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モンスターハンターひろゆき〜フランスに戻ってきた

オンドルのぬくもりから目覚めたら、そこはフランス。
――でもまあ、僕、フランス暮らし長いんで、こういうシチュエーションも別に慌てませんけど。

1. オンドルで寝落ちからの、フランスの朝

寒い冬の夜。ファンタジー世界の韓国式オンドルでゴロゴロしていたはずが、気づけば朝のパリにいる。
「いやー、久々に体中ポカポカで起きたら、窓の外は石畳の街並みですよ。
まぁ僕フランス住まい長いんで、“ああ、またこっちに戻ってきたんだな”くらいの軽い感覚ですけど。」

部屋着のままキッチンを覗くと、クロワッサンの香りがそそる。
とりあえず外に出て行きがてら、ご近所のカフェにふらっと立ち寄るのが日課。
「ほら、フランスって朝からパンとカフェが欠かせないじゃないですか。
仕事前にサクッとエスプレッソかカフェクレームを飲むのが常識っていうか。僕もすっかり慣れちゃってるんですよね。」

2. 地元のカフェでのやりとり、全然気負わない

「Salut, ça va ?(やあ、元気?)」と店主に声をかけられ、
「Ouais, ça va bien. Un café crème, s’il te plaît.(うん、元気だよ。カフェクレーム一つお願い)」って感じで注文する。
僕にとってはもう当たり前の光景。
「フランス語難しいですよね?」ってよく聞かれるけど、長年住んでれば余裕なんですよ。慣れって怖いですよね。

店員さんも、「あれ? 今日はちょっと寝ぼけ顔? 夜更かし?」なんて笑ってる。
こっちは内心、「いや、ファンタジー世界のオンドルで寝落ちしてた」とはさすがに言えないんで、
「ちょっとネット見てて夜更かししちゃったよ」と適当に返しておく。
まあ、フランスの人も日本人の不可思議なライフスタイルにはあまり突っ込まないから助かる。

3. オンドルのぬくもりがまだ残る体

席に座ってカフェクレームをすすると、ほんのり頭が冴えてくる。
さっきまでのオンドルの暖かさがまだ体の芯に残っているみたいで、「このままずっとポカポカしてればいいのにな」って思う。
でも冬のパリも悪くない。石畳の道をコートでガチガチに固めながら歩くのも、なんだか風情があるし。
このギャップが意外とクセになるんですよね。

4. フランスのカフェ文化、余裕の“常連”感

フランス在住が長いと、カフェの過ごし方にもこだわりが出てくる。
あえてバゲットのサンドイッチを頼んで、コーヒーに浸して食べる人もいるし、朝はチョコ入りパン(パン・オ・ショコラ)で糖分を補給する派も多い。
僕は結構、カフェクレーム+クロワッサンがベタだけど一番落ち着くかな。
「なんかもう、日本にいた頃からは想像もつかないくらいフランス生活が板に付いちゃったなあ」
そう思いながら、今日も店員さんとちょっとした世間話を交わし、新聞(こっちに来てからフランス語版読み慣れてる)をパラパラめくる。

5. オンドルとフランスの橋渡し、ひろゆき流

一応頭の中では、ファンタジー世界のオンドルがどうなったか気になるんだけど、
今はとりあえずクロワッサンを頬張りつつ、「今日も夜になったらあっちに戻るのかな?」なんて考えるくらい。
長年フランスにいると、こういう不思議な状況にも適当な感じで対応しちゃうんですよね。
「まぁ、美味しいもの食べられて暖かいなら、どっちの世界もメリットあるじゃないですか」みたいなノリで。

エピローグ:どちらの世界も、ほどよく満喫

結局、オンドルのあったか床で鍋料理を楽しむのも、フランスのカフェで朝を迎えるのも、僕には両方馴染んでるわけです。
「次の晩、またオンドル世界にトリップして、朝起きたらパリのカフェ……。いや、むしろ理想的な2拠点生活(?)なんじゃないですかね。」
そんな軽口を叩きながら、僕は今日もフランスの街をひょいと散歩しに出る。
エスプレッソの苦味が心地よい余韻を口の中に残しながら、少し肌寒い石畳を踏みしめるのも悪くないと思う。

「オンドルでゴロ寝と、パリのカフェでクロワッサン。
どっちも手慣れたスタイルなんですよね、僕としては。」

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