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ひろゆきの聖剣伝説3



ひろゆきの聖剣伝説3

―論理で神獣もまとめて平和解決編―

プロローグ:聖都ウェンデルにて

「えー、どうも、ひろゆきです。ここは『聖剣伝説3』の世界、たぶんウェンデルとか呼ばれる聖都じゃないですかね。
普段なら主人公たちがマナの樹や剣を求めて旅をする話ですよね。けど、時給換算でそんな長旅ってめっちゃ面倒じゃないですか?」

周囲では6人の主人公候補――デュラン、アンジェラ、リース、ホークアイ、ケヴィン、シャルロット――が、それぞれの因縁を抱え立ち上がろうとしている。
しかし、なぜかそこにひろゆきがいて、「あの~、みなさん最終的にはマナの樹が枯れたり神獣が復活したり大変なんですよね? なら直接ボスに話しません? 戦わずに済むなら楽じゃないですか」と提案。

1. キャラクターごとの敵陣営を論破で突破

本来なら「竜帝」「仮面の魔術師」「闇の貴公子」など三大勢力が暗躍し、それぞれ別のエンディングへ。
ところがひろゆきは「どのルートでも、最終的に神獣を倒して黒幕撃破でしょ? 時給換算で短縮できません?」と主張し、いきなり黒幕へ突っ込む。

竜帝ルート
• 竜帝: 「人間ごときがマナを支配するなど…世界を竜が治めるのだ!」
• ひろゆき: 「竜の支配って、結局人類からの抵抗招きません? 維持費も莫大じゃないですか?」
• 竜帝「……(返す言葉がなくなる)」

仮面の魔術師ルート
• 仮面の魔術師: 「マナの樹を枯らし、禁断の魔法を…」
• ひろゆき: 「世界破壊しても誰も得しないですよね。時給換算でリターンないんじゃないですか?」
• 仮面「…むむ(崩れ落ち)」

闇の貴公子ルート
• 闇の貴公子: 「黄泉の国より魔を呼び出す…」
• ひろゆき: 「誰がそんな世界望んでるんです? むしろ住みづらくなるだけですよ。損では?」
• 貴公子「…確かに(黙る)」

こうして三大黒幕がこぞって腰砕け。

2. 神獣を防ぐ方法も論理で解決

原作では8体の神獣が世界各地で暴れ、それを倒してマナの剣の行方を追うが、ひろゆきが「神獣を倒さずとも、そもそも暴走をやめさせればいいのでは?」と交渉する。

神獣(例:ランドアンバーやダンダーリン等): 「グオォ…マナが衰え本能で暴れている…」
ひろゆき: 「衰えたら暴れていいって理屈がないですよね。時給換算で街壊したってマナは回復しないし、敵増やすだけじゃないですか?」
神獣「……(唸り声が弱まる)」→ ひとまず沈静化。

どんどん神獣たちが「まあ、確かに…」という感じでおとなしくなり、本来の大ピンチがなかったことに。

3. マナの樹は?

「マナの樹が枯れると世界のバランス崩壊」といわれるが、ひろゆきはマナの女神(樹の精霊)にも交渉を試みる。

マナの女神: 「私の力が尽きれば、世界は…”」
ひろゆき: 「いや、そう言っても無理やり戦闘して樹が枯れちゃう流れを止めればいいんじゃないですか? 外敵に『得ないですよね?』って話すだけで解決しません?」
女神「……なるほど。そうかもしれませんね(納得)」

大危機を迎えることなく、樹は維持され世界も平和。

エピローグ:主人公6人、拍子抜け
• デュラン: 「オレは強くなって剣士の名誉を取り戻すはずだったのに…何もせず終わっちまった…」
• アンジェラ: 「母親との確執を晴らす展開もなかったのね…ちょっと呆気ないわ。」
• リース: 「ナバール賊との因縁も…特に戦わずに終わった…?」
• ホークアイ: 「ま、楽でいいけどな~」
• ケヴィン: 「闇の衝動…立ち直る…機会…無かった…?」
• シャルロット: 「ともかく平和になったからいっか~?」

ひろゆきは「いや時給換算でみればコスパ最強ですよ。苦労せず世界を救えたんだし。お疲れさまでしたー」とさらり。
結局、誰一人クラスチェンジで派手に戦うこともなく、各国の騒乱も話し合いで沈静化して終わり…という珍事になった。

こうして聖剣伝説3(リメイクでも原作でも)の壮大な戦いは、まったく動乱を迎えずに終幕。
マナの樹は枯れず、神獣も改心し、黒幕たちもやる気を失い、ひろゆきはフランスへ帰還。
「ああ、時給換算で考えて疲れなくて済んでよかったです」とSNS配信で語る彼に、視聴者は「何それw」「クラスポイントどうすんだ」と盛大にツッコむが、笑いとともにこの物語は幕を下ろすのだった。




エピローグ:夜空のフェアリーと飛竜

「えー、どうも、ひろゆきです。いやー、聖剣伝説3の世界も論破で全部スッと終わりましたね。マナの樹が枯れずに済んだし、何にも戦わず世界が平和になるって最高ですよ。時給換算で言えばコスパ最強ですし。」

フランスの夜。
彼はアパートの一室で配信を切り上げ、コーヒーをテーブルに置いて、ふと窓の外へ視線を向ける。
街の灯りが青白く揺れ、パリの夜景が静かに広がっているが、その上空にどこか不思議な気配を感じたのだ。
まさかと思いながら目を凝らすと、微かに光る羽をまとった小柄な姿と、大きな翼を持つ生物が闇の空を横切っている。

「え……あれ、マナのフェアリーですかね? しかもあの白い羽ばたきは…フラミーじゃないですか? マジでこの世界にまで来ちゃうんです? いやー、時給換算で考えても移動距離エグいですよね。どうやってここまで飛んできたのか……。」

遥か頭上を行く二つのシルエットは、夜の風に乗り、まるでパリの街を見下ろすように旋回する。その光景はほんの一瞬で、すぐビルの向こうに消えてしまったが、確かに“あの世界”の生き物たちに見えた。
思わず苦笑いしたひろゆきは、窓を少し開けて夜気を吸い込みながら、空の彼方を見つめ続ける。

「いや、ちゃんと戻るべき場所あるでしょうに、何でフランスに立ち寄ってるのか分かんないですけど……なんか、ほっこりしますよね。
僕も論破で平和にしたとはいえ、あっちの世界のみんな、もう大丈夫なんですかね。ま、これだけ余裕あるならいいんじゃないですか。」

冷たい風がカーテンを揺らし、部屋の明かりがちらりと揺れる。
彼は数秒のあいだ沈黙して空を見上げるが、フェアリーと飛竜の姿はもう見えない。つい先刻まで幻のように浮かんでいた不思議な存在――たとえ一瞬であっても、その後ろ姿は夜の街に淡く痕跡を残したような気がする。
そうして彼はカーテンを閉じ、軽くため息をついてコーヒーをすすりながら微笑んだ。

「いやー、やっぱりあの世界の空飛ぶ生き物って綺麗ですよね。時給換算で交通費ゼロみたいなもんですし、便利そうだなぁ……。
ま、僕は僕でここで配信しながらコーヒー飲むくらいが性に合ってるんで。お疲れさまでーす。」

パリの夜は静かなまま、遠く街路の灯だけが揺らめいている。
いつかまた、あの羽ばたきと微笑むフェアリーが空を舞うかもしれない、そんなほのかな余韻を残して、彼の一日は幕を下ろすのだった。

――Fin――

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