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"あいまい"な初めてのフォトブック.

お久しぶりでございます、しぐれそうです。

いや、本当にnote久しぶりです。

二ヵ月ぶりくらいに書いております。

そうです、9月は全くnoteを書かずに終了してしまいました。
書けばいいってわけではないんですが、やはり折角やっているのだから一月に1回は何か書きたいですよね。
大体カメラ関係の内容になってしまうのはあしからず。

むしろカメラ関係以外書いたことないか。


本題


先も述べたように、9月は全くnoteを書いておりません。noteを書かなかった9月、実はあることに夢中になってまして、そちらに力を注いでおりました。
じゃあ何をしてたのか。
それは僕自身初となるフォトブックの製作です。

今回は、僕がフォトブックを製作しようと思った経緯や、実際に作ってみた感想などを記録の意味も込めてnoteにまとめていこうと思います。
最後まで付き合っていただければ嬉しいです。

では、いってみましょう。


フォトブックを作ろうと思った経緯.


まずフォトブックを作ろうと思った経緯ですが、実は、2020年9月は僕がフィルムカメラで写真を撮り始めて2周年の月でした。
その記念に、と言いますか、何か形に残せないだろうかと思い、その手段として、以前よりフォトブックを製作してみたいと思っていたのと、ツイッターで何人かのフォロワーさんが、僕がフォトブックを作ったら欲しいと言って下さったのに背中を押され、よし、作ってみようと思い立ったのが事の発端です。

さて、肝心の中身は勿論、過去2年間のカラーネガフィルム写真の中から選び構成した内容となっています。
この2年間、モノクロやポジフィルムでも写真を撮ってきましたが、今回は最も撮影枚数の多かったカラーネガフイルムのみで構成しました。


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実際に出来上がったフォトブック、『あいまい』


製本は、しまむらプリントさんにお願いしました。
フォトブック初心者なので、ネットの情報を参考にしたのと、実際にしまむらプリントさんで製作されたフォトブックを所持しているのもあり、質感や出来栄えの想像がついたことが選んだ決め手となりました。
ネット上のしまむらプリントさんの編集ページにて、アップロードした写真をページごとに配置していくだけなので、操作が簡単なのもグットポイント。初めてフォトブックを作ってみたいという方にオススメです。


いざ製作、そして苦悩.


フォトブックを作る上で考えなければならないことがいくつかあります。
本のサイズやページ数だったり、さっきも触れましたが、何処の印刷所で作成を依頼するか等も決めなければならないのですが、中でも一番作っていく上で考えなければならないことが2つあります。


1.フォトブックに載せる写真を決める.

1つ目は、フォトブックに載せる写真を決める作業です。当たり前ですが、実際に製作する上で最も重要な部分です。今回のフォトブックはA5スクエアサイズ・全72ページで製作することにしました。その条件下で、今まで撮った写真たちの中から載せていく写真を選んでいきます。過去2年間のフィルム写真を見返しながら、自分が良いなと思った写真をピックアップし、仕分けする作業。最初は何となく「コレは載せよう」、「これはちょっと違うかな」と作業が捗るのですが、やっていくうちに、「この写真は載せるべきなのか」とか「これは良い写真なのか?」と自問自答し始め、やがて「本当はどれも微妙なんじゃ・・」と、考え出してしまう始末です。これは僕の場合だけかもしれませんが。(笑)

これはまずいと思った僕が取った行動は、一旦作業をやめて気持ちがフラットになるまで時間を置くという方法です。これが思いのほか効果があって、何故この写真を載せようと思ったのか・思わなかったのかを冷静に考えれるようになりました。何事においてもそうかもしれないですが、思い詰めたときは思い切って作業を中断するのも大切ですね。

少し話は変わりますが、選択できる写真の枚数が多ければ多いほど、これは辛い作業になりますね。
今回は、2年間撮ってきた写真の中でという期間を設けたのがまだ救いでした。
それ以上に選ぶ写真が増えることはありませんからね。(笑)


2.写真の構成(レイアウト)を決める.

先程の方法を繰り返していくうちに、とりあえず載せたい写真は決まったのですが、次が考える作業2つ目、「写真の構成(レイアウト)を決める」が待っています。これがまたしんどい作業で、限られたページ数でいかに写真を配置していくか。言わば写真の″見せ方″につながる、もうひとつの重要な部分です。僕が初め思い描いていた構想は、見開いた時に「1ページに1枚・ペアで目に入る」というスタイルでした。写真に白枠を付けるのが好きで、それと似たような視覚効果をフォトブック内でも演出したかったからです。
具体的なテーマは無いけど、ただ撮った日付順に載せていく事はしたくなかったので、何となく良いなと思った写真同士で対になるように構成していくことにしました。
そして、この作業が写真を選別する以上に悩まされます。
中には「この写真同士をペアにしよう」とすんなり決まるのもあれば、「この写真はどの写真とペアにしても、「何だかいまいちだな」なんて、なかなか決めれない写真もありました。そこで、また写真を仕分けた時と同じく、一旦気持ちをフラットにする方法を取り入れたのですが、ここでもう一工夫入れてみることに。
ペアでいまいちになるのなら、1ページに1枚を丸ごと載せてみたり、1ページに2枚写真を連ねて載せる等、「1ページ・1枚・ペア」という構成に縛られずに、自分の中で写真に合った配置にすることにしました。
しまむらプリントさんでは何パターンか写真レイアウトの型が用意されているので、簡単に構成を練ることが出来るのもありがたいです。
最初は途中で写真の構成が変わるのは統一感が無くてどうなのかなとも考えましたが、個人的に逆に単調さが無くなってメリハリがついたと思っています。

ちょっとだけタイトル『あいまい』について触れますが、ある意味で一番悩んだ部分がフォトブックのタイトルだったかもしれません。これまでのフィルム写真の軌跡なのだから、『しぐれそう2018-2020フィルムベスト』みたいな、音楽アーティストのベストアルバムのようなタイトルも考えましたが、何だかそれだと味気ない。かと言って、何かテーマを設けて構成した写真集では無く、わりとランダムな写真構成で出来てるし、でもページによっては作為的な写真の構成があったりするし・・。そうこう考えているうちに、「何だか曖昧だな・・」と思ったとき、「そうか、曖昧だから『あいまい』にしよう」と思いついて、このタイトルにしました。こう言っちゃうとあれだけど、深い意味なんてありません。(笑)ただし、”曖昧”を”あいまい”にしたのは、そう表記した方がより一層”曖昧さ”が出る気がしたからです。何となく緩い雰囲気にもなるだろうと思いましたしね。ただし、実際に出来上がったフォトブックを見返すと、わりと春夏秋冬に沿っているような流れになっていました。そうなるように意識したわけではなかったのですが、これに気づいていたら無意識=『むいしき』なんてタイトルも面白かったかもしれません。


実際のフォトブックの中身.


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一部ですが、こんな感じに仕上がりました。



初めてのフォトブックを誰かに見てもらいたい.


初めてのフォトブックを誰かに見てもらいたい。その思いから、フォトブック『あいまい』は少数冊ですが製本して、お求めの方を僕のTwitter内で呼びかけました。(製作にあたっての諸経費も考慮して、今回少しお代を頂きました。)

嬉しい事に全冊完売となりました。ありがとうございました。

本当に嬉しかった。自分の写真が詰まったフォトブックが誰かの手元に届くってこんなに嬉しいことなのだなと。
こんな経験をさせて頂けたのも、お求め頂いた方々、そして普段より僕の写真を見て下さる皆さんのおかげだと思っています。僕ももっと色んなフォトブックを見てみたいと思ったし、また作ってみたいです。次に作るとしたら、今度はデジ機で撮った写真だったり何かテーマを設けたりして、等など想像を膨らませています。まずは少し燃え尽きた感がありますのでしばらく先になりそうです。(笑)


最後になりますが、写真って本当に楽しい。


ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました。

しぐれそう


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