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ひろゆきのゼルダの伝説 ムジュラの仮面



ひろゆきのゼルダの伝説 ムジュラの仮面

―論破で月の落下を阻止編―

プロローグ:タルミナ平原にて

「えー、どうも、ひろゆきです。ここは『ムジュラの仮面』の世界、タルミナですよね。空にヤバい顔の月が迫ってて、あと3日で落ちてくるらしいじゃないですか。
時給換算で大惨事になる前に、説得で止められませんかね?」

周囲の住民はみな恐怖に怯え、「あと3日しかない…」「祭りどころじゃない…」と嘆いている。
普通なら主人公リンクが時のオカリナを使って何度も時間を巻き戻し、仮面を集めて最終的に“あの者”を止める。しかし、ここではひろゆきがそれを前倒ししようと試みる。

1. スタルキッドに説得アタック

原作では“スタルキッド”が不思議な仮面に取り憑かれ、月を落とそうとしている。
スタルキッド: 「クフフ…この仮面の力で世界をめちゃくちゃにしてやるんだ…! 月を呼び寄せるのさ!」
ひろゆき: 「いやいや、それって時給換算であなたも滅ぶじゃないですか。落下したらタルミナが壊れて、注目されるどころか誰もいなくなるんですかね。メリットないですよね。」

スタルキッドは「むぐ…何か言い返せない…」と苦悶。
さらに仮面そのものが「キャハハ!」と邪悪な気配を発するが、ひろゆきは冷ややかに「結局破壊しか生まないなら誰も得しないし、無駄じゃないですか?」と追撃。
するとスタルキッドの動きが止まり、月への呪いも一気に弱まり始める。

2. 月の落下が止まり、3日いらない

タルミナの人々「月の速度が…急に弱まったぞ!」と歓喜し合い、恐怖から解放される。
リンクの出番なしに、たった数分で大問題が解消する形となった。
ひろゆきは「時給換算で一番楽ですよね。ダンジョン回らなくていいし、時間巻き戻しもしなくて済むし」と肩をすくめる。

エピローグ:タルミナは平和、ひろゆきは帰る

こうして本来は3日間でダンジョン攻略や仮面集めが必要なシナリオが、論破だけで早期解決。
祭りは無事に再開し、住民たちは「こんなにあっさり月が帰っていくとは…」と戸惑いつつ喜びを爆発させる。
スタルキッドは呪縛から解放され、「ご、ごめん…俺、悪ふざけが過ぎたかも…」としょんぼり。仮面も彼の手を離れ、世界が落ち着きを取り戻す。

ひろゆきは「じゃ、僕フランスに帰るんで、お疲れさまでしたー」と言い残して元の世界へ。
パリのアパートで「ムジュラの仮面、論破で即クリアでしたね」とSNS配信し、視聴者から「リンク要らないwww」と笑われるが、「平和ならいいじゃないですか。時給換算で最高っすよ」と苦笑。
結果、月が落ちず、祭りは成功し、誰も苦労せず世界が救われた——論破王にかかればタルミナ危機も数分で終わるという珍幕がここに誕生した。



エピローグ:パリのアパートで、まさかの影

「えー、どうも、ひろゆきです。タルミナであっさり月の落下を止めちゃいましたけど、時給換算でめちゃくちゃ効率良かったですよね。ダンジョンにも行かずに済みましたし。
さーて、こっちはもうフランスのアパートですし、いつもの生活に戻りますかね。」

彼はコーヒーをテーブルに置いて、パソコン画面を眺めながら雑談配信を終えようとしていた。
ところが、ふと視線が机の隅に止まる。いつもは何も置いていないはずの場所に、奇妙な仮面が鎮座しているのだ。
複数の色彩が渦巻く、まるで獣のような意匠――見覚えがある。確かタルミナで見かけたものに酷似している。

「え、ちょっと待って、これムジュラの仮面じゃないですか? いつの間にここに……。
誰かが持ち込んだんです? いや、時給換算で考えても、こんなの……何かヤバそうですよね?」

手に取ろうか迷いつつも、その不気味な目のような模様に躊躇を感じ、ひろゆきは思わず窓の外を見る。
いつもならパリの夕暮れや街灯りが広がるだけの光景。しかし、その夜空の一角に違和感があった。まるで巨大な顔が浮かんでいるかのように見える。

「……え、何あれ? ………まさか月? いや、顔が……嘘でしょ、タルミナのとそっくりじゃないですか……。マジですか?」

まさかの光景に口を開け、コーヒーを机に置くのも忘れて立ち尽くす。異常なまでに不安を煽るその“空の存在”は、あの世界で見た凶相のそれに酷似している。
さっきまで落ち着いていた彼の表情が、ついに青ざめる。

「マジかよ……いやいや、そっちは解決したはずなのに、なんでこっちにも……。
時給換算で絶対おかしいですよね、どうすんの、これ……」

どうにかしようにも、相手は空に浮かぶ恐ろしい“あの姿”。すでにカーテンの隙間からは街の光が混じり、しかし彼の視線はただ夜空の大きな影を睨んだまま動かない。
しかし何もできないまま、一瞬たじろいだまま固まる彼の姿を残して、画面が暗転するかのように物語はそこで終わる。
まるで新たな事態が起こる予感を残して……。

――Fin――

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