Pokémon LEGENDS アルセウス―感想―
さて、アルセウス(未だに略称が定まってない)の発売から二週間ほど経ちますが、多分おそらくこれが投稿されるのはもう少し先でしょう。とりあえず、感想を書いていこうと思います。当たり前のようにネタバレあるので気を付けてくださいね。
ゲームシステム
ここからはゲームシステム関連の感想です。今作は半オープンワールドのシームレスな戦闘や捕獲が出来るようなシステムになっています。戦闘しなくても捕獲が出来るし、戦闘すると捕獲が難しくなるポケモンもいる。逆に好戦的なポケモンもいるし、何の警戒心もなく近づいてくるポケモンもいる。多種多様なポケモンたちに囲まれて自然豊かな土地を散策しつつ図鑑を埋めることに重きをおいたシステムになっています。他にも戦闘面では早業、力業が追加され、行動順もかなり変化する仕様になっています。対人戦が少ない今作ではしっかりと早業、力業を使い分けてくるトレーナーには苦労させられます。今までのポケットモンスターシリーズでは戦闘面に重きを置かれていたように思えますが、今作は図鑑埋めに重きが置かれていて実際に、図鑑を埋めなければメインストーリーの達成は出来ないようになっています。ここも含めて今作は革新の一作だと思います。
エンディング前までのストーリー
ここではエンディング前までのストーリーについて言及していきます。エンディング後とは切り離すべきだと思ったので。エンディングまでは出来てしまった時空の裂け目をどうにかするというのが目標になります。それと同時に暴れ始めたキングたちを鎮め、時空の裂け目がどうなっているのかに近づいていくというのが大体の流れです。その流れの中でヒスイに元々住んでいたシンジュ団やコンゴウ団の信頼を得つつ、自身が所属するギンガ団での存在感を高めていきます。
個人的にはすべてのキングを鎮めた後の展開が予想できなかったこともあってかなり楽しめました。おのれデンボク許さんぞ。あとシマボシ隊長ありがとうございました。生配信中に嫌いとか言ってごめんね。まあ、まさか追い出されるとは思ってなかったですね。そこで助けてくれるのがイチョウ商会のウォロさんなわけですが…。その後シンオウ様と呼ばれるパルキアorディアルガと戦ったり捕まえたりするわけですけどここら辺の解釈はプレイ前と大して変わらなかったですね。結局シンオウ様(アルセウス)をディアパルだと思っていて違う側面を信仰していたシンジュ団とコンゴウ団でしたとさ。めでたしめでたし。って感じでした。それでもムベさんの正体とかは面白かったですね(3回ぐらい負けたけど)
総括するとゲーフリはやっぱ神だった。それだけです。
エンディング後のストーリー
プレートじゃねえか!!
というわけでエンディング後のストーリーですがここでは主にメインストーリーでの救世主イチョウ商会のウォロさんと行動を共にすることになります。その名もプレート集めの旅。アルセウスに会うためにプレートを集めてみようぜ!って話です。それでもってここでお初のポケモン、ラブトロスが出てきました。そもそもなんで霊獣たちが出てきたのかというのが謎ですがBWリメイクの伏線か?他は知ってる面々を捕まえていくだけでした。初めてレジギガス3Dで見たけどちょっと面白いね。それで、プレートを17枚集めてウォロさんとシンオウ神殿(槍の柱)で会うことになります。
そこで彼が放った言葉は、「アルセウスに挑もうとしたギラティナを探し出し時空の裂け目を開けさせたのもその一つ」「壁画に残されていたように全なる神の欠片をアナタに集めさせるのもその一つ」というものでした。
つまりはお前がこのストーリにおける全ての元凶であり黒幕じゃねえか!というわけです。貴方の子孫はチャンピオンなのに…いやだからか
そして主人公に対し、すべてのプレートをよこせと言う始末。しかも最後のプレート持ってるのもウォロさん自身だった(ちなみにもののけプレート)もう、何この人。好き。そしてその化けの皮が剝がれたとき皆さんは思ったでしょう。イケメンが台無しじゃねえか!なんだそのアルセウスコスプレ!!
ほんと、驚きましたね。ていうかあの美形にあの服装させるゲーフリは何を思っていたのだろうか。
そんなわけで全ての黒幕であるウォロは一人称ワタクシのアルセウスの狂信者かつ自身の好奇心に正直過ぎるがゆえに暴走した哀れな古代シンオウ人の末裔だったわけです。私はそれに驚きつつ自分自身がこういう感情がいき過ぎた人間が好きだということを自覚しました。
そして彼とのバトルが始まるわけですが、正直言ってダイパリメイクのシロナ戦よりも辛かった。とりあえずほとんどがシロナさんと同じ手持ち(ミロカロスは実装されてないためにヒスイウィンディになってたけどそこはイダイトウじゃないんかい)しかも早業と力業を絶妙に使い分け(AIの進歩が怖い)6体を倒した!と思ったら、まさかのギラティナ戦が始まります。しかも回復なし。絶望とはこのことか。それでギラティナを倒したと思ったら、フォルムチェンジ!!くっそカッコいいのが憎たらしい。アナザーフォルムからオリジンフォルムになったギラティナと戦う羽目になりまさかの8連戦。きっつ。それでもなんとか打破すると、ウォロは負けを認めます。ちなみにギラティナは人間に負けたショックで逃げ帰ります(可愛い)
その後、主人公の持つカミナギのふえがてんかいのふえに変化。何年ぶりの回収か…。その後、主人公がアルセウスと会うのなんて見たくないと言い、不穏な捨て台詞を吐いてウォロは去っていくのだった…。
「あーあ。ウォロさんともう会えないのかあ」とショックを受ける私。もうダイパリメイクでもなんでもいいから出してくれない?ポケマスとかでもいいよ。
そんなわけでエンディングを迎えた時点では解決したようで全く解決していなかったことを回収してくれました。良かった良かった。それに動機の面でも凄い良かったし。感情なんていらないっていうアカギと対照的でいいよね。あと人生で初めて性癖が歪む音を聞きました。はい。
総括
良かったところ
ほとんど全て良かったです。というか最初のpresented by GAME FREAKに凄い安堵した。
特にストーリー重視だったのが良かったですね。新しいシステム、新しい挑戦っていう面でもかなり良かったと思います。
あと色違いが手に入りやすくて助かります。今まで本編で見たことなかったのに凄い手に入る。
悪かったところ
フィールドのグラフィック?特に水の表現が良くなかったなと思います。何故か水の上のモンボやたら画質悪いというかドット数がちょっと…。多分イルカ製の水の表現を見ちゃったっていうのもあるんでしょうけど、あれだったらイルカにそこは頼んでくれても良かったんじゃないか?と思います。共同開発でグラフィックの改新をしてくださると良くなると思うんですけどねえ。
あとポケモンが埋まっちゃうのどうにかしてください…。
結局
DLC待ってます。
あと対戦環境どうする気なんだろう。剣盾末期だし…。流石に今年9世代出さないよね?