遺品整理で頂いたお礼メールのお話し
遺品整理現場での四方山話し
事務所の整理をしていたら以前作業をさせて頂いた方からのお礼メールの印刷が出てきたので、ちょこっとご紹介。
その現場は大きな敷地のお宅でしたので貴重品捜索などもかなり慎重に行い、探している物が全て見つかり依頼者の方にも大変喜んで頂けた印象深い現場でもあります。
頂いたお礼メールの中の一文に「・・・、谷さんやスタッフの皆さんの手際の良さにびっくりしました。それなのに探しているものも全て見つけて頂き本当にありがとうございます。皆様の迅速で的確な処理に感謝しております。」と綴られていました。
遺品整理の現場でどうしても大変になってしまう貴重品の捜索と仕分け作業。
ワンルーム程度のお部屋なら多少家財や荷物が多くても家族だけでやりきれない事はないですが、ファミリータイプや戸建て、倉庫などのあるご自宅となってくるとどうしても個人の力だけでは対処できなくなってきます。
特に暑い時期にやらないといけないとなると、ただでさえ暑さで目が廻りそうなのに、家財の量でも目が眩む思いでしょう。
こちらのお客様の現場も1件の現場としての家財の量でいうと相当な量がございました。
それらの大量にある家財やタンスの中、机、引き出しの確認はもちろん、押入れや倉庫に仕舞われているダンボールのひとつひとつを開梱して確認をしていくことで貴重品や思い出の品の取りこぼしのないように注意して作業を進めていきます。
天井に届きそうなくらいの仕分け品の山。
書類関係は行政書士の知識を生かして私が全て確認して重要な書類が紛れていないかをチェックします。
私の仕分け風景をスタッフが撮影してくれていました。
ひとつの部屋が終われば更なる戦場へ!
どうしても書類関係は判断に困る物もありますので、自分の目で確認。その間にベテランスタッフ達が室内の整理を行ってくれます。
書類の仕分けをしていると、別の部屋で出てきた書類関係をスタッフが私の前にドンっ!
容赦のないスタッフが次々と追加の書類を積み上げにきますので怠ける暇もない😂
見積もりの際に「作業当日は私もスタッフの一員として作業していますので、何かあれば聞いてくださいね~」といつも依頼者の方にはお伝えしているのですが、当日実際に私が作業着でえっさ、えっさと荷物を運んでいるとかなり驚かれます。
「現場監督じゃなくて本当に作業員として動かれるんですね!」と良く言われますが、皆さんどうも「行政書士」の肩書きに皆さんイメージが引っ張られているようですね。
机で書類仕事をしているイメージの士業が汗をダラダラ流しながらダンボールやタンスを運んでいる姿にびっくりされるようです。ダイエットにいいですよ、最近は脂肪が付くペースの方が早いですが(´;ω;`)
と、冗談はさておき、遺品整理という言葉が浸透し、ひとつの職業カテゴリーに既になっています。
そして、超高齢社会でますます需要が伸びてくるだろうと予想される中で遺品整理業への新規参入者は増える一方です。
ただ、最近TVや雑誌などでは「ゴミ処分場から大金が!?」や「解体した家屋から大量のお金が発見!」など遺品整理に絡んだ大金や貴重品の話題が巷を賑わせています。
これらのTVや雑誌などで話題になっているのは発見者が正直に届出をしているごく一部だと私は考えています。
遺品整理の現場は故人の部屋を整理するという特殊性から、「どこに何があるかわからない」といった状況で作業を依頼することが多く、別の面から捉えるなら依頼者が知らない現金や貴金属が出てきても遺品整理業者が依頼者に報告しない限りは闇に消えてしまうということです。
最近は本当に遺品整理業者が増えました。遺品整理業は特別な資格がなくてもできる業種ですので、中には悪いことをした業者が名前だけ変えて別の会社として活動していたり、会社名は同じでもHPのアドレスを変えて活動を続けていたりと、あの手のこの手でゾンビのように悪質な遺品整理を行っています。
故人の残した大事な品や思い出の品などを失ってしまわないように業者選びは価格以外の面も重視して選んでくださいね。
遺品整理や死後事務のご相談は名古屋の第八行政書士事務所までどうぞ~。