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Z世代発!位置情報共有がもたらす新しい「親密さ」の形〜SNS時代における"シン密圏"という新しいつながり方〜

SNSが生活のインフラとなった今、人と人とのつながり方が大きく変化しています。特にZ世代を中心に広がる新しい「親密さ」のかたち。それが位置情報共有による「シン密圏」です。

博報堂とSIGNINGによる「HAKUHODO HUMANOMICS STUDIO」が発表したレポートから、この新しいつながり方の実態に迫ってみましょう。

🌏 若者の4人に1人が「位置シェアラー」

驚くべきことに、若年層の4人に1人が自分の位置情報を共有する「位置シェアラー」となっています。さらに興味深いのは、位置シェアラーにとって、位置をシェアする関係が「最も親密」な関係として認識されているという点です。


💫 「ついで会い」という新しい出会い方

位置シェアラーたちの間では、お互いの位置が近いことがわかると「ついで会い」が自然に発生するそう。予定を立てて会うのではなく、近くにいることがわかったら気軽に会う—。これは、従来の約束ベースの付き合い方とは全く異なる新しいコミュニケーションの形と言えます。

👥 言葉なき連帯感

興味深いのは、必ずしも実際に会う必要がないという点です。例えば、同僚の位置を見るだけでも連帯感が生まれるという現象が確認されています。これは、物理的な距離を超えた新しい「つながり」の形を示唆しています。

🔮 「シン密圏」が描く未来

このような位置情報共有による新しいつながりを、レポートでは「シン密圏」と名付けています。注目すべきは、この現象がZ世代に限定されたものではないという点です。実証実験では、異なる世代間でも同様の効果が確認されており、今後、世代を超えて広がっていく可能性を秘めています。


💭 「オルタナ社会」への展望

「シン密圏」の先に広がるのは、従来とは異なる新しい社会の形。レポートではこれを「オルタナ社会」と呼んでいます。それは、より柔軟で選択可能な人間関係を基盤とした社会。私たちの「つながり方」が、大きく変わろうとしているのです。


この調査は、全国の10〜60代の男女を対象としたWeb調査に加え、実際のユーザーへのデプス調査、さらには位置情報共有サービスを使ったことがない20〜40代を対象とした実証実験など、多角的なアプローチで実施されました。

特に注目すべきは、位置をシェアする行動の背景にある価値観や行動の因果を分析する「イチノグラフィ」という独自のアプローチを採用している点です。これにより、表面的な現象だけでなく、その根底にある人々の意識や価値観までも明らかにすることに成功しています。

私たちの「つながり方」は、テクノロジーの進化とともに確実に変化を遂げています。その最前線にいるのが「シン密圏」という新しい概念なのかもしれません。あなたも、この新しいつながり方を試してみませんか?

#位置情報共有 #シン密圏 #Z世代 #新しい働き方 #コミュニケーション

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