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信頼してるから紹介したんじゃないの?墓じまいでの葬儀業者の対応に不審爆発!
遺品整理現場での四方山話
本日は最近話題の墓じまいでの出来事。葬儀業者に墓石業者を紹介してもらったのに不信感だらけだったという話し。
先日、お墓の原状回復のご依頼を頂きました。遺品整理・死後事務専門の行政書士ですのでお墓の墓じまいや改葬のご相談にも対応しています。
お墓の改葬などではお寺や役場へと書類を提出したり、もらってきたりする書類があったりと行政書士として関わる部分も多くあります。
そして、今回のご依頼についてですが、今回のご依頼者は実は、以前に遺品整理のご依頼を頂いたお客様でもあります。
なんでも、最初は葬儀業者さんに紹介してもらった墓石業者さんに見積もりを依頼したそうなのですが、なんか信用できないとのことで当事務所へ再度見積りをして欲しいとの依頼です。(墓じまいのセカンドオピニオン?)
それはなぜか?というと、当初提出された墓石撤去に必要となる費用。こちらは別段問題なかったそうで依頼者の方もそのまま依頼する予定だったとのことですが、その後打ち合わせを重ねる毎に金額が吊り上っていったそうです。
別段追加の依頼をした訳でもないのになんでそんなに金額が変わるの?不信に思った依頼者の方は葬儀業者さんに墓石業者さんの名前を教えて欲しいと言ったのですが、葬儀業者さんからは「提携業者の名前は教えられません!」とバッサリと断られてしまったそうです。
ちょっと、考えられませんよね(苦笑)
窓口は確かに葬儀業者さんがされているかもしれませんが、実際に作業をするのは墓石業者さんのはずです。
その墓石業者さんがちゃんとしたところかどうかを自分達でも確認したいので名前を教えて欲しいと言っているのに教えられないとの返事。
なんか隠してるんじゃないの?思われても仕方のない対応です。普通に考えれば葬儀業者さんが提携する会社というのは葬儀業者さんが依頼者に安心して紹介できるお店であるはずです。
当然、大事な顧客を紹介するのですから提携先は厳密に審査した上で提携関係になっている訳で、自信を持って紹介できる会社であったり、お店であったりするのが普通です。
であるはずなのに、業者の名前は明かせないとなると、何か直接問い合わせをされてしまうと不都合な事情があるのかもしれません。
あくまで推測ですが、墓石業者から葬儀業者に提出された見積もりに過剰な金額を上乗せして依頼者へ提出していたなど。
特に葬儀業界ではお墓や仏壇といった葬儀が終わった後に必要とされる関連業者が連なっています。
そして、そうした葬儀関連業者は葬儀社に高い紹介料を支払うことで、顧客を紹介してもらうということが一般的に行われています。
私自信は紹介料制度を否定する気は一切ありません。大事な顧客を紹介する以上は手数料を支払ってもらい、業者はもちろん、自分達も紹介した責任を負うという考えからリスクに見合った紹介料というのは別段問題にすることはないと考えています。
その代わり、専門職として相応しい知識に基づいて適切な業者を紹介する責務を果たす必要があるということです
しかし、高い紹介料を支払うということはそれだけ利益を圧迫するということでもありますから、その減ってしまった利益の穴埋めとして実際の依頼者へ提出する見積り金額には紹介料を乗せた金額となってしまっていることもあります。
そうした状況で、葬儀業者が紹介した墓石業者の名前を教えてしまうとどうなるのか?
依頼者の方が全く別人の振りをして、直接墓石業者に墓じまいの金額を確認にしてみると、墓石業者は葬儀業者を介していない直接のお客さんとなるので、紹介料を乗せなくても利益が出ます。
その結果、以前の見積りと比べてはるかに安い金額を伝えることも十分予想されます。そうなってくると、依頼者側としても「おかしくない?」と、不信感を持つことになるわけです。
そんな事態を恐れてか葬儀業者は墓石業者さんの名前は教えられません!となってしまったのかもしれません。
ここまでのお話しはあくまで推測ですので実際のところはわかりませんが、依頼者が葬儀業者や墓石業者さんに不信感を持たれたことは間違いありません。
そうして、以前に遺品整理を行わせて頂いた当事務所へお墓の原状復旧のご依頼となった訳です。
お墓の場所は先日行った遺品整理の現場の傍ですので電話をもらってすぐに墓石業者さんと現地へ見積もりに行き。見積書を作成。
見積り書を依頼者へと提出後すぐにご依頼の連絡をいただけたので、次はお墓を管理しているお寺と墓石業者さんの予定を調整して作業日を決定。
後は当日の天気が晴れることを祈るばかりですね。
遺品整理や死後事務のご相談は名古屋の第八行政書士事務所までどうぞ~。