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【運ゲー】独学無課金・半年でIELTSで6.5とりました
こんにちは、約一年ぶりの記事更新となりました。今回はタイトル通り、IELTSオーバーオール6.5(各セクション6.0以上)を独学無課金で獲得した体験談を記録しておこうと思います。
公式問題集などの参考書の使用以外に塾に通ったり添削サービスを利用したりしたわけではないので、”独学無課金”としています。この表現はIELTSの勉強中に拝読させていただいたあんり様の記事の表現を丸パクリしています。
スコアと筆者情報
まず、スコアがこちら。
![](https://assets.st-note.com/img/1660454184146-v03WQiBGFG.png?width=1200)
Speakingが6.0、ListeningとWritingが6.5点。Readingが最も高く7.5点でした。
続いて筆者の情報がこちら。
いわゆるMARCHの1つに通う2年生。補欠合格でギリギリ入学。
学部は文理融合をうたう学部でPythonやJavascript、統計学などをかじっている。特に英語重視とかではない。
大学1年の終わり頃に英検準一級、TOEIC公開テスト745点を取得
IELTSは学校で実施されている長期の交換留学プログラムに出願するために受験しました。うちの学校では、オーバーオール6.5・各セクション6.0以上あれば基本的にどの学校にも出願できたのでこれを目標として勉強してました。無事達成できて肩の荷が下りた気持ちです。
IELTS勉強遍歴
1月(出会い)
IELTSについて知ったのは今年の1月あたり。留学募集要項にIELTSかTOEFLの点が必要と書いてあったのを見たことがきっかけでした。
とりあえずIELTSの総合対策本と定番の単語帳、公式問題集を購入して取り組んでみました。受験生時代に鍛えたReadingはある程度なんとかなりそうでしたが、これまであまり真剣に勉強したことのなかったListeningやWriting、Speakingは最初はかなり不安でした。
この頃は出願まで時間があったのと、期末試験があったのでそこまで勉強はしていませんでした。
2、3月(春休み)
春休みだった2月、3月はめちゃくちゃ勉強!、、、というわけではありませんでしたorz 家だとどうしても勉強のやる気が出なくて…
でも英語に全く触れなかったというわけではなく、1月の終わりに始めたVRChatというゲームで英語圏の人と話すことで楽しく英会話の練習をしてました。英会話と言っても聞き取りや話すことが絶望的にできなかったので、誰かの話を聞いてただ笑っていたり日本語で話すことも多かったのですが…
また、この頃ホロライブENという英語圏のVTuberを知り、暇な時間で生放送のアーカイブを見たり、NetflixでBreaking badというドラマシリーズをシーズン2まで見たりしました。
たしかこのあたりで英語の発音についての本を読みました。VRChatで発音について言われたことがきっかけです。ネイティブのようになめらかには全然発音できないのですが、thinkやsinkの発音の違い、発音方法などをここで初めて知りました。
4、5月(IELTS初受験)
4月から2年生になり学校が始まりました。この2ヶ月で本格的にIELTSの勉強を行いました。学校が地味に遠く往復で2時間かかるのでその間にIELTSの単語帳で単語を覚え、授業が終わったあとは図書室に残り閉館時間の21:00まで勉強するようにしました。
帰ったあとはVRChatで知り合ったフィリピンやカナダの方とよく話していました。良いSpeakingやListeningの練習になるかなと思いから始めたVRChatですが、途中からは単純に「友だちと話したい」という気持ちで遊んでました。勉強しているという感じが無く、もっとみんな言ってることを理解したいという気持ちが英語を勉強するモチベーションになりました。
Readingは回によっては6.5や7.0がもらえるほど伸びてきたのと、一番不安で最初は全くかけなかったWritingも時間内になんとか形になるようになってきたので、5月22日にお試しでIELTSを受験してみました。結果が早くわかるのと、Writingのやりやすさからコンピュータ版を選びました。
その時の結果がこちらです。
![](https://assets.st-note.com/img/1660460599461-C97pPoHtIS.png?width=1200)
対策に時間をかけていたWritingと不安だったListeningが良かったのは嬉しかったですが、VRChatで練習できていたと思っていたスピーキングと一番自信のあったリーディングが全然できなくて正直萎えました(笑)
とはいえ、オーバーオール6.0はなんとかとれたのでそこは良かった、と自分に言い聞かせてました。
6、7月(失速)
中間試験も終わった6月は絶好のIELTS勉強期間、、のはずでしたがここに来て大きく失速してしまいました。失速と言うか、この2ヶ月はほとんどIELTSの勉強をしませんでした。というのも、この時期から
2ヶ月結構本気で勉強したのに思うように点が取れなかったことによる萎え
グループワークの授業などが始まり、課題にかかる時間が長くなってきた
所属しているギターアンサンブル部で発表会があり、練習で時間を取られた
ことが原因でIELTSモチベがガタ下がりしてしまったのです。まあ言い訳って言ったらそれまでなんですが、メンタルがあんまり強くない自分は今までのようにIELTS対策をするやる気と体力がなくなってしまいました。
7月に入ると期末課題や期末試験で余計に忙しくなり、6月のうちに対策しなかった自分を後悔して半ば自己嫌悪状態でした。
ただ、そんな状況でも自分が純粋に楽しいと思えたVRChatとホロライブENの視聴はあくまで趣味として続けることができました。またこの頃から人気YouTuberであるKevin's English Roomの二人による英語でのポッドキャストを電車で聞くようになりました。IELTSの勉強はしませんでしたが、英語自体には毎日数時間触れていました。
8月(2回目の受験)
7月の終わり頃に期末試験が終わった時点で出願まで2ヶ月を切ってしまいました。さすがにそろそろ目標スコアである6.5を取りたいと焦りましたが、やっぱりIELTSの勉強は退屈であまりモチベが出ませんでした。とはいっても、英語自体には触れてきたし、一回目はたまたま問題との相性が悪かっただけかもしれないとの思いから8/11にリベンジを果たすことにしました。
ReadingとListeningは公式問題集でテスト2回分ほど解いてなんとかカンを取り戻すようにし、WritingとSpeakingは別途で問題をネットから探して一人で練習しました。結局一週間ほどしか対策しないままつっこみましたが、結果的に目標スコアを取ることができました。
感想
感想なんですが、タイトルにもある通りIELTSは運ゲー要素結構強いな〜という感じでした。まあIELTSに限らずどんな試験も、試験である以上運ゲー要素はあるんでしょうけど。「試験は水物」とはよく言ったものです。
”独学無課金”の元ネタであるあんりさんのnoteにはこう記載されています。
今回勉強をして痛烈に感じたのは、「IELTS割と運ゲー説」です。
(中略)絶対にある期限までにあるスコアを取らないといけない方はIELTS教室などに高額課金するよりは複数回受験したほうが良いのではないかと個人的に感じました。
私は今回、目標をこえた良い点を取れましたが、例えば今週IELTS受けたとして同じ点数とれる自信はありません。それくらい問題との相性などで結果が1.0くらいは変わるテストだと思います。
これ、ほんとに正しいと思います。今回私は2回目の受験で無事スコアを伸ばすことができましたが、これは実力以外の要素も大きく絡んでると思います。二回目の受験での勝因は
得意なReadingでも大ゴケする可能性があると一回目の経験から知り、慎重に取り組んだこと
単純に受験が二回目で流れがわかっていたので一回目よりリラックスして受けられたこと
一回目の受験でできなかったSpeakingを直前で詰め込んだこと、VRChatで積極的に話すようにしたこと
Speakingのトピックがたまたま一回目のときより話しやすかったこと
Speakingが終わってすぐ残りのセクションの受験に進めたので集中力が続いたこと
(一回目受験時は初っ端のSpeaking終了から残りのセクションの試験開始まで3時間ほど待機時間があった)
と、実力以外の「マインドセット」「慣れ」「運」「集中力」といった要因が大きかったです。なんなら今回点がバク上がりしたReadingも現状維持できたWritingやListeningも一回目受験時のほうが実力的にはあったと思います。二回目試験前に再度確認した単語帳に「覚えた」マークがついていた単語、結構忘れてたので笑
最後に
ということで、ある程度実力がついたら、何回か繰り返し受けてみることをおすすめします。IELTSって一回受験するのに2万5千円もかかるのでケチりたくなりますが、実力以外の要素に左右されることも多いので。特に一回目は、流れをちゃんと把握できていないことによる心の余裕のなさが下振れにつながりやすいと思います(私のように)。
私はIELTSで自分の設定した目標点を取ることができましたが、あくまで出願資格を得ただけで受験校の決定や面接の準備をする必要があるのでまだまだやることは多そうです。留学を目指している方、一緒に頑張りましょう!
2023年1月21日追記
色々ありましたが、無事学内選考を通過し、カナダへ通年留学することになりました!