最後の舞台の幕開けに向けて【#蓮ノ空ラブライブ大会】
いよいよラブライブ!決勝プレーオフが近づいてきましたね。
ラブライブ!を長いこと見てきていますが、決勝戦の決着の瞬間をリアルタイムで見ることが出来るというのはなかなか出来る体験ではありませんから、ここまでの体験を提供してくれる蓮ノ空はある意味、『これまで長く続いてきたラブライブ!シリーズのひとつの到達点』だなと感じてます。
さて、突然ですが、あなたにとって蓮ノ空の中で大切な曲はなんですか?
僕にとって大切な蓮ノ空楽曲は『Reflection in the mirror』 です。
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僕はこの曲がきっかけで、蓮ノ空をちゃんと知ることになりました。もちろんデビュー時からも知っているし、一番最初に発売された『Dream Believers』に収録されている楽曲も、サブスク等で聴いていました。
しかし、明確にこの曲が好き!とか、このユニットが好き!とかはあまりなかったんです。
そんな僕が明確にこの曲が大好き!と1番最初に感じた蓮ノ空の楽曲がこの『Reflection in the mirror』だったんです。
僕を蓮ノ空のこと好き好きクラブに引きずり込むきっかけになってくれたこの曲ですが、今思えば、この曲との出会いは運命だったんじゃないかな...と。そんな風に思ってしまうくらい、とても愛おしくて大切な曲です。
そんな『Reflection in the mirror』ですが、先日のフェスレックライブにて103期ver.が披露されました。僕自身は現地にいませんでしたが、久しぶりに聴きたくなって聴いてみると、歌詞が『まさしく今この瞬間を表してくれているな』って思ったんです。
ここからは、そんな『Reflection in the mirror』の歌詞を引用しつつ、プレーオフに向けた今の気持ちを綴っていこうと思います。
セラスと泉の通う瑞河の廃校が決まり、プレーオフへの出場が危ぶまれたこと、セラスの『瑞河のスクールアイドルとしてステージに立つこと』という願いが潰えてしまうこと。『廃校』がもたらす高く厚い壁を、花帆たちと手を取り合うことで壁を壊し、その夢を叶えました。
花帆が手を差し伸べた理由はただ1つ
「花咲かせたいから」
なんだって出来るよね
せーのでまた壁を壊して
「一緒に叶えたい」理由なんてそれだけでいい
瑞河の廃校は覆せない。
しかし、それがセラスの夢が叶わなくていい理由にはなりません。セラスは瑞河を救うため、「自信が憧れた瑞河女子のスクールアイドルになる」という夢のために自身の全てを捧げてきました。結果、彼女はわざわざ東京にまでスカウトに来て、そこで優勝請負人 葛城泉と出会いました。
この過程で訪れた学校は300校以上。途方もない数の学校を訪れてはスカウトを繰り返してきました。全てを投げ打って壁を壊し続けた彼女の努力を、セラスが訪れた学校のスクールアイドルは知ってくれているはずなんです。
花帆が配信で言った『ラブライブ!は全てのスクールアイドルのためにある』という言葉。
ラブライブ!は、スクールアイドルはセラスの夢に応えてくれました。
夢を諦めず、差し伸べられた手を握り、夢を信じ続けたからこそ、色んな人が応えてくれたんじゃないかな。そんな風に思います。
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もちろん、それ以外にも理由はあります。
・今回の決勝大会が同率1位で、残った2校のみで対戦を行うこと。
・花帆たちが署名運動を行い、膨大な数の署名を集めたこと。
・その上で、蓮ノ空が了承するなら、今回に限り中学3年生であるセラスの参加を認めるという特例がラブライブ!大会運営から認められたこと。
全ての因果が繋がった結果、『【瑞河女子のスクールアイドル】セラス・柳田・リリエンフェルトの出場』という結果をもたらしました。
僕はこれを当然の結果だとは思いません。
これは誰か一人の力でも欠けていたら、訪れなかったかもしれない結果だからです。
それぞれが願い、悩み、足掻き、想いを届けたからこその...全員で叶えた結果だと僕は思います。
だからこそ、今回のプレーオフには、これまでのラブライブ!大会以上に『人の想い』が詰まっている舞台だと考えてます。
これまで参加してきたスクールアイドルたちの想いや、それを応援してくれている人たちの想い、そこに加えて、本来存在しないプレーオフという場へ賭ける想いと、一人の少女の夢を叶えるための色んな人の願い。人の想いというのは歴史を重ねる毎に、どんどん大きくなっていくものだと想います。
いつかの誰かの言った『不完全でも熱を持った、僕たちで創る芸術』の、ある意味での最高地点に成り得るんじゃないかなと強く感じているわけです。
そして、そんな想いの詰まった舞台の幕が今、上がろうとしています。
僕もここまで、蓮ノ空の物語を見守ってきました。
その物語を時には自分と重ね、辛さや苦しさを味わったこともありました。特にこの2024年4月からは、主に精神面での支柱になっていた所があります。自分の精神が折れそうな時、辛く逃げ出してしまいたい時には、自分の原点に立ち返る曲たちと共に『Reflection in the mirror』を聴いて、自分を奮い立たせていました。
いつだって、『Reflection in the mirror』が自分の心の中にあったんです。
そんな『Reflection in the mirror』を胸に駆け抜けてきた蓮ノ空、いよいよ最大の大舞台が始まろうとしています。
いよいよ明日に迫った、ラブライブ!大会決勝プレーオフ。そこは決勝を勝ち抜いた蓮ノ空と瑞河、そしてスクールアイドルOB、OG、スクールアイドルが好きなファンのみんなと作り上げた最高に暖かい情熱に包まれた舞台です。
目を閉じれば分かる
泣きたいほど温かい場所
梢も、花帆も、スクールアイドルクラブのみんなも...何より、泉も、セラスも。全員では無いけれど、観客も。
みんなが望み、みんなで叶えた場所。そんな舞台で繰り広げられる決勝プレーオフがどんなステージなるのか、そしてどんな結末になるのか、心の底から楽しみですし、何よりその瞬間をリアルタイムで迎えられることが嬉しくて、武者震いが止まりません。
泣いても笑っても、正真正銘これが本当に最後。
でも、君たちならきっと大丈夫。どこまでだっていける。たくさんの高い壁を壊して進み続けてきた君たちなら。
今、この瞬間を大切に。この瞬間だけは、ひとつも取りこぼさないように。
梢たちの夢が花咲く瞬間を、セラスたちの夢が輝く瞬間を、精一杯見届けたいと思います。
キラキラ輝いてる
それは未来
※追記(2025年1月26日 深夜3時)
今、この瞬間だからこそ書けることを追記させてください。
僕がここまで紆余曲折ありながらも蓮ノ空をここまで見守ることが出来たのは、『Reflection in the mirror』がいてくれたのと、もうひとつ。2ndライブでの沙知との約束があったからです。
2ndライブ終演時、あの子たちを頼んだよと言った君は、どんな想いで僕たちに託してくれたのかな。きっと、プレーオフまでは予想してないにしろ、こうしてまた決勝の舞台に上がるって信じてたからじゃないかな。
君が一生懸命育ててきたものが今、大きく花開こうとしてる。君がいてくれたから、彼女たちは今こうしている。そう思うと、この物語を見守ることが出来てすごく幸せだなって感じるし、君も喜んでいるんじゃないかなって思うんだ。
ちゃんと、見守ることが出来てたかな。
君との約束、ちゃんと守れてたかな。
僕なりに最後まで守るから。
だから、沙知。君も一緒に居てくれてる、そう思いながら、彼女達を見届けようと思います。
一緒に見よう、君の残した蕾たちが『花咲く』瞬間を。
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