ひろゆきのメタルギア ソリッド3 スネークイーター
ひろゆき in メタルギア ソリッド3
―論破でスネークイーター超速完結編―
プロローグ:謎の冷戦時代
「えー、どうも、ひろゆきです。ここ……ジャングル? え、なんですかこのミリタリー感。どこスかね?」
1964年のソ連領内。濃密な密林が広がり、かすかな虫の鳴き声が耳をくすぐる。遠くで小型輸送機が飛び去っていくのが見える。
本来ここにいるはずなのは**ネイキッド・スネーク(後のビッグボス)**だけ。だが、なぜかフランス在住の論破王ひろゆきが、ジャングルの地面に転がるようにして現れたらしい。
「おーい、聞こえるか?」と低い声。草むらから姿を見せたのは迷彩服のスネークだ。
「君、ここの住人じゃないよな。今、極秘任務で潜入中なんだが……どうやってここに入り込んだんだ?」
ひろゆきは面倒そうに首を振る。「いやー、フランスでコーヒー飲んでたらいつの間にか。時給換算でこんな任務付き合っても収益ゼロなんで帰りたいっすけど……これメタルギアソリッド3っすよね? いわゆるスネークイーター作戦?」
1. スネークイーター作戦の説明、ひろゆきの疑問
スネークの簡単な説明によれば、上層部の指令で、ヴォルギン大佐が核を使って世界を揺るがそうとしており、さらにスネークの師匠ザ・ボスが裏切った疑惑がある。
ふむふむと聞いていたひろゆきは、腕組みしながら「要するに、冷戦が悪化しかねないって話ですね。時給換算で大戦争になったら全員コスパ最悪じゃないですか? 直接ヴォルギンやザ・ボスに“無駄”って悟らせればいいんじゃないですか?」と即断。
「いや、こっちはステルスが基本だし、交渉ってわけじゃない。銃で戦う任務なんだが……」とスネークは困惑ぎみ。
ひろゆき: 「いやいや、戦闘して怪我するのもリスク高いでしょ。最終的にザ・ボスさんも死ぬとかイベントあるじゃないですか。コスパ悪いですよ、やめときましょう。論破して止めさせます。ほら、さっさと敵の本拠行きません?」
スネークは呆然。「そんな簡単に言うなよ……」と思いながらも、背に腹は代えられない状況だ。ひろゆきの妙な説得力に流され、「…わかった。むちゃくちゃだが、やるだけやってみるか」とうなずく。
2. 潜入? いや、即グロズニィグラードへ
本来なら、ジャングルを経て研究施設を転々とし、コブラ部隊と対峙し、シャゴホッドの開発現場を探る流れ。だが、ひろゆきは「時給換算で寄り道多いし、さっさとヴォルギンとシャゴホッドのとこ行きましょうよ」と言い出す。
スネークが嫌な予感を覚えながらも、「じゃあ隠密行動で…」と提案するが、ひろゆきはナチュラルに強引だ。
「隠密? いや、短時間で論破したいんで、正面からアプローチした方が早くないですか?」
スネークは絶句しつつも、なぜかほとんど発見されずに(彼の手際?)グロズニィグラードまで辿り着く。警備兵はどこか気を散らされたりして見逃してしまう(謎の論破オーラ効果?)。
3. ヴォルギン大佐を論破
グロズニィグラード内部。ヴォルギン大佐がシャゴホッド完成を祝っている最中、スネークとひろゆきが乱入。
ヴォルギンは雷撃を帯電させながら叫ぶ。「何者だ貴様ら! ここがソ連の威光を世界に示す核と超兵器の……」
そこでひろゆきが一言。
「えー、ヴォルギンさん、核使って世界に喧嘩売っても大損ですよね。時給換算で国際社会から孤立するし、ソ連の上層だって面倒なことになるんじゃないですか? 実際エスカレートすればあなた含めた全員が死ぬ可能性高いわけで……合理性ゼロですよね。」
ヴォルギンは青筋立てて「黙れ! わしは最強兵器で世界を—」と言いかけるが、ひろゆきは「そもそもあなた、冷戦のパワーゲームを利用して私腹を肥やしてるだけなんじゃないんです? でも最終的に指導部から切り捨てられる可能性高いですよ。時給換算でコスパ悪い」と畳みかける。
激昂したヴォルギンが電撃を放とうとするも、スネークが横から威嚇射撃。さらに周囲の兵士も困惑気味に銃を向けるが、「大佐、こ、こんな作戦本当にやるんですか? 核はやばいっすよ」と動揺。
ついには大佐が「ぐぬぬ…こいつの言うこと、確かにリスク大きすぎ…?」と自問。全てに苛立つように唸りながら、結果として「や、やっぱり後退だ…このままじゃソ連どころか世界中敵に回して自滅か…」と狼狽。
4. ザ・ボスとのやり取り
騒動を聞きつけたザ・ボスが現れる。白いスーツをなびかせ、「スネーク、私は亡命したわけではない。ヴォルギンを止めるには……」と語りだすが、ひろゆきはまたも肩をすくめる。
ひろゆき: 「データあります? あなたが命かけてスネークに倒されて愛国心を演出するとか、めちゃくちゃ不合理。時給換算で死ぬだけ損じゃないですか。素直に『この作戦無理だからみんなやめましょう』でいいんじゃないですか?」
ザ・ボス(動揺): 「そ、そんな…私の任務は…祖国を救うため、自己犠牲が…」
ひろゆき: 「祖国って、上層部があなたを“裏切り者”のスケープゴートにするつもりでしょ? 犠牲になるメリットないですよね。スネークさんも師匠を殺したくないって思ってるし…無駄に死ぬの、コスパ悪いですよね。」
ザ・ボスは意外にも涙を浮かべ、言葉に詰まる。「私は……本当は死にたくなど……」
スネークが駆け寄り、「ボス、帰る道はあるんだ!」と説得。こうして本来の壮絶決闘シーンはカットされ、ザ・ボスは苦渋の末に「…ありがとう。私も時給換算で命を捨てるのはバカらしいと気づいたわ」と呟き、作戦を放棄。
5. 速攻エンド:任務終了
ヴォルギンは計画放棄、ザ・ボスは帰還を決意。スネークはあまりの拍子抜けに「まさかこんな形で終わるとは…」と苦笑い。
CIAやKGBからは裏で「何が起こった?」と大混乱だが、結果的に核とシャゴホッドの脅威は消え、冷戦が激化する事態も回避。スネークイーター作戦は超短期間で終結。
ひろゆきは満足そうに「じゃ、時給換算で最短クリアですね。皆さんお疲れさまでしたー」と言い残し、なぜか謎の光に包まれて消滅。
エピローグ:フランスの配信ルーム
フランスのアパート。PC画面に向かう彼の姿が戻ってきた。「いやー、MGS3世界も論破で楽勝でしたね。ヴォルギン大佐とかザ・ボスさんも話せばわかるじゃんっていう。 コスパ大事ですよ。」
コメント欄には「何言ってんだww」とか「ネタ乙」みたいな声が飛ぶが、ひろゆきは苦笑しながら「データないんで証明は無理ですね」と返す。
コーヒーを一口飲み、「まぁスネークさんも面食らってたでしょうね。でもみんな死なないし、いいんじゃないすか?」と締めるのだった。
エピローグ:パリのカフェで
パリの街角、ヨーロッパ調の石畳が陽の光に反射している。あるカフェのテラス席にて、ひろゆきらしき男がコーヒーカップを片手に、のんびりとくつろいでいる。白いパラソルの陰がテーブルを包み、遠くからは軽やかなアコーディオンの音が聞こえてきそうだ。
「えー、どうも、ひろゆきです。いやー、MGS3の世界、あっけなく終わりましたね。ヴォルギン大佐を論破したら即計画中止。ザ・ボスさんも自ら死ななくていいって気づいちゃって……。時給換算で考えて、最速クリアでしたかね。」
周囲のパリジャンたちは何も知らずに、優雅な午後のひとときを満喫している。テーブルにはフランス式の小皿があり、クロワッサンのかけらが残っている。店員が「もう一杯いかがですか?」と流暢なフランス語で問いかけるが、彼は軽く手を振って断る。
「データがないから誰も信じないんですけど、冷戦時代に飛ばされてあっちこっち……しかもスネークさんやザ・ボスさんとやりとりして。
結局、荒っぽい戦闘せず論破で済むなら、そのほうがコスパいいですよね。死ぬリスクとか高すぎますし。
ま、僕はこうやってカフェでコーヒー飲んでるほうがよほど建設的かなって――。あ、おいしいっすね、これ。」
小さく笑いながら、ひろゆきはコーヒーを一口含む。鼻孔に広がる芳醇な香りと舌先をくすぐる苦味を味わい、ほっと息をつく。空を見上げれば、澄んだ青空がパリの街並みを包んでいた。
「じゃ、また配信もやりますかね。スネークさんたち、どうしてるんでしょう。戦争回避できたなら何よりですし……。時給換算で言えば『平和』が一番お得っすよね。」
そう言うと、彼はスマホを取り出し、画面を操作する。画面にはSNSのコメントがちらちら。「行方不明だったのに、いきなりカフェ?」「MGS3論破って何事?」などと書き込まれているが、彼は苦笑して読み飛ばす。
いつもと変わらないパリの午後、いつもと変わらない風景。だが、ほんの少しだけ、彼の心には“ミリタリージャングルでの奇妙な冒険”の余韻が残っているのかもしれない。
柔らかな陽射しの中、カフェのテラスでくつろぐひろゆき――そんな何気ない一シーンが、彼の“スネークイーター作戦”締めくくりの姿だった。
――Fin――