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ひろゆきのスーパーマリオブラザーズ3



ひろゆきのスーパーマリオブラザーズ3

―論破で速攻クリア編―

プロローグ:草原ステージにて

「えー、どうも、ひろゆきです。……あれ、これ、マリオ3の1面じゃないっすか? 草原の上にブロックが浮いてるし、あそこにクリボーが……何でこんな2Dっぽい世界に?」

周囲には淡い音楽が流れ、土管やブロックが並ぶ世界。まるでファミコン版そのままの雰囲気だ。
目の前を赤い帽子をかぶったマリオが走り去り、ブロックを壊しながらファイアフラワーをとっている。マリオは「ヘイ! ダレデスカ?」と振り返るが、ひろゆきは躊躇なく口を開く。

ひろゆき: 「えー、僕フランスにいたんですけど、なぜかマリオ3に呼ばれたんですかね。時給換算でクリボー踏むとかリスク大きいし、僕は論破で終わりませんか?」

マリオは困惑。「…チャオ…?(何言ってんだろう)」と首をかしげるが、とりあえず先へ進もうとする。ひろゆきはゆるゆるついて行く。

1. 面クリアを飛ばしてクッパ城へ

マリオ3なら各ワールドを順番にクリアしていく流れ。しかし、ひろゆきは「時給換算で面倒ですよね?」とショートカットのホワイトブロック裏技などを駆使(?)して一気に笛を取り、「笛使えば最終ワールド飛べますよね」と提案。
マリオが「わっほーい!」と嬉しそうに笛を吹き、突如マップがギュワングワンと移動し、ワールド8へ転送。そこは闇の船やクッパ城が待ち構える難関ステージだが、彼らは到着早々、クッパ城内部を目指す。

「いや、船面倒くさいし、戦艦とか弾飛んでくるんでコスパ悪いっすよ。ブロックとか踏まなくても論破でOK。」
マリオ「…アニャ?!(意味不明だけど、ついて行くしかないっぽい)」と困惑気味。

2. クッパを論破する

最深部、クッパが火炎を吐きながら待ち受ける。「グハハ、よく来たなマリオめ! ピーチ姫はこのクッパ様が――ん? そこのやつはダレだ!」
そこへ割り込むひろゆきが、いつも通りの口調で語りかける。

ひろゆき: 「えー、クッパさん。毎回姫さらってもマリオ来て倒されるパターンじゃないですか。時給換算で見ると無意味ですよね。姫を連れても何か利益あるんですか? 全然統治できてないし。」
クッパ(動揺): 「ガハハ…なにを言うか! このオレ様は宿命だ…!」
ひろゆき: 「とはいえ、ほぼ毎回倒されてますよね? ワールド8とか最終ステージで頑張っても、結局マリオ勝つ構図なんでしょ。コスパ最悪ですよね? データあります?」

クッパは「グガガ…」と火炎を吐こうとするが、論理的な説得(?)にめちゃくちゃ戸惑い始める。「そういえば毎回最終的に負けてるし、別に世界征服成功したことない……?」と頭を抱える。
マリオも「ウヒョー!」とポーズを構えるが、クッパは意気消沈して攻撃してこない。ついには「…コ、コスパ悪いのか…確かに…」と呟き、自己崩壊気味に後退していく。

3. ピーチ姫救出あっさり終了

ピーチ姫が檻から顔を出し、「マリオ! ありがとう…! …あとそこの人はだれ?」という感動の(?)場面。
ひろゆきは「あ、僕ですか? まあフランスから来たんですよ。クッパさん論破したんで、時給換算で十分じゃないですか。姫も救われたことですし。」
マリオも「ウヒョー、ブラボー」と喜んでいる。ピーチは「Thank you ! But here’s no ‘Another Castle’… this is final !」などと謎の英語発言。
つまり、本来の長いワールド攻略が吹き飛んで、一瞬でエンディング状態。マリオたちが呆気なく大団円を迎える。

エピローグ:速攻クリアしてフランスへ

マリオやピーチに別れを告げ、ひろゆきはいつの間にか光に包まれて消える。「お疲れさまでしたー。データないんで証明できないですけど、スーパーマリオブラザーズ3も論破でクリア余裕でしたね。結局、クッパさんも敵対する意味なくないっすかね」との捨てゼリフ。
その後、マリオが「サンキュー…」と首をかしげ、ピーチが「まあ平和ならいいんじゃない?」と微笑み、世界は静かにエンディング。
こうしてスーパーマリオブラザーズ3も、まさかの論破によってほぼ1面クリア+笛ショートカットだけで終了。
フランスに戻ったひろゆきは「時給換算で最短クリア上等ですね。お疲れさまでしたー」と配信に戻るのであった。


エピローグ:フランスの自宅キッチン

「えー、どうも、ひろゆきです。あー、腹減りましたね。…とりあえずクロワッサン暖めて、スープ簡単に作りますか。時給換算で考えると、自炊のほうが安上がりですし。」

フランスのアパートメント内、こぢんまりしたキッチン。テーブルの端にはノートPCが置かれ、SNSコメントがちらほら見えている。コンロの上では鍋がぐつぐつと煮立っており、彼は小さなオーブンにクロワッサンを入れて温め中。
カチカチと操作しながら、「いやぁ、スーパーマリオブラザーズ3、さっき論破で終わらせたんですよね。クッパさんも何もせず自己崩壊しちゃったんで、最短でクリアいけましたね」と独りごちる。

「ホントにデータないんで信じる人いないと思うんですけど、僕的にはやっぱコスパって大事じゃないですか。わざわざワールド1から全部踏破するとか、とても効率悪いしクリボー踏まなくても論破で解決するならそれが早いわけで。
クロワッサンも、コンビニで買うより冷凍生地買ってオーブン使ったほうが割安ですよね。ま、そんな感じで…」

そう言いつつ、鍋をかき混ぜる。簡単な野菜スープらしく、玉ねぎやキャベツが少し透き通って香りが漂う。「よし、塩コショウ追加っと…」
PC画面にはコメントが流れている。「マリオ3論破ってネタでしょ」「クッパ自滅てw」とか書かれてるが、ひろゆきは苦笑。「いやいや、思ったより簡単だったんですよ。クッパさんが『もはやメリットない』と気づいたみたいで…」と返す。

「お、クロワッサン焼けたっぽいですね。」とオーブンを開け、膨らんだクロワッサンを取り出す。軽くパリパリした表面をかじって、「んー、おいしい」と満足気。
鍋のスープを小さなカップに注ぎ、テーブルへ。これで簡単な食事が完成。スプーンを片手に「いただきます」と漏らす。

「いやー、マリオ3振り返っても、戦わずに論破するだけなんで、攻略要素ゼロでしたね。時給換算でマリオさんには悪かったですけど、まぁ平和に終わったならOKです。…ん、スープうまい。」
パリの午後の光が窓から差し込み、彼がささやかな食事をとりながら“論破マリオ3”を回想する姿は、なんとも平和的だ。
こうして、ひろゆきの一日はいつもどおりに続いていく――コスパを重んじつつ、クロワッサンをかじり、スープをすする穏やかな時間が流れる。

――Fin――

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