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ジリジリと焼け付くような火事場
行政書士法人の代表を降りて3年が経ちました。感じることがいくつもありまして、そのひとつについて書いてみようかなと思います。
それは「ジリジリと焼け付くような火事場がなくなったな」ということ。
職員を雇用してやっていると自然、案件数が多くなります。
代表自身が担当する案件は(体制によりますが)減ります。
製造業でいうところの生産マネジメント、士業では業務遂行マネジメント※、において、その内容次第ではありますが、年に0回~数回、職員がミスします。減らすことはできるけどゼロにするのは至難の業ですよね。
※オペレーションというときも多いです。
大事なのはミスの後。
さてどうするか…対顧客、対手続、そして最悪の場合の賠償責任が頭の片隅によぎります。
おそらくほとんどの事務所では代表の役目になります。職員と一緒なのか、引き取るのかはあるとしても。
頭の中がフル回転して熱くなる。
ちなみに年月が過ぎてくると(経験が増えてくると)、
「あーまたかー(遠い目)」になってきます。
「あー今度はそっちから来たかー」
「なに?そっちから来る!?」とかも。
代表はステージによりますが、多くにおいて、こういう役目を担っているのではないでしょうか。
「いざというときに、すごい馬力を出して、燃えた案件を消火する人」
…まぁ、消防士ですね。
私も何度経験してきました。数え切れませんし、すべてを覚えてもいません。法人としてヤバいシーンはいくつもありました。
※依頼人に迷惑をおかけしている事実は、その火事場ごとに姿勢、行動で明確に示しながら、が大前提です。
こういう場は、タイトルの「ジリジリと焼け付くような火事場」なんですよね。
一人事務所になった今の一個人としては、しばらく経験していないなぁと、遠い目をしながら、今回このブログを書いております。今後、火事場が来るのかもしれません。来ないのかもしれません。わかりません。
いま、一人事務所とは別で、士業事務所、士業法人さんの相談役をやっていますが、代表先生から相談をお受けする際は、その先生が火事場にいる場合は、ジリジリ、ヒリヒリしながら、一緒に対応策を考えています。
あれ?これ、火事場を経験していることになるのかな。
相談をお受けするときは冷静にお話する立場なので、いけないなと思いつつ、ジリジリしていますね。そういえば。
まあ何にせよ、火事場は少ないほうがいいです。みなさま、ご安全に。
私は変わらず、自然体でやってゆければなと思いながら、筆を置きたいと思います。では。
崎田 和伸