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呼吸とアート

おかげさまで4月は定員に達してしまいトレッキングツアーの予約は締め切りました。
雑貨屋も9日から再開する予定なので完全OFFの日は飲み会の翌日くらいですね笑
 
近年の傾向としてガイド付きツアーでトレッキングをすると楽しいと思ってくれる来訪者が増えたように感じます。
嬉しいことですね。
様々な地域のネイチャーガイドは殆どの方が豊かな感性と楽しいトーク、
的確な安全管理をし、毎日勉強していて向上心とサービス精神豊富ですので
どの方を選んでも失敗はないのですが、多分とーっても大切な「呼吸」があります。

視界不良の中でポーズ!(平均年齢72歳)

ホームページで大体のショップやガイドさんの傾向は見えますが
実際に会ってみないと分からないですよね。
ツアーが始まったらちょっとイメージと違ったとかあると思います。
静かなトーンで包容的なトークのガイドかと思ったら、めっちゃ喋る賑やかなガイドだったりとか。

そこでガッカリしないでくださいね。
ガイドも始めは緊張してます。
今日の参加者さんにツアーを楽しんでいただくため、
気付かれないように様子伺いしています。(私だけかな?)
楽しんでもらえるか不安でいっぱいいっぱいなのです。(私だけ?)
ガイド歴18年ですが、毎日緊張と不安でツアーが始まります。
なので、今日の担当ガイドさんの個性を楽しんでみてください。
ガイドと阿吽の呼吸が生まれます。

八丈小島を持ち上げる

ガイドも今日の参加者との相性を気にしながらツアーを開催しています。
楽しんでもらいたい、感動してもらいたい、(地域の)リピーターになってもらいたい・・・
そのために様々な工夫を凝らして今日のツアーを開催します。
参加者がガイドに興味を持ってくれたのがわかるとガイドはどんどん嬉しくなってサービス精神に火がつきジャンジャン楽しませようとしてくれます。

そうです。
参加者がガイドを教育しているのです。
参加者とガイドの呼吸が合えば合うほどツアーが面白くなります。
決して、ガイド=教える人、参加者=教えられる人ではありません。
双方のキャッチボールがあってこそツアーが成り立つのです。
そうは言ってもどうして良いか分からない方は、
感性を小さな表現でも良いので顔や声に出しましょう。
嬉しい、不思議、面白い、興味ない、疲れてきた、もっと聞きたい、静かにしてほしい…
ガイドは敏感に察知して、参加者の気持ちを汲んでツアーを進めてくれます。

ガイド付きツアーは参加者との呼吸で成り立つんです。
参加者が楽しいツアーだったなと思ってくれた時はガイドも楽しいツアーだったと感じています。

気持ちってシンクロしていくんですよね。
ガイド付きツアーって参加者とガイドが作り上げる、
その日限りのアートだと思っています。

参加してくれたちびっ子からのお手紙

今月もお客様と一緒にたくさんのアートを自然の中で作り上げていきますよー。



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