【アスカ見参】裏白蛇TA攻略テキスト
【前書き】
・筆者について
初めまして。しいなと申します。
普段はTwitchやPeerCast等の動画配信サイトでアスカTAをしています。
先日RTAinJapanWinter2022の裏白蛇TAレースに走者として参加しました。
良い機会なのでアスカ見参のTAについて調べてみたのですが、資料や文献があまり見当たらず、この度自分で書いてみることにしました。
思いついたことを逐次追記していきますので、乱筆乱文ですがご容赦いただければ幸いです。
参考までに筆者の裏白蛇TAの最高記録です。
・店主バグ有り:1時間13分41秒
・店主バグ無し:1時間19分42秒
・オープニング
ローグライクは知識と経験が非常に大事です。
知識があれば、深層でも1ターン後に何が起きるかをほぼ想定できます。
経験があれば、数十フロア先を見越した取捨選択を考えることができます。
ただ不思議のダンジョンでは、想像以上の理不尽やドラマチックな奇跡とも結構な頻度で遭遇します。これがアスカTAの一番面白いところです。
TAプレイに対してよく使う言葉に「悩んで出す100点の解答より、悩まずに出す80点の解答」というものがありますが、知識や経験が無いまま悩んでも100点の解答は思いつきません。逆にやり込めば悩まずとも100点の解答を導き出せます。
なので何度も何度も裏白蛇を踏破し、その上で攻略Wiki・動画配信などから情報を蓄え、自身の引き出しを出来る限り多くしましょう。
そしてこのテキストが少しでもその助けになれば嬉しいです。
・注意書き
これから約25,000文字ほどアスカTAについて語りますが、考え方や立ち回りについては参考程度に、あまり鵜呑みにしすぎないようにしてください。
なぜならこのゲームでは一度たりとも同じ状況が訪れない上に、プレイヤーごとに得意な立ち回りも異なるためです。
自分の得手不得手や感覚に合わせてこのテキストの内容を昇華させ、自分だけのTAスタイルを作っていってください。
【店主バグ(店主焼き)について】
・概要
簡単に言うと、火柱で店主系を焼き殺すとアスカの力が10上がるバグ。
ただし失敗するとアスカ見参がフリーズする。もちろん冒険は終了。
また、アスカの向きによってバグの成功率が異なるのも特徴。
・成功率80%:左下・左上
・成功率60%:左・右
・成功率40%:上・右下・下
・成功率20%:右上
・店主バグとは(序)
以下3つの条件を満たすと上記の店主バグが発生する。
【条件①:店主系がアスカを認識していない状態であること】
認識状態については目的地や残り香といったアスカの中でもかなり複雑な仕様が絡んでくる。最初のうちは店主系の視界外に立てば良いと覚えよう。
【条件②:いわゆる火柱を用いて店主に止めを刺すこと】
たまに聞かれるが、火炎草・ドラゴン草・火印ではこのバグは発生しない。
【条件③:火柱の所有者がアスカであること】
簡単に言うと、その火柱で敵が死んだら誰に経験値が入るかということ。
例えばチョーキライから発生した火柱ではアスカの力は上がらないし、カッパが投げた火柱の杖であればカッパの力が上がってしまう。
※ちなみに「店主バグ」という名称だが、店主系であれば誰でも良い。
条件を同じように整えれば店長や大店長でも同様の事象が発生する。
・店主バグとは(破)
では具体的な仕組みについて。まず前提として必要な知識が以下。
【火柱の仕様】
・火柱の中で敵・アイテムが燃え尽きると、火柱の持続ターンが10増加する、火柱のグラフィックを更新する。
【店主系について】
・敵対モードと非敵対モードの切り替えがある唯一無二の特殊なユニット。
これらを踏まえた上で店主バグの仕組みを解説する。
【店主バグの流れ】
①アスカを認識していない状態で店主が火柱で燃え尽きる。
②店主系という特殊なユニットが燃え尽きたことにより、火柱の仕様に記述した事象が何故か火柱の所有者(アスカ)に対して発生する。
③ゲーム内のメモリ上「火柱の持続ターン」というパラメータが「アスカのちからの現在値」と同じメモリを参照しているため「火柱の持続ターンが10増加する」が「アスカのちからの現在値が10増加する」となる。
・店主バグとは(急)
さて上で触れなかった「グラフィックを更新」について。
【なぜクライアントが落ちるのか】
上述の「火柱のグラフィックを更新」がアスカに対して適用されると、アスカのグラフィックが書き換わり、その後アスカのグラフィックが固定される。
そしてこの書き換え用グラフィックが用意できない場合にゲームが落ちる。
またこのグラフィックは方向毎に異なる数が用意されている。
アスカの向きで焼き落ちする確率が変わるのはこれが理由だったのだ。
ちなみにこのグラフィック更新だが、フレーム毎に対応したグラフィックが決まっているため、グラフィックが用意されている適切なフレームを引けば落ちることなくバグが成功する。
しかし残念ながらこのフレームは画面上からは判断できず、目押しすることはできない。アクションゲームにならなくて良かった。
・確定焼きについて
「同階で一人焼けたら二人目は確定で焼ける」という説は有名だと思う。
前述したが、店主バグに成功するとアスカのグラフィックが固定される。
(※アスカが足踏みをしていなければグラフィック固定状態)
この状態だと再度店主バグを発生させてもグラフィックの書き換えが発生しないため、焼き落ちもしない。これが所謂確定焼きというものである。
ただしこのグラフィック固定状態も解除される条件があり、グラフィック固定が解除されてしまうともう一度焼き落ちの可能性が出てくる。
※ちなみにアスカがかなしばり状態であればグラフィック固定状態と同義であり、100%店主バグが成功する。条件は難しいが裏白蛇でも再現可能。
・グラフィック固定の解除条件一覧
良い機会なので、裏白で起こりうる事象を全て検証してまとめてみた。
【アスカの行動】
・巻物を読む
・風が吹く(1000ターン・1300ターン)
・やりすごしの壺に入る(カッパに投げられた場合も含む)
特に多いのが上の二つ。ターン数が掛かる焼き方をする場合は要注意。
巻物を使う焼き方をする場合は一人目か、二人同時に焼けるときにしよう。
武器盾腕輪の装備・草を飲む・杖を振る・壺に入れる等の行動はセーフだ。
【アスカの状態異常】
・混乱
・睡眠
・鈍足
・無敵
・倍速
・イカリ
・からぶり
基本的にアスカの頭上にマークが出るものは全てアウトだと覚えれば良い。
ワナや敵の特技によって発生することが多いが、草の飲み識別や意図しない杖の反射・乱反射などでもグラフィックが解除される場合があるので注意。
【罠】
・回転板
・眠りガス
・鈍足のワナ
・丸太のワナ
上記のワナを踏んだ場合もグラフィックが戻ってしまう。
【敵の特技】
・影ぼうし系
・ムーロン系
・よせカエル系
・ジャガン仮面系
・にぎり親方/にぎり元締め
・パ王系(全て)
・おばけ大根系(全て)
・バットカンガルー系(全て)
実はグラフィックを戻してくる敵はかなり多い。
一人焼けたからといって安心しているとこうなる。
・店主バグの解除条件
ちからが[28/8]のように現在値≠最大値となる歪な状態であるせいか、様々な条件でこのバグは解除されてしまう。
【解除条件①:ちからを回復する効果(現在値を最大値まで戻す)】
・毒消し草(カッパに投げられた場合も含む)
・身代わりの腕輪
・復活草
上記3つが該当。
発動した瞬間に店主バグが解除され、最大値と同じ値に戻ってしまう。
余談だが、ちから1以下ではない判定なので困った時の巻物は大丈夫だ。
【解除条件②:ちからを上げる効果】
・ちからの種(カッパに投げられた場合も含む)
・ねがいの腕輪(ちから増加効果を引いた場合のみ)
・特製おにぎり(ちから増加効果を引いた場合のみ)
上記3つが該当。
[28/8]⇒[29/8]とはならず、[28/8]⇒[9/9]となるので注意。
【解除条件③:ちからを下げる効果】
・毒矢
・まずそうなおにぎり(ちから効果を低下効果を引いた場合のみ)
・毒草(おばけ大根/めまわし大根/カッパに投げられた場合も含む)
・まじしおいやん/しおやだん/しおかんべんの特技(しおいやんは除く)
上記4つが該当。
なぜかしおいやんの特技のみ店主バグが解除されず[28/8]⇒[27/8]となる。
【まとめ】
・盾に消印を入れる
・ちからの種/毒消し草/ねがいの腕輪/特製おにぎりを使用しない
・身代わりの腕輪/復活草で生き返らない
上記を守ればカッパの草投げ以外ではちからが戻ることはない。
ただしおにぎり状態では消印の効果が失われるため、おにぎり状態で毒矢のワナを踏んだりしおかんべんに舐められるとちからが戻ってしまう。
・焼き方全集(バルゾイ氏)
ほぼ全ての焼き方が網羅されているページ。
基本の焼き方からマニア向けの焼き方まで、古今東西の焼きが揃っている。
現在進行形で研究が進んでいるので、焼きに困ったらここを見よう。
・焼き方の参考動画集①(ひざがくさい氏)
・焼き方の参考動画集②(ぶたまん氏)
・焼き方の参考動画集③(ぶたまん氏)
【タイムアタックに関する自論】
・通常プレイとタイムアタックの違い
タイムアタックと聞くと中々ハードルが高いと感じる方もいるだろうが、アスカ見参においては特に身構えなくても大丈夫だ。
最初は無茶な降り方をしたり特殊なテクニックを披露する必要は全く無い。通常プレイをしながら少しずつ思考時間を減らし、少しずつ操作を早くしていけば良い。それだけでも慣れてくれば恐らく3時間切りぐらいはできるようになるはず。この時点でもう既に立派なTAプレイヤーだ。
そこから先は区間ごとに目標タイムを定めたり、徐々に即降りする階層を増やす等で難易度を上げていくのが良いだろう。
上手くなれば次第に打開率も平均タイムも上がってくる。アスカぢから。
・区間分けについて
裏白TAにおいては大体以下3つの区間に対して目標設定することが多い。
【~25階】
ペリカン3世ゾーンが終わる階層。
TAであれば目標タイムに関わらず即降りを開始する一つの区切り。
基本的にはここで安定していないとそもそもクリア自体ができないため、一番時間がかかる。というより時間をかけても良い階層。
【~50階】
ペリカン4世ゾーンが終わる階層。
この先のペリカンは狙いづらいため、ここで合成納めとなることが多い。
階層的には全体の1/2だが、以降全て即降りとなるためタイム的には全体の2/3が目安となる。
【~99階】
深層。打開まで。
低層と比べ必然的に挑戦回数が少なくなり、判断や対処に時間がかかりがちなので沢山経験を積もう。いくら早くても打開できなければ意味がないぞ!
・タイムのリカバリーについて
他のゲームのRTAと異なり、アスカTAには決まったチャートが無い。
なのでクリアが難しければ時間をかけてアイテムを稼いだり、アイテムの引きが良ければ即降りを早めたりと、様々な選択肢が取れる。
もし店やMHで時間がかかってしまったら即降り階層を増やしてみよう。
例えばペリカンのいない10階-11階や17階-19階辺りは低層でも即降りしやすい階層だ。
区間タイムで遅れたとしてもあまり悲観する必要は無い。
アスカTAには神腕輪や祝福の壺などの逆転要素がいくらでもある。
極論、神階段を引き続ければどんなタイムでも挽回はできるのだ。
【目標クリアタイムと階層毎の目安】
・目標:3時間切り(180分)
【~25階:60分】
【~50階:100分】
【~75階:140分】
【~99階:180分】
【即降りを開始する目安:41階~】
前述の通り、通常プレイを悩まずできるようになれば達成できるはずだ。
敵の対処方法や階層ごとの立ち回りを覚え、丁寧なプレイを心掛けよう。
・目標:2時間30分切り(150分)
【~25階:55分】
【~50階:90分】
【~75階:120分】
【~99階:150分】
【即降りを開始する目安:25階~(ミノタウロス階層は巡回しても可)】
3時間切りは安定打開の延長だったが、この辺りからは少しずつ即降り階層を増やしていくことが必要となってくる。
後半の目安タイムが1階/1分に近づき難しくなってくるため、深層の経験をたくさん積んでいこう。
・目標:2時間切り(120分)
【~25階:50分】
【~50階:80分】
【~75階:100分】
【~99階:120分】
【即降りを開始する目安:25階~】
この辺りから安定よりもタイムを取る選択肢が必要になってくる。
後半戦は1階/1分を目安に、たまの神階段で貯金を作っていくイメージ。
個人的には2時間切りが所謂一つの大きな壁となるので頑張ろう。
・目標:1時間40分切り(100分)
【~25階:40分】
【~50階:60分】
【~75階:80分】
【~99階:100分】
【即降りを開始する目安:9階~(ペリカン階層は巡回しても可)】
100階100分=1階1分。ではあるがやはり序盤は時間がかかる。
自分の得手不得手を研究し、自分に合ったタイムの詰め方を取っていこう。
もし時間が足りないなら序中盤を詰め、アイテム回収しすぎてないか確認。
もし深層で死ぬなら低層を安定させ、回数をこなして深層の経験を積む。
・目標:1時間10分切り(70分)
【~25階:25分】
【~50階:45分】
【~75階:60分】
【~99階:70分】
【即降りを開始する目安:9階~】
現状裏白蛇では達成者無し。
区間タイム配分は現実的なラインだと思うが、上振れないと中々厳しい。
誰か一緒に裏白蛇を倒そう。
【低層関連】
・低層ループの基準について
自分の中で低層ループ(諦めるタイミング)は2種類あり、それぞれ1階-2階までと3階-8階まで。
【1階-2階について】
しおいやんを処理することが難しそうな場合はリセットすることが多い。
武器や投擲が無くMH等でレベリングもできていないならどのみち死ぬ。
基本的には店かMHのどちらかを引けたら3階に進むイメージで良い。
【3階-8階について】
・焼けている、もしくは店があれば焼ける状況である。
・神腕輪、または保存の壺がある。
・9階のモンスターと余裕を持って戦える装備である。
※目安として弟印含め防御力が15以上。鉄扇+鉄甲[弟]or鉄扇+獣王辺り。
上記に一つも当てはまらない冒険は時間の無駄なので諦めた方が無難。
勿論粘ればどんな冒険でも立て直せるが、TAでは低層からある程度楽な冒険を選びたい。
またちからが28以上あれば最悪装備が無くても3世ゾーンまでは行けるので、やはり店主焼きが最重要。
・低層の泥棒について
冒険が始まるパターンとして1階-2階の泥棒があるが、実は低層の泥棒は非常に簡単である。
考えることはシンプルに以下の2点。
・店内で風を待ち、出現限界(25体)まで敵を沸かせる。
・店主を入口から退かす。
店主を入口から退かす発想は無限にあるので、アイテムや罠と相談してみよう。要するに店主の裏を取れれば良いだけだ。それか殺すか。
まぁ低層では失うものも少ないので、店を見たら練習も兼ねてまずは泥棒を考えてみよう。
※無茶な1階泥棒から記録が出た貴重なサンプル。
【アイテムの取捨選択について】
・全体的な考え方の話
まず大前提として、アスカTAにおけるアイテムの優先度はとても流動的である。常に決まった解答など存在しない。
例えば低層では盾の修正値を運ぶために杖や巻物を切っていくが、深層だと盾のアイコンに乗ることすら無駄な行為となる。
例えば今かなしばりの杖が-3になったとする。かなしばりの杖は非常に有用な杖だが、-3では痛み分けの杖や引き寄せの杖よりも優先度は下となる。別のアイテムを引く前にいっそ全て使い切ってしまおう。
取捨選択のコツとして、巡回中や戦闘中などの暇なときに所持品の中で優先度が一番低いアイテムを常に決めておくこと。そうすれば取捨選択は手持ち最弱アイテムと床落ちアイテムで1対1となる。アイテムに乗ってから悩んでいては遅い。
また特殊な例として現状有用だが上位互換が存在する場合がある。
例えば最初に鉄甲の盾+0を引いたら勿論そのままメイン盾候補になるが、その後に獣王の盾+0~3を引いた場合、その瞬間に鉄甲の盾+0の優先度は木の矢にも劣る最低ランクとなる。
この考え方は杖や壺にも当てはまり、場合によっては複数のアイテムで考えることもある。
当然ながらアイテム欄は有限である。例え有用なアイテムでも使うタイミングを逃してしまうとアイテム欄が圧迫され続けてしまう。
持っているアイテムは必ず近いタイミングでの使いどきを考えておくこと。
低層なのにいつか使うだろうと何となく封印を温存しておく。盾が硬いのに何となく回復の壺を持っておく。こういうのはアイテム欄が勿体ない。
ただしこれに唯一当てはまらないのが盾の修正値だ。
盾の修正値は遅くとも4世ゾーンで混ぜられるのが確定しており、盾の修正値が集められれば集められるほど後半50フロアのアイテム消費が減る。
極論全ての敵と殴り合えるようになれば対処アイテムなど不要となる。
例えペリカン合成が終わった瞬間にアイテム欄が1ページになろうが、強くなった装備さえあればアイテムは自ずと回収できる。
特に裏白蛇では対処アイテムを集めたとしても、打開まで逃げ切れるアイテムほどのアイテム量を集められることは稀だ。TAでは特に。
なので目先の杖や巻物よりも盾の修正値を抱えていった方が、実は冒険は安定するのである。
・低層①(1階-8階)
◆武器
特に無し。ゴミ武器を捨てる場合、金策を意識して安いものから捨てよう。
回復剣用の武器は命の草が識別できてからキープすれば良い。
◆盾
ケロケロの雨を警戒する(敵の弱い1階-2階は盾をつけて歩かない)
盾が複数ある場合、ケロケロの雨を踏んだときにそのまま捨てられる方の盾を装備する。
例えば鉄甲+2と獣王+0がある場合、獣王が錆びたらそのまま捨てられるが鉄甲が錆びても修正値があるため捨てられない、なので獣王+0を装備する。みたいな考え方。
修正値付きの盾は全てキープする。
修正値を切って良いのは殴り合う必要が無くなるパコ腕輪があるときだけ。
※ただし不動やみやびを売ることで有用アイテムを買える場合は金策する場合もある。
◆草
最大HPは非常に重要。必ずHP全快で飲むこと。
深層でHP200か300かでタイムも打開率も段違い。
アイテム欄が埋まったら被っている草から飲む。焼いている場合は要注意。
薬、弟、命、消が出たら一旦草識別は止めて良い。以降は巻物や壺の識別を優先し、識別が余ったら残りの草を識別する。(焼ける前だったら力も探す)
意見が分かれるところだが、個人的には薬草は命の草が出てから抱えれば良いと考えている。ただし弟切草が少なく合成するものが少ないのであれば持っていく場合もある。
以下値段帯毎の扱い方。
・ 100:HP全快で飲み識別で良い。
・ 300:低層は基本不要。識別するぐらいなら他の物を識別しよう。
・ 400:重要。焼けている場合はしおいやんにぶつけても識別可能だ。
・ 500:どうせ1世は多く来ないので弟切草を必要以上に抱えないこと。
・1500:確率を考えて飲み識別。店売りはほぼ力。床落ちは若干力寄り。
・2000:しあわせ草期待であなぐらマムルやペリカンにぶつけるのが良い。
・3000:天使ちゃんマジ天使。印にはせずペリカンにぶつけよう。
◆巻物
火種炎上の空読みは絶対に避けたい。
呪われ巻物はリスク無しで選択式か確認可能なので必ず一度読むこと。
選択式のぶっぱ対象優先度は「巻物(転写、識別)>盾(メッキ)>草(識別)」
アイテム欄が埋まったら被っている巻物から読み識別してみても良い。
以下値段帯毎の扱い方。
・ 500:ぶっぱNG。火種/あかりの空読みを避けるため識別対象。
・1000:ぶっぱNG。出来ればはりつけの空読みは避けたい。
・1200:ぶっぱNG。炎上だけ識別対象とし、その他は読み識別でOK。
・1500:ぶっぱOK。低層は金策(こまたと)とMH期待でぶっぱしても良い。
・2000:ぶっぱOK。大部屋には注意。選択式は500巻か1200巻に読むこと。
少し話が逸れるが、低層の巻物優先度は少し特殊である。
具体的には用途が多岐に渡る巻物を優先的に持っていく。
例えば1桁階層であればザックリ以下の用途が考えられる。
・混乱:開幕対策、ペリカン合成、レベリング(難しい)
・バクスイ:開幕対策、ペリカン合成、眠印、店主焼き
・はりつけ:開幕対策、ペリカン合成、店主焼き
・ゾワゾワ:ペリカン合成、レベリング(簡単)
・困った時:満腹度、店主焼き
こう考えると混乱の巻物は低層だとそれほど有用なアイテムではないのだ。
開幕対策というのも、低層MHは逃げずに打開が前提、かつ同士討ちによるレベルアップ事故があるという点でも少し微妙な評価になる。
勿論アイテム全体で見ると優先度は高めだが、盲目的に抱えるのはやめよう。低層であれば落石やいかずちの方が優秀な場合もある。
◆杖
呪われ杖はリスク無しで転ばぬか識別可能なので必ず一度振ること。
低層でも杖は適宜使っていき、アイテム欄を回せるように考えて立ち回ること。仮に30階まで使わず抱えていた杖があったらそれはアイテム欄を縛っているのと同義。
封印不幸はゲイズ、にぎりへんげ等に使い捨ててOK。
当然だが火ばしらと焼き補助用の杖、それとペリカンレベリング用の杖(しあわせ・身代わり)が優先度高め。
◆壺
店主焼きのためにアイテムを回して識別する必要があるため、識別・変化の優先度が高め。
回復/手封じ辺りは序盤は不要。底抜けは直近のお店で使おう。
水がめは焼きに使える場合があるが、火が無ければ切っても良い。
弱化の壺は未識別アイテムや換金アイテムなど、店で処理するアイテムの運搬に使うことが多い。
TAでは深層に向けたあかりや大部屋の確保はまだ考えなくて良い。
ペリカンやお店探し、泥棒などに使おう。
◆腕輪
以下の順で識別していく。太字が所謂神腕輪。
①付けた瞬間:パコレプ/ちから/しあわせ
②壁に投擲:遠投/まがり
③寝てる敵に近づく:とうぞく
④敵に殴られる:たかとび/まもり
⑤敵を殴る:会心
ここまで識別して詳細不明であればねがい期待で割ってしまって良い。
余裕が無ければ名前だけ付けて捨ててしまっても良いが、腕輪は高価なものが多いので換金用として持っておくのもオススメ。
◆投擲
優先度は大砲>矢>石。但し基本的には薪なので質よりも本数が重要。
大砲は焼きや泥棒で融通が利くのでなので少数でも優秀。
焼きの研究が進み薪の重要性が増したため、矢稼ぎは重く見て良い。
矢稼ぎに慣れていない方はやぐたろう氏の「矢稼ぎのススメ」を読んでみると良いだろう。矢稼ぎだけでここのテキストと同じ文章量だ。
◆その他
店で困らない、悩まないようにするため換金アイテムは優先度高め。
アイテム欄が埋まるまではぶっぱ識別はせずに店を待つ。
もしぶっぱ識別するなら順番は以下の通り。
・焼き有りの場合:武器・盾・腕輪>杖>壺>草>巻物
・焼き無しの場合:武器・盾・腕輪>杖>壺>巻物>草
・低層②(9階-24階)
◆武器・盾
低層①と特に変わらず。合成素材を優先的に抱えていく。
引き続き盾の修正値は切らないように。
◆草
低層①と特に変わらず。
合成に必要な弟切草の数を常に意識して余剰分は全て最大HPに回すこと。
◆巻物
この辺りからMHの打開が難しくなってくるため開幕対策を意識していく。
ただし巻物は装備や杖と違ってまとめることができない。持ちすぎに注意。
◆杖
引き続き店主焼きを最優先に。
基本は低層①と同じだが、ペリカンと距離を空ける杖を一つは持っておくように意識しておくとよい。
◆壺
弱化や識別を入れ物として使うことを意識し始める階層。
よほど余裕がある場合を除き、まだ深層用の壺は作らなくて良い。
【弱化の壺】
盾と杖を運ぶことができないので必然的に草や巻物を運ぶことになる。
他の壺にも言えることだが、割るタイミングを意識して壺を作ること。
例えば多いのがペリカン合成用の壺。
素材剣と薬弟命をまとめて入れておけば割る壺は一つで済むし、一緒にゾワゾワやバクスイなどの合成用アイテムも入れておけば、割ったタイミングで中身を使い切れてアイテム欄を圧迫せず合理的だ。
【識別の壺】
マイナス効果が無いので何でも運べる。弱化で賄えない盾や杖を運びたい。
盾の修正値を入れる場合は+が少ない盾から入れていこう。
理由として、想定以上にペリカンや合成の壺を引いてしまった場合に+の少ない盾が外に出ていると+の多い盾が合成できずに損してしまうからだ。
◆腕輪
低層①と変わらず。
アイテム欄は埋まっているはずなので神腕輪のみチェックできれば良い。
この先は特記事項も無いので以降省略。
◆投擲
低層①と変わらず。焼けている場合の矢は杖や巻物よりも強い。
・中層①(25階-49階)
◆武器・盾
4世ゾーンに向けて最終的な印構成を考えていく段階に入る。
4世合成をした完成形の構想があまりに弱い場合は打開が厳しい。
引き続き盾の修正値は絶対にキープ。あと少しの辛抱だ。頑張ろう。
※印自体の評価は別項目に記述があるのでそちらを参考に。
◆草
4世ゾーンに向けて必要な弟切草の数を逆算しておく。
アイテム欄に余裕が無ければ直前で拾うことに期待して少なめでも大丈夫。
この辺りから弟切草を飲めるようになるはずなので最大HPを補強していくことを意識する。
そろそろ識別が余り始める時期なので、深層に向けて合成素材以外の草も識別することを意識しよう。余裕が無ければ確保自体はしなくても良い。
◆巻物
使い捨てなのでアイテム欄でかさばってしまう上に、盾や杖と違ってペリカンでまとめられないのでキープできたとしても見返りが少ない。
この階層であれば開幕対策は身がわりの杖や場所替えの杖で十分なことも多いので、他の手持ちと相談しつつ適宜消費してアイテムを回していこう。
バクスイやゾワゾワは打開アイテムになりつつ、余ったとしてもペリカン合成で消費できるので少し優先度は高めとなる。
◆杖
この階層の杖は非常に取捨選択が難しい。
ペリカン合成でまとめられるように同種の杖を意識して蓄えていくのか、それとも選択肢を増やすためにバランス良く各種杖を確保していくのか…。
一例だが、装備が強くて杖の消費が少ないかつ識別の壺や保存の壺が多く大量の物資を抱えていける場合は前者、逆に装備が弱すぎて杖を使わないと4世まで辿り着けないのであれば後者となるだろう。
どの杖の優先度が高いのかは、杖の性能だけで比較するのではなく、装備やちからと相談して決めるのが分かりやすい。
例えば焼きと回剣が揃っている・防御力が高いなどで敵と殴り合うのが容易な場合、怖いのは特殊攻撃のみということになるので封印や不幸、とうめいなどの優先度が上がるだろう。
逆に装備が弱すぎて敵と殴り合えない場合、封印などを切ってでもからぶりや鈍足を優先する必要がある。
またこの階層から即降り=逃げの選択が増えてくるため、身代わり・場所替え・一時しのぎ辺りが頭一つ抜けた優先度となる。
◆壺
低層②と同じく、4世ゾーンに向け合成用のアイテムを詰めて運んでいく。
ノロージョの姉も長く出現するので手封じの壺も入れ物として有用。
余裕があればあかりや大部屋などを詰めた深層用の壺を作り始めても良い。
この辺りから水がめや回復の壺も1つ持っておくと心強い。合成の壺は斧。
◆投擲
店主も焼き終わり、基本的に殴り処理できる階層なので優先度は少し低め。
・中層②(50階-75階)
◆武器・盾
以降ペリカン合成は難しいので剣盾アイコンは確認すらしなくて良い。
ただし必要であればつるはしやかつおぶしのために見ることもある。稀。
この先は特記事項も無いので以降省略。
◆草
合成も終わり、ここからの弟切草は全て最大HPに回す。
この辺りから打開アイテムとして草の有用性が増してくる。
無敵・すばやさ・たかとび・めぐすりは巻物に引けを取らないぐらい強いので優先的に識別していく。深層でこの辺が識別済かどうかでタイムも打開率も変わってくる。
特にめぐすり草は不明瞭MHを簡単に突破できるため非常に優秀。
あかりと同じ優先度で抱えても良い。
◆巻物
合成ゾーンも終わり、いよいよ打開に向けたアイテムを蓄えていく。
基本的には装備や腕輪と相談し、出来る限り詰みパターンが無いように対策アイテムを吟味していく。
・保存の壺が無い→おはらいを欠かさない。
・防御力が低い→アストラ対策としてゾワゾワバクスイを優先的にキープ
・場所替えが無い→開幕対策としてはりつけもキープし、大部屋は不要
・盗賊がある→開幕対策不要なので混乱を少なめにし、MH巻はキープ
・パコがある→開幕対策のみ必要なので混乱バクスイはりつけが最優先
のような感じ。
あかりは基本的にイカリ・倍速のモンスターと出会ってからで良いが、あまりに早いターンで発生した場合は隣の部屋にカンガルーが居る可能性が高いため、勇気を出して突撃するとあかりを温存できるかもしれない。
◆杖
深層に向けてまだアイテムを温存していきたい階層。
マイナスが大きくなってきた杖は近々切ることを考え、優先的に消費する。
基本的には以下のようなクリティカルな事案に対して杖を振っていく。
太字は特に意識するべき項目。呪いからも優先的に守ろう。
・水路+イノシシ・シハン
・草アイコン+カッパ
・倍速のにぎりもとじめ・ジャガール王
・MH+タイガーウホーン
・ドドロ(封印・不幸)
・ヨシツネ丸(一時しのぎ)
・開幕MH(身代わり・場所替え)
◆壺
回復の壺と水がめを優先的に抱え始める階層。
まだアイテム消費が少ない階層なので、深層に向けて識別の壺に杖、弱化の壺に巻物を詰めていく。
ただし割った後でちゃんと持てるように容量と割る階層は考えること。
◆投擲
囲まれると死に関わる階層になり、距離が空いているうちに処理できるという点で非常に優秀。
時間はかかるが、呪われないように保存にしまってくのも良い。
杖一本を呪いから守るよりはるかに多くの敵を処理できる。
・深層①(76階-93階)
◆草
打開用の草に加え、黄金対策として不幸やくねくねも意識していく階層。
本当に厳しければ弟切草を回復アイテムとして抱えても良いが、正直なところ最後まで最大HPの補強に回したい。
順調にドーピングできていればそろそろ最大HPが300前後になる頃だろう。
最大HP300というのは本当に大きな指標で、具体的には以下の違いがある。
・自動回復量が増加する
・通路を歩く際の所謂デッドラインに余裕ができる
・オオイカリの出会い頭でも1発なら耐えられるようになる
・メガタウロス等に先手を取られても1ターンはリスクある行動が取れる
もし最大HPが200しか無ければ、通路でメガタウロスに先手を取られた瞬間に殴る選択肢は失われる。何かアイテムを消費するしかないのだ。
アークドラゴンを探している最中も同じで、出会い頭で殴られる可能性を考えるとHP120/200の状態でもう回復せざるを得なくなる。たかだか炎3回毎に回復アイテムを消費していたのではとても持たないだろう。
ターン経過による自動回復量も増えるので、最大がHP300あってもし竜印が入っていればアークドラゴンの炎はほぼ気にならなくなる。
◆巻物
そろそろ打開に向けてアイテムを消費していく頃合いだが、本番である94階以降をちゃんと想定しておくこと。
ただし深層でもある程度のアイテム補充は期待できるので、温存したせいで死ぬ、所謂抱え落ちは避けよう。何もない94階もまた乙なものだ。
◆杖
杖消費必須な敵も増えてくるので、適切な杖を適切なタイミングで使う。
低層では捨ててきた微妙な杖も深層では何かと使い道がある。
・ばくだん:大砲が無くてもHPを調整すれば起爆できる。黄金以外倒せる。
・引き寄せ:普通に強力。階段を引き寄せたり、角反射で敵をどかしたり。
・痛み分け:振っておけばパワー系の敵を処理するのが1ターン早くなる。
・とうめい:疑似封印。階段部屋で目の前の敵から逃げたいときなどにも。
・入れ替え:回復と削りを兼ねた優秀な杖。ただし装備が強い場合は微妙。
・回復:ゴースト系に100ダメージ。
◆壺
当然だが回復・水がめ・底抜けの優先度が高くなる。
識別の壺は未だ未識別の巻物と草に、余っていれば杖の回数を調べよう。
◆投擲
最強アイテム。焼けていれば特に。
距離さえあれば敵を矢で処理しているだけでアイテム消費が劇的に減る。
回復の壺に入れる物としても優秀。
深層の矢専門店は神店。
・深層②(94階-99階)
◆クリアに向けて
最後の正念場6階層。これまでの全てを出し尽くそう。
ちなみに以下のアイテムがあれば1階層スキップできるので、所持数とクリアまでの階層を予め計算しておこう。上から安全度順。
・底抜けの壺
・大部屋の巻物+対処アイテム(*黄金には注意)
・とうぞくorパコレプキン+モンスターハウスの巻物
・めぐすり草(開幕は処理する必要がある。ワナの巻物があれば尚良い)
・あかりの巻物(モンスター自体は処理する必要がある。神には無力)
上と共通するものも多いが、オオイカリアークドラゴンの対策方法は以下。
・底抜けの壺
・大部屋の巻物+対処アイテム
・とうぞくorパコレプキン+モンスターハウスの巻物(眠らせられるかは運)
・遠投の腕輪+何か
・50T経過させる(無敵・やりすごしの壺・身代わりの杖・回復等。気合い。)
ここまで来たらもうなりふり構う必要は無い。
要するに階段にさえ辿り着ければそれで勝ちなのだ。
何も無くなっても諦めずに頑張ろう。全てのアイテムに使い道はある。
例えばこんぼうは投げれば強い投擲アイテムになるし、胃縮小の種でも回復の壺に入れられる。
・おまけ
筆者のプレイしてきた中で、最も好きな99階の映像。
回復の壺にメイン剣を入れるのが最適解となるぐらい全て出し切っている。
【合成について】
・TAにおける印の評価【剣】
優先度が高い順。ここに記載の無い印は入れないように。
【回】
異種合成が3つも必要だが、作れさえすれば説明不要で最強の印。
店主焼きやパコ腕輪、他の印とのシナジーも強力。最優先で作ろう。
【会】
必須。店主焼き込みであれば1発で倒せる敵が多くなる。
ランダム取得でなくミノタウロスのドロップなので、アスカTAでは珍しく初めから攻略チャートに組み込める印。斧が出なくてOhNo。
【三】
裏白蛇では激レアだが、その分非常に強力。
三印込みで実質5印なのでメイン剣の候補にもなる。
低層では低い攻撃力が少しネックかもしれない。
【金】
どうたぬき・ドラゴンキラー・剛剣マンジカブラに入る場合のみこの位置。
他の剣には基本的に入れないが、入ってしまった場合は上記の剣を探そう。
カタナに入れるのもありだが、印数がかなりカツカツになるため正直微妙。
【眠】
発動すれば実質倒したのと同義なので非常に強力。
またちからが高ければ高いほど優先度が下がる珍しい印。
個人的にはちから48までは入れて良いと思う。68を超えると流石に微妙か。
【扇】
防御力を上げられる唯一の剣印。基本的には拾ったら全て入れて良い。
上述の印以外を全てこれで埋められれば理想印といっても良いだろう。
【弟(4世以前)】
回復値が4固定であるため、低層であればあるほど強力。
基本的に先手を取ること、殴って戦闘終了することから、囲まれない限りは剣弟の方が発動回数は多い。優先的に詰めていこう。
ただし*印数が偶数の場合は回復量の上昇値が1少ないので、剣と盾で交互に入れていくのが効率的で安定もするだろう。
*印1個毎に=回復量3.5の小数点切り上げ。実値は[4、7、11、14…]となる。
【竜】
他の特攻印より出現率は低いが、ドラゴン系は多いので非常に強力。
実は裏白蛇では11階以降常時ドラゴン系のモンスターが存在している。
【必】
3世・4世ゾーンで混ぜる場合はこの位置。それ以前であれば数ランク下。
階層によってテロン1回の重みが異なるため、階層が深ければ深いほど有用となる。
特に店主焼きありの場合は攻撃が1発当たる恩恵がより大きい。
【仏】
特攻対象が多い上に殴って処理するモンスターが多いのでシンプルに強い。
成仏のカマは実質6印なので、印よりもメイン剣として使うことが大半。
【目】
特攻対象は3種類のみだが、いずれも高防御/低HPなので会心が出れば1発になりやすいのが非常に嬉しい。なんで一ツ目殺しだけ4印なんですか??
【ド】
ドレイン系は分裂する敵が多いためTAだと評価されがちだが、金印が無いとミドロ系は殴りづらく、ポリゴン系は出現階層が狭い。
しおいやん系以外に効果を感じることが少なく、実は意外と使いづらい。
盾の金印があってようやく仏印と同等といった評価か。
【掘】
ショートカットはもちろん、敵を迷わせたりできる唯一無二の印。
戦闘力が向上しないので印としての評価は低めだが、つるはしをメイン剣に据えたり、サブとしてつるはしを抱えるのは非常に有用。
【弟(4世以降)】
固定値である以上、深層では特攻印等よりも優先度は下がる。
ただ殴り回復の有りか無しかは大きな違いであるため、回復の剣が作れなかった場合は優先的に、最低でも2個は入れたい。
入手は容易なので4世ゾーンで他の印が無い場合はこれで埋める。
【天】
面白いが、入れるタイミングが非常に難しい。
低層ならペリカンのレベリングやタイガーウホーン狩りに使った方が良いし、そもそも戦闘力が向上しない印を混ぜる余裕があるかという話もある。
決して弱くは無いのだが…。いや、弱いかも。
【薬】
弟印の完全下位互換。
一応戦闘力は向上するので、どうしても弟切草が引けなかったら入れよう。
【に】
世にも珍しいタイムロスとなる印。モーションが長い上に発生頻度が多すぎる。ストレス。
1世で重装の盾をメインにしないと生きていけず、そのタイミングでこの剣を持っている場合のみ使うが、できればそんな冒険は避けたい。
・TAにおける印の評価【盾】
優先度が高い順。ここに記載の無い印は入れないように。
【見】
文句無しで最強の印。
攻撃を避けることで被弾モーションが短縮され、打開率も上がる。
激レアなので計算には入れられないが、入手できた場合は極論だが消印を追い出してでも入れたい。
余談だが、デフォルトの回避判定に加えて見切りの回避判定が入るため、実際の回避率は50%以上となる。
【消・う】
店主焼きが成功している場合は最優先となる。
焼けていない場合は焼きに辿り着くまでの延命手段として弟を優先させる場合もある。
【弟】
純粋に防御力が4増えるので優秀。低層では文句無しで詰めていって良い。
ただやはり固定値である以上深層では相対的に効果は下がるので、余程防御が足りない場合を除いて、4世ゾーンで混ぜる場合は後述の印(爆印辺りまで)の方が活きるケースは多い。浮いた分最大HPが増やせるのも大きい。
【金】
盾の修正値が大事ならば金印も大事という論法。
この印だけでは防御力は上昇しないことと、あくまでマイナスを無くせるというだけでプラスになるわけではないことに注意。
安定打開と違って固執する必要は無い。メッキなら剣や腕輪にも使える。
【識】
デビル系対策が主だが天狗の判別効果も便利。地味にアイテム消費が減る。
盾が弱いほど識印を入れるべきだとよく言われるが、あまりに盾が弱すぎる場合は逆に不要となる。見えても結局のところ殴り合えないからだ。
ある程度の硬さがあればデビル対策になり、処理する時間の短縮にもなる。
【竜】
ほぼ87階からのアークドラゴン専用だが、そこまで行ければ効果は絶大。
最大HPが300ほどあれば炎はさほど気にならなくなる。ただし神は無理。
印として入れるのであれば4世ゾーン。ドラゴンシールドからの乗り換えで入るのも良い。入れ替え火ばしらがちょっと面倒になる。【山】
中層のジャガール王と深層のハイパーゲイズ・パオパ王ーンに特に有効。
いずれも即死に繋がる特技なので恩恵は非常に大きいが、出現率の低さと防御力の実値が補強できない点でTAだと若干評価は低め。
【爆】
令和のニューウェーブ。
中層以降は地雷でも大型地雷でも回復が必須となってしまうため、それをカバーできると考えると実は強力なのかもしれない。イッテツはおまけ。
まだ試行回数が足りていないので引き続き要検証。
【命】
実は扇印と同じ効果なので非常に強い。
ただし命の草は回復剣に使いたいのと、最大HP5が大きいので基本は飲む。
【眠】
なぜ発動確率が剣印の半分なのか。1/16はあまりに心もとない。
一応二つ入れれば剣印と同じ1/8になるが、バクスイが勿体ない上に物理攻撃してこない敵に対して脆くなるため微妙。剣印で我慢しよう。
【ト】
ペリカン専用。事故率は減るがあまりに微妙。
焼けていれば基本的に4世も2確なので更に恩恵は少なくなる。
【皮】
防御力が上昇しないので基本的には入れたくない。
弟切草が無く手元に皮の盾+3しかない場合や、重装の盾と合成の壺が同時に手元にあってようやく合成を許容するレベル。
【丼】
皮印に同じ。
被弾しないと効果が発生しない点でTAでは皮印にも劣る。
【薬】
弟印の完全下位互換。
一応戦闘力は向上するので、どうしても弟切草が引けなかったら入れよう。
・合理的思考~ペリカン合成編~
画像のような状況、あなたならまず何から合成するだろうか。
正解は「鉄扇+弟切草」か「鉄甲/うろこの盾+弟切草」のどちらかだ。
なぜならこの2択が最も戦闘力が補強され、かつ合理的であるからだ。
では何が合理的なのかも含めて、全合成プランを一つずつ考察していく。
【①鉄扇+弟切草】・防御力14(扇印:3+うろこ:7+弟印:4)
個人的な最善手。
消印を省いている鉄甲+弟を除くと防御力は一番高くなる。
他の合成よりも合理的だと思う理由は2つある。
・上位互換のツモによるロスがほぼ無い。
例えばこの鉄甲に合成をしてしまうと、もし直後獣王や風魔を引いたときにアイテム欄一つとペリカン一匹を損したことになる。
うろこに合成した場合も同じく、うろこ+3等を引いた場合に損となる。
しかし鉄扇であれば上位互換となりうるのが攻撃力で勝る剛剣マンジカブラやドラゴンキラー、印として強力な妖刀かまいたちぐらいで、仮にそれらを引いたとしても替えの効かない扇印の効果があるので、一概に上位互換とまでは言えないだろう。
・合成の壺の受けがある
合成の壺という存在がある以上、基本的にペリカンは異種合成に使いたい。
盾の修正値+4と弟印では得られる防御力は同じだが、合成の壺を引いた際の受けを考えるとやはり異種合成を優先したい。
ただし青銅甲から獣王への乗り換えなど、あまりにも防御力へのリターンが大きい場合はもちろんそちらの合成を優先する。
【②どうたぬき+鉄扇】・防御力10(扇印:3+うろこ:7)
ペリカンを使ったのになぜか防御力が増えていない。意味がない。
低層からメイン剣を据えること自体を無駄だとは言わないが、本当に混ぜるものがない場合にのみ取る選択肢。
【③どうたぬき+弟切草】・防御力11(うろこ:7+弟印:4)
回復剣を見据えた合成と考えれば悪手ではないが、この場合は鉄扇を活かせていないのでそこが勿体ない。
ただし鉄扇が無い場合はこれが最善手となる。
【④どうたぬき+成仏のカマ】・防御力7(うろこ:7)ペリカンを使ったのになぜか防御力が増えていない。安定打開だとたまにやる人がいるが、個人的には勿体ないと思う。
どうたぬきメインのメリットは金印が大前提な上、獣王共鳴の受けを潰しており、更に回復剣ができてもこの剣に混ぜる一手間を発生させている。
【⑤成仏のカマ+弟切草】・防御力11(うろこ:7+弟印:4)
微妙。③に同じ。ペリカンが余ったときに回復剣素材として行う手。
【⑥成仏のカマ+鉄扇】・防御力10(扇印:3+うろこ:7)
序盤は特攻印よりも弟印(防御力)の方が大事。あとは②と同じ。
【⑦鉄甲の盾+弟切草】・防御力16(扇印:3+盾:9+弟印:4)*消印無し
次善手。消印は無いが防御力は最も高くなる。
焼けてない場合であれば防御力を優先してこちらでも構わない。
ただし今回の例に限るなら鉄甲+0への合成は上位互換のツモを想定すると損となる可能性があるため、少し避けたい気持ちがある。
【⑧鉄甲の盾+うろこの盾】・防御力13(扇印:3+盾10)
一見次善手のように見えるが、合成の壺の受けを潰している。
更に今回の例では⑩の方が消印を得たうえで防御力が高くなる。
【⑨鉄甲の盾+金の盾】・防御力13(扇印:3+盾10)*消印無し
よほどケロケロの雨に恨みがある人しかやってはいけない。
合成の壺とメッキの受けを潰している。ペリカンが余ったら混ぜよう。
【⑩うろこの盾+弟切草】・防御力14(扇印3+盾7+弟印:4)
⑦と同じく次善手。
一応上位互換のツモはあるが、剣盾どちらの弟印が好みかで決めても良い。
【⑪うろこの盾+金の盾】・防御力10(扇印3+盾7)
特殊攻撃対策全振りなので安定打開であれば選択肢に入る。
ただしTAでは被ダメが増える=足踏み回復が増える=タイムロスとなるため、防御力を優先した合成を行おう。
【⑫金の盾+弟切草】・防御力12(扇印3+盾5+弟印:4)*消印無し
異種合成はしているが防御力的には⑨の下位互換。やらないように。
【今日から使える㊙テクニック】
・当項目について
前述の立ち回りや取捨選択などは一朝一夕で身に付きませんが、知っているだけですぐに活かせる知識やテクニックもいくつかあるのでご紹介します。
・ぶたまん止め
通常、ダッシュやidashをしたら目的地に辿り着くか、ダメージや特技を受けるまで止まることはできません。
メニューボタンを押すことで止まることもできますが、移動モーションと重なった場合には止まれず連打が必要になる、そもそも不確定です。
しかしガイドラインボタンを押しっぱなしにしておけば、必ず移動モーションの合間で止まってくれるため、そこでメニューを開けば必ず止まれます。
このテクニックが活きる場面は実は非常に多いです。
・部屋の途中までダッシュしたいとき
・通路の途中までダッシュしたいとき
・長い通路に向かって間違えてダッシュしてしまったとき
・ダッシュ中に出会い頭でとおせんりゅうに特技を使われたとき(自動で直進してしまうため、そのままだと挟まれた状態で必ず奥の敵に先手を取られる)
・ダッシュ中に嫌なメッセージが見えたとき(敵のレベルアップ等)
・ダッシュ中にペリカンやオオイカリ等の存在に気づいたとき
・ダッシュ中に、ダッシュがキャンセルされない行動を連打されたとき(イッテツ戦車が代表格)
また、このテクニックはある種の目押しが必要な場合もあるため、アスカのアクションゲーム化がまた一つ進みました。
慣れれば以下動画のシーンのような芸当も可能です。たまたま。
・床の模様で分かる!お店の判別方法
お店が配置される部屋の特徴として「四角形であること」「縦横5マス以上であること」などがありますが、「床に模様が無いこと」も挙げられます。
そのため通路と店の境目では床の模様が不自然に途切れています。
これは部屋の外からでも視認できるため、即降り中でも近い部屋の床の模様を確認しておくと店を見逃さずに済むかもしれませんね。
※ただし以下に該当する場合も床の模様が途切れているため、過信は禁物。
・水路に面している場合(浮島や分割部屋も該当)
・柱部屋である場合(画像左上の部屋のこと)
・入口が一つしかない場合
・耳で見抜く!天狗と本物の判別方法
出現状態(寝/起)、特技使用の有無、移動方法など、モンスターが天狗かどうか特定する方法は幾つかありますが、実はモンスターの系統によっては攻撃音にも差異があるのにお気づきでしょうか。
残念ながら一番特定したいペリカン系は本物と天狗で殆ど差異がありませんが、鬼面武者系・ミドロ系・パコレプキン系・ミノタウロス系など、攻撃音と着弾の音のズレが顕著で分かりやすいモンスターもいます。
天狗が出現する階層ではぜひ攻撃音にも耳を傾けてみましょう。
もしかしたらアイテム消費が抑えられるかも?
・保存の壺を使った高速全売り術
泥棒をするときはアイテムを全て売って金策をしますよね。
その際に「部屋が狭い」「罠が怖い」「全部置くのが面倒」等の悩みを抱えてる方も多いのではないのでしょうか。
もし保存の壺を持っていればその悩みは解決します。
このやり方であれば、普段はあえて省くような安いアイテムもロス無く売れるので、タイムや手間以外にもリターンのある便利なやり方です。
・(比較的)安全な全置きペリカン合成
全置きペリカン合成をする場合をする際、中々盾を吸ってくれずに殴られ続けて困った方も多いのではないでしょうか。
実は怪盗ペリカン系は全レベル共通で、アイテムを吸っている際に特技使用率が上昇します。(通常時50%・逃走モード時80% )
そのため画像のように「最初に食べさせてから吸わせる」方法を取ることによって被弾率を大きく下げることができます。
上級者が吸わせずに投げていたのは仕様に基づいた動きだった訳ですね。
・パコレプキンの腕輪での高速処理法
パコレプキンの腕輪を使っているとき、敵はうろちょろするし間違えて空振りしちゃうしで面倒だと感じることはありませんか?
壁から殴る場合は常に画像①の位置関係を作るようにしましょう。
敵が動かずノーモーションで連続で殴り続けられるので非常に快適です。
特に手間リスク無く行える上、何十回もやるのでタイム短縮も大きいです。
もちろん通路の角でもできます。
・壁反のすゝめ
杖の壁反射って中々難しいですが、できたら格好良いですよね。
実際格好良いだけでなくて、真面目に立ち回りの幅がグンと広がります。
斜め軸の目視と同じでセンス感覚・慣れが大きいですが、パターン化してしまえば近距離ならパッと見で分かるようになります。
特に画像で挙げた2パターンの距離間は常に意識しておきましょう。
混乱を使いたくなるような場面が杖1回の消費で済むことも多いです。
もっと離れた敵を狙うときはこの距離感から更に斜め軸を計算します。
・その整頓ちょっと待った
アイテム欄を開くたび、無意識のうちに整頓ボタンを押していませんか?
当然ですが拾ったアイテムは必ずアイテム欄の一番下にあり、上キーと左右どちらかのキーを押せばすぐにカーソルを合わせることができます。
そこで整頓ボタンを押してしまうと、整頓されたアイテムを探す手間とカーソルを合わせる手間でロスになります。
なので拾ったアイテムに対してアクションを起こしたいときは整頓ボタンを押すのをグッと堪えましょう。
中層以降は薬草や弟切草を拾うことも多く何度も何度も行うため、タイム短縮もバカになりません。この操作が癖になるように矯正していきましょう。
ちなみにケンゴウ系に装備を弾かれたときもこの操作ですぐ付け直せます。
後はとうぞくやたかとびを壺に出し入れして使っていくときにも有効です。
・守りたい、この壺
祝福の壺が空いてるのにカッパ階層、なんてこともよくありますよね。
カッパの仕様として「容量の空いてる壺が複数ある場合、アイテム欄の一番下の壺にはカッパが投げたアイテムが入らない」というものがあります。
これを利用することで常に一つの壺をカッパから守ることができます。
※ただし水がめとやりすごしの壺はこの仕様に関与しないので注意。
【今日から使えるアスカ学問】
・当項目について
テクニックとまではいかないレベルの内容です。
筆者が普段意識しているような知識や考え方をこちらに記します。
・値段識別の前にまずはおにぎりを見よう
お店には結構な確率で特製おにぎりが売っています。
特製おにぎりには拾い識別の効果があり、値段識別した後にこの効果を引いてしまうと値段識別がタイムロスとなる上、精神的ダメージも負います。
お店を見つけたら値段識別する前にまずは特製おにぎりから確認しましょう。
・出現比率に基づいたアイテムの決め打ち
アイテムは同じ値段帯でもそれぞれ異なる出現比率が設定されているのをご存知でしょうか。(参考リンク)
例えば400草はよく見ますが、超不幸の種は滅多に見かけませんよね。
その出現比率は床落ち・店・専門店で全て異なり、更には階層毎ごとで変動するものも珍しくありません。
全て覚えるのは難しいですが、店売りは出現比率の偏りが特に顕著です。
この出現比率を知っておけば、ある程度の自信を持って未識別アイテムの決め打ちをすることができます。たまに痛い目を見ますが。
以下は覚えておきたい代表的なアイテム達です
【店売りでの出現比率】※専門店ではまた異なる
・保存の壺(20):換金の壺(1)
・ちからの種(20):毒草(1)
・すばやさの種(10):くねくね草(1):キグニ族の種(1)
・ねがい(10):ちから(3):たかとび(1.3):とうぞく(1)
・毒消し草(10):胃拡張(2):胃縮小(2):命の草(1):超不幸(60階までは無し)
・弟切草(5):ドラゴン草(1):めぐすり草(1)
・しあわせ草(5):不幸の種(1):無敵草(1)
・識別の壺(4):変化の壺(1)
また基本情報ですが、裏白蛇では大部屋の巻物や底抜けの壺など、泥棒に直結する一部のアイテムがお店には売っていません。
出現確率が0%のアイテムも覚えておくとアイテム識別の助けになります。
【特殊な出現率が設定されている代表的なアイテム】
・オオイカリの杖
⇒ 床落ち無し。41階以降の店・専門店でのみ出現。
・つるはし/大部屋の巻物/トンネルの杖/値切りの腕輪/底抜けの壺
⇒ 店・専門店での出現無し。
・ハラヘリの腕輪
⇒ 床落ち無し。店・専門店でのみ出現。
・高とび草/物忘れの草/超不幸の種/天使の種
⇒ 1階-60階までは店・専門店での出現無し。※床落ちはある。
・保存の壺には何を入れる?
裏白蛇では保存の壺が手に入りづらく、何を入れるかが結構大事です。
これにも冒頭で触れた「タイムか打開か」の選択肢が存在します。
【打開目的の収納術】
・おにぎりを罠から守る ⇒ 大きなおにぎり、巨大なおにぎりを収納する
・呪いから守る ⇒ 必要な巻物や杖から収納する
・ゲイズロストを考慮 ⇒ 有用な巻物や杖を収納する
・オオイカリゲイズ対策 ⇒ 封印やかなしばなどを外に出す
・カッパ対策 ⇒ 壺の容量を空けておく
【タイム目的の収納術】
・保存を見る回数を減らす ⇒ できる限り使用頻度が少ないものを収納する
・保存を見る回数を減らす ⇒ 杖は回数分使うため外に出しておく
・保存を見る回数を減らす ⇒ 一度しか使わない巻物を収納する
・保存を見る回数を減らす ⇒ ペリカン用の合成素材を収納する
・「杖は回復アイテム」という考え方
剣に回印か弟印が入っていれば、いくつかの杖は回復アイテムとなります。
要は敵を一方的に殴れる状況を作れれば良いです。以下の杖が該当します。
・からぶり
・鈍足
・不幸(盾が強ければ)
・封印/とうめい/イカリ(無効化できれば)
・メッセージ、ちゃんと読んでますか?
絶え間なく流れるメッセージ。皆さんはちゃんと一字一句読んでいますか?
何気なく流し読みしているテキストの中には大量の情報が詰まっています。
【与ダメージ量】
このゲームでは敵のHPが乱数で変動しないため常に固定です。
与えたダメージを計算しておけば、あと何回殴れば倒せるか計算できます。
もし逃げているジャガール王の残りHPが5だと気づくことができればふきとばしの杖でも倒せますね。
【被ダメージ量】
次攻撃されたら死ぬ場合には絶対に殴ってはいけません。
冒険を進めてる間に被ダメージを感覚として覚えておきましょう。
「この感じだとメガタウロスから出会い頭で100以上喰らうんじゃないか?じゃあ先に回復しておこうか」のような危機管理ができるようになります。
更に上級編として、開幕MHなどで囲まれた際に1ターンの被ダメージ総量を計算できると尚良いです。もちろん画面外の敵も含めて計算しましょう。
もし数マス歩ければ遠くの敵と場所替えできるのに、みたいな場面はものすごく多いです。
後は固定ダメージでまもりの腕輪識別。意外と気づかない人も多いですね。
【画面外での敵の行動】
プレイヤーが見えてる画面内の敵が特技を発動した場合、被害者と被ダメージがそれぞれメッセージに表示されますが、画面外の敵が特技を発動してもメッセージは表示されません。
ただし同士討ちが発生した場合は必ずメッセージが表示されます。
つまりイッテツ戦車や乱れ馬王が爆誕した際には必ずメッセージで通知が来ているわけですね。気づかなかったは甘えです。
またトド・カッパ・ペリカン・ケンゴウなどのアイテムを扱う特技の場合は画面外でもメッセージが表示されます。親切ですね。
【しかし、なんともなかった】
あなたが装備している未識別の腕輪はサビよけの腕輪です。
・アスカ見参における周辺視野
アスカ見参ではダンジョン内で「みわたす」機能が使えない。
その限られた状況でも、与えられた視覚情報を最大限活用する必要がある。
以下は気にしておきたい項目の一覧。無意識に意識できるようになろう。
【平時】
・アイテムに向かう赤い点はないか、また何アイコンの上にいるか(カッパ)
・変な挙動は無かったか。(聖域を迂回する/なにものかを迂回する/落下順)
・タイガーウッホ系がどの敵と隣接しているか。
・遠距離特技の射程に入っていないか、また移動後に射程に入らないか。
※特に大根系、パ王系は死に直結するため、普段以上に意識すること。
・動いていた赤い点が1ターン急に止まらなかったか(カンガルー警戒)
・目の前のカンガルーが敵に杖を振る可能性があるか。どの敵に振るか。
【大部屋・中部屋MH】
・階段の位置確認と降りるためのステップを逆算。(歩くか/消費か/打開か)
・遠距離特技の射程に入っていないか、また移動後に射程に入らないか。
・開幕の段階で8方向それぞれの軸を確認。(場所替えの杖・身代わりの杖の軸合わせ、パ王系・ムーロン系の軸警戒)
※特に遠距離の場所替えを見ている場合、歩いて中間の敵が軸に入ってしまうと以降それより奥の敵と軸を合わせられなくなってしまうため注意。
【透視状態(MH等で赤い点が見える状態)】
・店らしき赤い点は無いか。
・挙動不審な赤い点は無いか。(パコ・カッパ・カンガルー)
・倍速の敵は居ないか。(ペリカン3世/4世・オオイカリ)
・赤い点の流れを見たとき、どの方向に進めば会敵が少なく済みそうか。
・最適解の天秤~タイムか打開か~
このゲームでは最適解という単語が良く使われるが、TAにおけるこの単語は非常に難しい。なぜならタイム短縮の最適解と打開目的の最適解は異なるためだ。
例えば深層のラシャーガと乱れ馬王。
彼らはモーションが長いため、タイム短縮が目的であれば封印するのが最適解となるが、打開を目的とした場合はアイテムを浪費しているだけとなる。
タイムと打開を天秤に掛けたときに果たしてどちらの最適解を導き出すか。
アスカTAとは禅問答なのかもしれない。
・パコレプキンの腕輪での立ち回り
これだけで一つ記事が書けるレベル。ぶたまん氏とも何度も語り合った。
書き始めるとこのテキストが公開できないと判断。いつか書き上げたい。
【アスカ見参オカルト研究会】
・当項目について
もうテクニックですらない、所謂オカルト的な内容をまとめる項目です。
信じるか信じないかはあなた次第です。誰かデータ解析して。
・フロアの読み込みについて
階段を降りたときの読み込みが長いときってありますよね。
特殊MHの読み込みは顕著なので傍目にも分かりますが、慣れれば店やMHも読み込みで察知できるようになるとか。ならないとか。
説として、以下がフロア読み込みに影響を与えているとか。いないとか。
・ゲームの実行環境
・モンスターの種類(特殊MH、店主、テーブル変動階層など)
・罠の数、種類
・アイテムの数、種類
・水路マップ、溶岩マップ
・祝福の巻物が切れない方法
オカルトというより、もはや宗教。お好きな宗派をお試しください。
ただ「店主焼きは左下を向けば落ちづらい」というのも元々は迷信でした。
ですが時代と共に解析が進み、店主焼きの左下法はオカルトではなく仕様に基づいたものだと判明し、今では全てのTAプレイヤーが左下・左上を向いて店主を焼いています。
ここで紹介する宗派方法もいつか当たり前の技術になるかもしれませんね。
【左下法:左下を向いて巻物を読む】
店主焼きをリスペクトした宗派。
あちらはグラフィックの問題なので祝福が切れる判定とは根本的に違う気がするが、気にしたら負け。
【反時計回り法:読むたびに反時計周りに方向を変える。始点は不問】
新説としては面白い。ターン消費しないので気軽に試せる。
開祖曰くとてもいいです!とのこと。
【右下ブンブン:巻物を足元に置き、右下に2度素振りをしてから読む】
一部界隈に根強い凶信者がいる宗派。
宗派の中で唯一ターンを浪費しているのできっと見返りも大きいはず…?
・未識別名からアイテムの正体を見抜く
未識別名とは「あい色の草」とか「カバの絵の巻物」とかのアレです。
10年以上裏白に潜っていると「この草の名前、命の草率高くね?」とか出てくるわけです。一番有名なところだと三角の壺=保存の壺などですね。全くあまり参考にはなりませんが、ペリカンにぶっぱ合成する際の願掛け程度にはなるかもしれません。
【結構ある】
・三角の壺:保存の壺
・赤い草:命の草
【割とある】
・灰色の草:弟切草
・土色の草:400草
・白い草:薬草
・うす緑の草:100草
【令和の新説】
・画数の少ない草:有用な草
【各種リンク集】
・アスカ見参Discordサーバー
300人以上が参加しており、現状アスカ界隈で最も活発なコミュニティ。
配信者や視聴者からアスカ未プレイの方まで様々な方が参加している。参加資格等は無く、もちろん見る専でも何ら問題は無いのでお気軽にどうぞ。
アスカに関する情報はまずここに集まるのでとりあえず参加しておこう。
イベントの告知や相談などがメインで、アスカ関連で困ったことや質問を投げかけておけば誰かしらが答えてくれる。
また有志でコーチングなども行っているため、TAに限らず通常プレイでも行き詰ったら頼ってみると良いだろう。もちろん筆者も力になります。
・攻略Wiki
隅から隅まで読み込もう。一部古い記述もあるが情報量は十分だ。
・Speedrun.com
ロック氏・ぶたまん氏管理。
界隈問わずアスカTAの記録がまとまっている総合サイト。皆も申請しよう。
・アスカTA録画一覧
筆者(しいな)のTA記録動画の一覧プレイリスト。
代表的な裏白蛇TA以外にも一致団結TAやWR目前での99階死などの動画もあるので良かったらどうぞ。
・アスカ小ネタ集/初心者向け攻略
既にいくつか紹介しているが、ご存知ぶたまん氏のYoutubeチャンネル。
文字では伝えづらい仕様やテクニックを動画にまとめてくれている。必見。
・矢稼ぎのススメ
やぐたろう氏執筆。
矢稼ぎの解体新書と言っても良いぐらい内容が濃い。
・Win10でのアスカ見参の起動方法
まわっぱ氏執筆。
AsukaPlusを使わないWin10でのアスカ起動方法。
GTA等の一部ハックをプレイするためには必須。
・アスカTA座談会
第二回不思議RTAフェス後に開催された催し。
【参加者】ロック、ぶたまん、ひざがくさい、ひえん、しいな
・【VOICEROID実況】 裏白蛇TA 実況解説
ごましおいやん氏作成。
実プレイ映像にプレイ内容・操作方法・ダンジョン仕様まで詳細に解説しており、非常に分かりやすい内容となっている。
アスカ初見の方に是非オススメしたい動画。
【後書き】
・最後に
長くなりましたが、ここまで読んでいただいてありがとうございます。
実はこのテキスト自体は数年前に書き始めたものでした。
しかし10年以上取り組んできたアスカTAを改めて言語化しようと思っても、どこまでが当たり前の知識なのか、実際皆何が知りたいのか、何を求められているのか、正直全然分かりませんでした。
中々筆も乗らず、アスカTAも廃れる一方でずーっと放置していました。
そして今回RTAinJapanという国内最大級のRTAイベントに参加させていただき、思っていたより反響も大きくて、このタイミングで書かずしていつ書く!ということで正月を返上して何とか書き上げました。
RiJ効果なのか最近はアスカ配信も多く、執筆用BGMとしてもありがたく視聴させていただきました。画面見ちゃうと文章書けない。読み返してみるとやっぱり感覚論も多く、中々の怪文書が仕上がりましたが、口伝が多いアスカ界隈で少しでも参考になれば幸いです。皆様にも旅の神クロンの追い風が吹きますように。
・連絡先
ご意見・ご感想・クレームなどあれば下記の連絡先まで。
・Twitter:@siina17
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・LoL:siina17
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