴があった。
時間を作るには睡眠時間を削ればいい。ゆとりと休息の不足。
ポモドーロ・テクニックを習得してしまった私にとって、過去の私は愚かで仕方ない。
仮に”勉強が足りなくて”とか”やり方が悪くて”などの理由を取り除いたとして、本当に仕事の効率がよかったかと聞かれると確実に”NO”だ。
どんな仕事にも、ある種のひらめきが必要だと思う。過去に得た知識を頭の中から引っ張り出す作業や、新しい情報・技術で実現可能な提案もどんどん増える。
現代の情報化社会で、脳に休息を与えないということは自殺行為に等しい。
メンタリストDAIGOさん、『脳の疲れは思い込み。』
上で、「脳を休めないのは自殺行為」と書いたが、本来『脳の疲れは思い込み』らしい。私自身は脳科学の知識がないので、参考図書から引用する。
*人は行動ではなく『意思決定』で疲れる
*目の前の作業に振り回されている人は集中力が続かない
*同じ作業をしていても、どこに意識を向けるかによって、結果に差がつく
*集中している人ほど、短時間で休憩を挟む
-参照 図解 自分を操る超集中力(著者:メンタリストDaiGo)
メールが来てたらすぐに返事をするために調べたり確認したり、つねにくるくる動いていた。お客様の電話もどんなときでも出た。これはつまり‥
『目の前の作業に振り回されている状態』ではないだろうか。
そういう仕事をこなして、仕事ができると思い込んでいる人はたくさんいるような気がする。私もその一人である。
1回目のChallenge is 失敗。
DaiGo先生の本を読んで、宅建の試験や大学の授業のスケジュールを立てるも失敗。理由はこちら。
あ~…という読者の声が聞こえてきそうなので、説明はしない。
お説教されて、2回目のChallenge。
こちらは、クラウドファンディングのリターン画面。お友達が池尻大橋に本屋さんをオープンするため支援しました。こんな面白いリターン、選ばないわけない。
とは言いつつ楽しく談笑して終わるかと思っていたら普通にお説教をしていただきました。なにかに悩んでる人の役に立ちそうなので、会話をそのまま載せます。
花ちゃん「今気合を入れたいこととかありますか?」
わたし「大学の課題が進まないのです。基礎すぎて、やる意味あるのかな?とか考えちゃって、モチベーションが上がらないんです。」
花ちゃん「どれくらいの時間で終わる課題ですか?」
わたし「あ~…どれくらいだろう?わからないのです。とにかく手を進めればいつか終わるとはわかってるのだけど。」
花ちゃん「なるほど。じゃあゴールが見えないのですね。どれくらいで終わるか把握することが大事です。」
わたし「なるほど…!」
花ちゃん「ポモドーロ・テクニックってご存知ですか?」
わたし「えぇ…しかし、かくかくしかじかで。」
花ちゃん「これは辛そうw(※アラーム地獄画像参照)。ポモドーロ・テクニックのアプリを使ってみたらどうでしょう?」
わたし「そうですねぇ(どうせ私のアラームと同じような感じでしょ…)」
⇑黙ってDL。
成果発表
2月2日に花ちゃんのお説教を受けてからやったことはこちら。
*課題の全体像の把握
*カレンダーに振り分け
*BeFocusedに項目の入力
結果
提出した課題は昨日、大学から成績表が届きオール「A」という評価!嬉しくてやっとnoteを書いている。
使い方!
すごく便利なのだけど、英語なので設定方法をご説明します。
午後の時間では、25分やって5分休憩。お茶を飲んだり、スクワットしたり。
その次の25分を頑張ると、15分休憩。ここで夕飯の支度。
そしてまた25分やって、休憩。
4回目の25分のあとの15分で夕飯の支度の続き。
なんと、勉強も課題もある程度進んでいるし、夕飯の支度も終わっている状態。
このテクニックを使って欲しい人。
時間を上手に使えない、サボリりグセのある人は自覚的にアプリに手を付けられると思うので心配していません。
ポモドーロ・テクニックを、サボる人のものだと思っている勘違いさん。
夜中まで仕事をしているがんばりやさん。
忙しい時間を楽しく過ごしている、がんばりやさん。
世の中の、全頑張り屋サンに時間の余裕が少しでも作れたらいいなと思います。