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今月のデッキ備忘録〜殿堂後火水マジック編〜
冬空に 高く掲げる 革命よ
こんにちは、シグレと申します。初めましての方は初めまして、そうでない方はお久しぶりです。
今回は瞬閃と疾駆と双撃の決断の殿堂入りで環境から落ちてしまったものの、今でも最前線とはいかずとも戦うことのできる火水マジックについての解説記事になります。
例によって前置きですがこの企画では強いデッキ、環境に勝てるデッキではなく、ある程度強さを担保した上で楽しいカジュアルデッキを紹介しています。よろしくお願いします。
前置きも終わったので目次に入ります、今回から少し記事の構成が変わっているのでご留意ください。
↓前回(零緑水晶ゼニス)はこちら
1,どんなデッキ?
1-1,マジックについてと基本の動き
火水マジックは2023年12月の龍皇神爆照発売後から2024年7月のファンタジーBEST発売前までオリジナル、アドバンス問わず大会環境の第一線で活躍し続けたとんでもなく強いビートデッキです。
殿堂前からの動きとしてよくあったのは下の画像のような動きですね。
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まずはチェンジ元のクリーチャーを呼び出し、3ターン目にドローソースを使ってパーツを揃えていきます。
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召喚酔いが解けたチェンジ元で攻撃、芸魔隠狐 カラクリバーシへと革命チェンジします。
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カラクリバーシの登場時能力で瞬閃と疾駆と双撃の決断(以下ファイア)を唱えカラクリバーシをアンタップしチェンジ元を出し直します。
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アンタップしたカラクリバーシを芸魔王将 カクメイジンに革命チェンジ、マナの枚数以下のコストの呪文を手札または墓地から2枚まで唱えることができます。ここまで来れば後は好きな呪文を唱えてフィニッシュへと繋いでいきます。
1-2,殿堂前のマジック
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そんなマジックの殿堂前のデッキリストは概ねこんな感じで、デッキ単位での強さとしてあげられたのは
①何故か(高頻度で)3〜4ターンキルできる、しかもマグナムやファイナルストップによるトリガーケアつき
②除去も弱い訳じゃない、なんなら強い
③ジャストキル程度は通さないシールドの厚さとボン・キゴマイムの存在
そして何より不可能を可能にする瞬閃と疾駆と双撃の決断の存在でした。
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1-3,瞬閃と疾駆と双撃の決断の殿堂入りで起きたこと
2024年8月2日、殿堂発表生配信によってファイアの殿堂入りが決定。それにより1-1で紹介したような動きがしづらくなり火水マジックは一気に強みを失うことになります。
ファイアというカードは
①コスト3以下のクリーチャー手札から踏み倒し
②自分のクリーチャー1体にスピードアタッカー
③自分のクリーチャー1体をはじめての攻撃後アンタップさせる
という攻めにおいて有効な選択肢を合計2回まで選ぶことができたんですね。それによって火水マジックは少ないマナで行動数を確保し、できることを大きく増やしていたのです。
その殿堂入りの影響は凄まじく、特に3コストのクリーチャーを使うこと、具体的にはテスタ・ロッサとボン・キゴマイム、単騎マグナムを絡めた攻めが手打ち、一枚のファイア以外にできなくなってしまい大きな弱体化を食らうことになってしまいます。
ここでようやく本題に入るのですが、マジックの強みをできるだけ残しながらリペアをするには
①元のマジックの強みだった手数の多さを埋め合わせながら
→メガ・ラスト・バースト、フレンド・バーストによる手数の補助
②元の殺傷力をできる限り残しつつ(トリガーケア、マグナムは諦め気味に)
→安定してカクメイジンに繋げられるように複数のルートを作る
③ボン・キゴマイムが抜けた分の防御力をある程度担保する
→ボンキゴの抜けた分をシールドトリガーなどで補う
というのを目標に構築していきます。勿論最初に書いた通りカジュアルな場でストレスフリーに回せる程度までにです。ボン・キゴマイム達が使いづらくなった時点で環境は厳しいです。
2,デッキ解説
2-1,デッキリスト
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ここからは火水マジックのデッキリスト紹介、各カード解説になります。殿堂前から変わっていないカードもちゃんと紹介していきます。
キャプションの俳句作り、流石にしんどくなってきました!
2-2,スタメン紹介
歌舞音愛 ヒメカット/蛙の子 遭えるの何処? 好きと謂ひて 4枚
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初動兼除去札兼実質受け札。
上面はマジック・フレンドバースト(出た時に味方マジック1体をタップ)で下面の呪文を唱えられる上に相手ターン中に相手が2枚目以降のドローをした時にこちらもドローできるという便乗ドロー能力。
耐性の類を持たない上リソースも取れないのでそこまで初動としては優先されないものの(相手がドローするデッキならその限りではない)初動としても盤面を広げながら除去札としても働ける多機能性は手放したくないです。
下面はエレメント指定で2枚もバウンスできる地味にコスト論が壊れている呪文。マジックを他に要求するとはいえ実質2コストなのって一体…?これで邪魔なメタクリーチャーやブロッカーを除去してしまいましょう。
後述する氷柱と炎弧の決断から出せばフレンドバーストで下面を打ち、2バウンスを相手ターンにまでこなすことができます。
AQ Vibrato 4枚
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初動兼リソース元。
出た時に1ドローできるシンプルすぎる性能の1枚。と言ってもこのカードは革命チェンジで手札に戻った後もコールドフレイムやファイアなどで何度も出てくるのでこの子1枚で2〜3回はドローすることができます。
初動として出して除去されても損しないのもあって最優先で使いたい初動。アクのない強さで本当に1から10まで偉い子なのです。
イシカワ・ハンドシーカー/♪聞くだけで 才能バレる このチューン 2〜4枚
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初動兼リソース札。
2コストの殴れるブロッカーとここまでは淡白な性能なのですが、なんと言ってもメガ・ラスト・バーストの存在が特徴的。
メガ・ラスト・バーストによって盾、山札以外の何処かに除去されると下面の呪文が起動でき、2ドロー1捨てをすることができます。
このドローの気軽さがとても強力で自分から革命チェンジでも誘発することができます。相手の効果でとは誰も言ってないです。
ブロッカーとして相手の打点計算を狂わせることもできるためもう少し枚数を増やしてもいいかも。
アシスター・Mogi林檎 2〜4枚
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初動兼詰め札。
ジャストダイバーと各ターンに1度マジック使用コストを1減らすことができるカード。ピーカプ、♪立ち上がる、Na獅子に綺麗に繋げることができます。これらに綺麗に繋いだところでカラクリバーシ、カクメイジン、唱える呪文が綺麗に揃っているわけじゃないので採用枚数は少なめです。
ジャストダイバーの詰め札としても後半は活躍し、カクメイジンのバフを受ければ最強クラスのアタッカーとなります。引きに自信があるなら増やしていいと思う枠です。
同期の妖精/ド浮きの動悸 1〜2枚
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フィニッシュ札兼除去札兼受け札。
種族がジャイアントなので革命チェンジはできませんが、自分のクリーチャーを選ぶ時にこのクリーチャーを選ぶことを強制させるとんでもない能力。
フィニッシュの際にとても便利で1枚までは事実上相手の受け札を無効化できるしGストライクなら何枚でも吸い取ります。
さらに場から離れればメガ・ラスト・バーストで相手クリーチャー1体バウンスと1ドロー。ご丁寧にシールドトリガーまでついています。
リソース面で損もしないし邪魔なクリーチャーも吹っ飛ばせて一石二鳥。たまにメタクリーチャーの露払いのために手打ちすることもありますね。
瞬閃と疾駆と双撃の決断 1枚 殿堂入り
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展開札兼コンボパーツ。
成長チェンジの動きをする時に必要なカード。殿堂入りなのでどうしても後述のピーカプ/チューニングを使う機会の方が多いです。
それぞれの選択肢と使い道は下の通り。
コスト3以下のクリーチャー手札から発射
→打点を追加することができる、同期の妖精を出してトリガーケアしたり、マジックを出して手数を増やしたり。
味方1体にSA付与
→カクメイジンに頼らないSA付与、カクメイジンが除去されても攻め手が途切れないようにできます。
味方1体を初攻撃後アンタップ
→カラクリバーシをアンタップさせてカクメイジンに繋いだり、カクメイジンを再度攻撃させたりできる、成長チェンジ戦法のコンボパーツ。
なぜ離れ 何処へ行くのか 君は今 1〜2枚
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リソース札兼デッキアウトケア兼墓地メタ。
3コスト2ドローの淡白な性能をしてますがどちらかの墓地をリセットして山下に吹っ飛ばす効果も持っています。
取り回しがとても良く手打ちでもカラクリバーシから唱えても雑にリソースを伸ばせるし相手の墓地をリセットして相手の墓地戦法の妨害をしたりとできることはシンプルなのに多め。
沢山ドローをするデッキなので長丁場になるとこちら側が先にデッキ切れになるのでこちら側の墓地リセットも選択肢に入れましょう。
氷柱と炎弧の決断 4枚
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受け札兼実質除去札兼リソース札兼展開札。
役割が多すぎる!ですが間違ったことは言っていないと思います。これを合計2回(同じ選択肢も可能)できるのは凄すぎますね。
更には墓地に呪文が2枚あればシールドトリガーまで獲得するため、受けるためにカードを墓地に捨てるときは呪文を優先して送るようにしましょう。
それぞれの選択肢と使い道は下の通り。
相手クリーチャー1体を次ターンまでアタックブロックを禁止
→カクメイジンの効果を確実に起動させるために必要な効果、シールドトリガーで打てば2体止めることができる。
1枚捨てて2枚ドロー
→シンプルイズベストなリソース択。2回使えば合計2捨て4ドロー。手札の総数が増える有効な選択肢となる。トリガー化のためにできる限り呪文、ツインパクトを捨てておこう。
2以下のエレメントを手札から出す
→ヒメカットを出して実質受け札として使ったりカクメイジンから唱えることで打点を増やすことができる。
因みにファイアが殿堂入りした影響で味方を踏み倒せる呪文が大きく減っている為あまりアタックブロック禁止の選択肢を使いたくないというのが割と本音だったりします。
調律師ピーカプ/♪音速で 本番中に チューニング 3〜4枚
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コンボパーツ兼攻撃の切り火。
呪文側から紹介、自分のクリーチャー1体にSAを与え最初の攻撃の後にアンタップするようになるいわばファイアの効果の後半2つを1体にまとめて当てられる呪文です。
成長チェンジする際のパーツとしてカラクリバーシから唱えることもできますが、ピーカプをチェンジ元にすることで元々はなかった動きも可能に。
カラクリバーシにチェンジする際にメガ・ラスト・バーストを使うことができ、登場時能力が余る為そこを別の呪文に充てられるようになります。
カクメイジンになってからも雑に2回攻撃を手に入れられる為序盤から終盤まで腐らない攻撃の要となってくれますよ。
♪立ち上がる 天使に悪魔 堕ちるかな 3〜4枚
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フィニッシュ札兼除去札兼受け札。
1ドロー後、宣言したコストのエレメント効果の無視と呪文ロックを行う多機能呪文。
4コストで手打ちすれば手札が減らずにメタを処理できますし、呪文ロックで受け札ケアもできる。挙げ句の果てにはSTを持っているのでそれでブレイカー能力などを消して擬似的に打点を消したりと本当にめちゃくちゃな性能。
王道編最後に貰ったマジックへのクリスマスプレゼントであり、この記事の投稿が遅れた理由そのもの。
Napo獅子-Vi無粋 2〜4枚
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チェンジ元兼リソース札兼除去札。
上面はマジックのクリーチャーがいれば1軽減する5コストクリーチャー。2枚まで手札を捨ててそれ+1枚ドローできるので手札を整えながらカクメイジンへとチェンジ!第2のカクメイジンプランですね。
下面の呪文は2コスト以下のエレメントを全て破壊できる為メタ処理に使うことができますがメガ・ラスト・バーストとは相性悪め。(革命チェンジした後に呪文を打つ為チェンジ先がメタに引っかかってしまう)
微妙に噛み合わない点もあるがチェンジ元として最強クラスであり最悪SAWブレイカーとして彼の望み通りチェンジせず殴り合いを始めてもOK。2コスト以下のメタクリーチャー、エレメントが仮想敵に多いなら多いなら増量してもいいでしょう。
芸魔隠狐 カラクリバーシ 4枚
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受け札兼展開札兼チェンジ先兼チェンジ元。
マジック全てから革命チェンジできるとんでもクリーチャー。登場時能力で1ドロー後3以下の呪文を唱えられる為出るだけで大きなアドバンテージを取ることができます。
さらにSAを持っている為ファイアやチューニングでアンタップすることでさらにもう一度攻撃、カクメイジンへと1ターンで「成り」ます。
最悪5コストで手打ちしても弱くないし何故かついているGストライクで防御面もカバー。出るだけで一気にひっくり返せるマジックの特権カードですね。
踊戯音愛 パステル/♪摩訶不思議 マジカルプリズン キンキラリン 2枚
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受け札兼ブロッカー突破用。
上面はシールドトリガーのブロッカー。パワーが4000と心許ないがむしろそれが彼女の強み。
バトルに負けて破壊されてもメガ・ラスト・バーストによって下面の呪文、マジカルプリズンを唱えれば相手クリーチャー2体を攻撃防御禁止に。最大3面が止まるマジック有数の受け札となります。
下面はボン・キゴマイムが抜けたことによる「♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり」の穴を埋めていて、攻撃を盾に通すことが生命線なカクメイジンと相性がいいです。なんなら本人がチェンジ元になり、メガ・ラスト・バーストでブロックを止めながらカクメイジンに。
余談ですがボン・キゴマイムが火水マジックに使われるようになった背景に闇自然アビスのコストが同じ何体も並ぶブロッカーが背景としてあったのですが今はあちらも弱体化しているのでこの呪文を使うことで対処に困るようなことはほとんどないでしょう。(ジャストダイバーブロッカーのみ勘弁)
芸魔王将 カクメイジン 4枚
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キリフダ。
5コスト以上のマジックからチェンジできるWブレイカーでマジック全てにSAを付与し、カクメイジンがブレイクする盾の枚数だけマナゾーンの枚数以下のコストの呪文を唱え、それらを山札の下に送ります。
(例:こちらが3マナの状態で盾にぶつかると3コスト以下の呪文が2枚まで唱えられる、4コスト以上の♪立ち上がるは使えない)
このデッキの攻撃力を1人で支えておりフルで決まった時の出力はもうめちゃくちゃ。基本的にチューニングやファイアで2回は攻撃してくるのも相手からしたらタチが悪いですね。
ファイアの殿堂で横に打点を並べづらくなりましたがそれでもこの火力は健在。マジックの呪文連打戦法の象徴となる存在です。(どの呪文をどのタイミングで唱えるかは見出し3-1で紹介しますね)
小テクですが唱える呪文は1枚ずつ処理するので、1枚目の呪文で引いた呪文を2枚目で唱えることが可能です。1枚目にドロー呪文と覚えておくとミスしづらいですよ。
2-3,入れ替え候補
今回の入れ替え候補は7種類、自分の好きな戦法に合わせて変えてみてください。
卵年の園上者アルラパン
役割:初動
マジック唯一の2コストSA。カラクリバーシに1ターン早くなれる。手札消費の激しさを考えて不採用。
驚乱の不死帝 ブルース
役割:除去、受け札
2以下を全てバウンスかサイズ問わず1体をバウンスできる受け札。3コストと軽く使いやすい。手打ちとトリガーのみでしか使えない点を許容するかどうか。
アシステスト•Mogi事変
役割:実質フィニッシュ札、リソース
マジック全てのコストを1下げてマジックが他にいれば出た時1ドロー、ウルトラセイバーマジック持ち。どの効果も腐りません。弱点は3コスト、これさっきも言いましたね。
終止の時計 ザ・ミュート
役割:受け札、リソース、チェンジ元
ドローを回しながら信頼のおける受け札として働ける。なんならカウンターでカラクリバーシ達になれる点で相性がいい。ただ受け札以外に役割が薄く、3コストのリソースカードは激戦区なので不採用。
芸魔獅子 レオジンロ/♪限りなく 透明に近い このワタシ
役割:チェンジ先兼元、除去
上面はマジック全てから革命チェンジできていずれかの墓地をリセットして3コスト以下の相手エレメントを破壊する。墓地リセット、除去を同時に行えるのは優秀。更にメガラストバーストで下面を唱え味方1体をアタックブロックされなくなり、呪文で選ばれなくなる。さらに手数を増やしたい人は採用するべきです。
芸魔竜王 アメイジン
役割:フィニッシュ札、リソース
5コスト以上のマジックから革命チェンジでき、出た時墓地から呪文を全て拾い、手札枚数以下のクリーチャー全てを攻撃防御禁止に。リソース回復と相手全てを止めて実質的なEXターンを狙える優秀なカードです。
飛翔龍5000VT
役割:除去、サブアタッカー
値段も能力もパワーも高いクリーチャー。相手の5000以下のクリーチャーをまとめて手札に戻し次のターン出せなくできます。サンプルリストに入っていない理由はこちらが盤面を伸ばさない為コスト軽減が受動的でありすぎることと値段の高さ。
3,テクニック集
3-1,カクメイジン詠唱呪文表
カクメイジンの呪文詠唱はとてつもない数の選択肢も強みの一つですが、なんといってもリソースを大きく伸ばせる、損しない点が優秀。墓地からの行動を阻害されない限りは唱えたい呪文を墓地に送ってから使うようにしましょう。
2回攻撃付与→ファイア、チューニング
・カラクリバーシだけでなくカクメイジンに2回攻撃を与えて擬似的に打点を伸ばせる、攻めの要
ドロー、リソース確保→このチューン、なぜ離れ、コールドフレイム、立ち上がる、ド浮き
•リソースを確保できる選択肢。基本は一枚目で唱えて、2枚目の呪文を墓地に送れるようにしておこう。
展開→コールドフレイム、ファイア
•どうしても展開カードの枚数は増やせなかったので1枚1枚を大事に詠唱するべし!
除去→蛙の子、ド浮き、殴り合い、立ち上がる
・こちらは邪魔なカードをどかす選択肢、前者2枚はアタッカーとしても使いたいし、殴り合いは除去範囲が狭いため、打つ呪文はちゃんと吟味する必要あり
攻撃防御禁止→コールドフレイム、マジカルプリズン
・相手クリーチャーの動きを止めることでブロッカーを止めたり実質的に相手の打点を減らしたりできる。自ターン中のコールドフレイムは基本他のモードを使いたい為キンキラリンが基本優先される
呪文ロック→立ち上がる
・刺さるデッキには本当に刺さるため、本格的な攻撃に映る前にデッキを掘り進めておきましょう。
3-2,ルールQ&A
今回から追加したコーナーです。裁定などがややこしいカードはここで紹介します。
1,革命チェンジとメガラストバースト
地味に引っかかりやすい点ですね、基本的な効果処理の順番ですが、
①攻撃時に革命チェンジを宣言
②革命チェンジ元のクリーチャーの攻撃時能力
③革命チェンジで入れ替わり
(④ メガ・ラスト・バーストの処理)
⑤チェンジ先の効果処理
と言った順番でやると間違えないですね。かなり難しいと思うのでゆっくり慣れていってください。
2,♪立ち上がる〜について
「呪文が唱えられない」は分かるけど「エレメントの効果を無視する」ってどういうこと?となる人がいるはずなので。
効果を無視するというのは「カードの特性、パワー以外」の全てのテキストを消すという能力です。
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イメージとしてはこの画像のような感じ。クリーチャーというカードの種類より上の情報とパワーだけが残ります。さらに詳しく言うならテキストボックスが消えるような感じでしょうか。少しでもイメージができたら嬉しいです。
3,最初の攻撃と革命チェンジ
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カラクリバーシやカクメイジンで唱えるアンタップ系の呪文。勿論2回目の攻撃の後はアンタップできませんが、革命チェンジでクリーチャーを入れ替えた時は別クリーチャー扱いとなり「最初の攻撃」が更新されます。
ですから、カクメイジンの二度目の攻撃の際に他のカクメイジンとチェンジすれば再度アンタップ系の呪文が効くようになりますよ。
3-3,メタクリーチャー対処表
このシリーズをご覧の方は毎度お馴染み各種メタクリーチャーとのデッキの相性表、対処表です。
…あれ?このデッキ殆どのメタが刺さっていませんか!?…最後まで踏み倒すデッキなので除去カードは大切に使いましょう。ちなみに♪立ち上がるも除去カードとして扱います。
召喚以外反応系(オニカマスなど)→強く刺さる、除去呪文を使って予めどかす
墓地、マナ、次元メタ(アプル、冠ラッキーなど)→カクメイジン着地後に墓地を使う為余裕があれば除去しておきたい
タップせずに行動反応系(ガイアッシュ、ヴェネラックなど)→強く刺さる、ガイアッシュなどには1ターンで踏み倒し切るように、普通のメタクリには除去を当てる
マナ数反応系(ハッター・ルピアなど)→強く刺さる、除去を当ててどうにかするしかない
行動数制限系(DGパルテノンなど)→強く刺さる、幸いエレメントにも触れるデッキなので除去を当てる
即時攻撃制限系(ボン•キゴマイムなど)→強く刺さる、除去するしかない
さいごに
ということでこの記事での火水マジックについての解説はこれで終わりです。
最後はメタクリーチャーへのとてつもない脆弱性を見せてしまいましたがやはり1ターンで呪文を駆使しながら連続攻撃をしていくのはデュエマのこのデッキでしか味わえないような体験ができると思います。
マジックという種族が好きな方、攻撃と防御とドロー、3つの強みを持ったデッキを使いたい方は、是非このデッキを組んでみてください。
この記事が気に入った方は是非スキを押してくださると筆者の活動の支えになります。記事の感想、改善点などについては自分のできる範囲で反応、改善させていただきます。
長い記事でしたが読んでいただき本当にありがとうございました。