
個人理念でつながるメールバトン 〜 セプテーニグループの理念浸透企画 〜
朝起きてエアコンをつけてから、部屋が温まるまでの二度寝が至福の季節みなさん楽しんでますか?
こんにちは、サインコサインです。
先日の加来のnoteにもその想いを綴りましたが、「自分の言葉で語るとき、人はいい声で話す。」という理念のもとで、これまでも様々な方の個人理念を共創してきました。
個人理念をつくることで、仕事の幅が広がったり、迷ったときに選ぶべき道がわかったり、プライベートにも指針ができたり。そんなポジティブな変化があったとお声をいただくことも多くありますが、実は個人理念をつくることには個人だけではなく、ひとりひとりが所属する企業全体にもメリットがあります。
そんな目的のもとで行った企画「個人理念でつながるメールバトン」について、今回はお伝えしたいと思います。
✏️ 理念浸透のためのメールバトン企画

サインコサインはセプテーニグループの一員でもあり、代表の加来は、セプテーニグループのコーポレートデザイン室の室長として、グループ横断で集ったメンバーたちとともに「理念浸透プロジェクト」を実施しています。
その一環で行っている恒例企画のひとつが、「メールバトン企画」
選ばれた走者は、セプテーニグループの企業理念・行動規範の中から共感するものを選び、その内容とリンクしたエピソードを展開。グループ全体にメールを送信するとともに、次の走者を指名してバトンをつないでいくというものです。
▼ セプテーニグループの企業理念・行動規範はこちら ▼
これまでも様々な役職・年代の社員が参加してきましたが、いつも本当に熱量の高いメッセージが連鎖していく様はまさにセプテーニグループの企業文化を象徴していると思います。
新シリーズ 🏃♀️ 個人理念でつながるメールバトン 🏃♂️

今回で5回目となったこの企画。今回はこれまでと少し趣向を変え、「個人理念でつながるメールバトン」と銘打ち、個人理念を掲げているグループ内のメンバーに、自身の個人理念に込めた想いに加えて、グループミッションとのつながりについても語ってもらいました。
▼ 個人理念を言語化するセッションやワークショップを定期開催中 ▼
メールバトンを回すメンバーは、第一走者のみ事務局で依頼。その後は渡された「個人理念リスト(名前の記載はなし!)」の中から共感できるものを選んでもらい、その方にバトンを渡していきます。
✉️ 個人理念メールバトンの内容を一部ご紹介

⏬
⏬

✉️ 個人理念をつくろうと思った背景(飯島さん) ✉️
「自分にしかできない」「自分がすべきだと思うことがしたい」と考えていたことが理由だったと思います。
入社して1年目のときに、社内のスナックイベントで加来さんとお話する機会があって。そのときに、「自分こそがすべきだと思う仕事が集まってくるのが理想だ。」という話をしていたのですが、正直「それは加来さんの年次だからできるんでしょ」と思ってる節がありましたw
でも、そんなことを言っていてもはじまらない!自分の居場所を見つけたい!と葛藤していたときに、個人理念と出会いました。
✉️ 自身の理念とグループミッションの重なり(飯島さん) ✉️
私自身は、個人理念と照らし合わせ、「自分が美しいと思う価値観、本当に共感できるものごとで人を巻き込み、世界に価値を与えていく」というあり方そのものが、「アントレプレナーシップ」の発揮であると捉えています。
このように、自己紹介や個人理念の紹介や共創プロセスの共有に加えて、グループミッション「ひとりひとりのアントレプレナーシップで世界を元気に。」との重なりについても言葉にしてもらいます。
そして、次の走者を「個人理念リスト」から選びます。
次の走者(書き手)を誰にするか「個人理念」だけで選び、この理念を掲げているのはどんな人かな?と想像するのもひとつの楽しみだったそうです。
ちなみに「右脳と左脳で美しさに共感して、届けて、共鳴する。」を理念に掲げる飯島さんが次の走者に選んだのは「半径3メートル革命。」を理念に掲げる大内さんでした。
✉️ 次の走者について(飯島さん) ✉️
今回は、個人理念だけを見て次の走者の方を選びました。
個人理念『半径3メートル革命。』を設定したあなたにバトンを渡します。
自分を起点に、近いところから影響を与えて、周りへ変化を伝播させていく姿勢。自分の個人理念ととても近いところを感じました。短いのにすごくパワーのある理念で、ご本人もパワーに溢れた方なんだろうなと想像します。
次のメールバトンどなたに書いていただけるのか、わたしも楽しみです。
✉️ 次の走者からの返信(大内さん) ✉️
『半径3メートル革命。』
これは私です。ご指名ありがとうございます!
たくさんあった匿名の個人理念リストの中から
コピーライターに選ばれるとは!テンションあがりました。
個人理念に共感したり、メールバトンの内容に興味を持ったり、普段から関わりがあったりするメンバーからの返信や、次の走者からのコメントもメールやSlackを通じてグループ全員が見られる形で届きコミュニケーションも深まっている仕組みになっています。
個人理念から、企業理念を見つめ直す

「個人理念でつながるメールバトン」では、個人理念だけで次の走者を指名したことで、以前からの知り合いだったり、かつての上司だったり、あるいは全く面識のない別のグループ会社のメンバーだったりと、これまでのメールバトンとは明らかに異なる多様なつながりや交流が生まれました。
✉️ 今回の個人理念メールバトンのつながり ✉️
右脳と左脳で美しさに共感して、届けて、共鳴する。
↓
半径3メートル革命。
↓
思い描く理想の景色への散歩を楽しむ。
↓
言葉に体温を。人生に彩りを。
↓
好奇心の後押しになる。
↓
鋭利な直感を信じて表現する。
↓
素直に尊敬できる自分で。
↓
社会を変える事業をつくり、自由に自分を変えていく。
↓
より多くの人からの注目を集めるために、
より多くの魅力を持った人でいる。
↓
自分の個性を信じて、より納得できる今日を生きる。
肩書きや役職ではなく個人理念のみを通してつながることで、これまで全く接点のなかったメンバー同士にも共感や交流が生まれる。また、身近な同僚や先輩の理念、そこに対する思いを知ることで、相手に対する見方が変わったり、会社の理念を改めて見つめ直したり。ひとりひとりの「個人理念」を通じて共にグループで働く仲間のことを理解するとともに、ひとりひとりがセプテーニグループの理念を再認識し、グループの一員であるとあらためて実感する機会になったのではないかと思います。
個人理念を掲げている社員さんが多くいらっしゃる会社で是非とも実践してみてほしい企画です!ぜひ!
企業と個人のより良いパートナーシップのために

このように、企業と個人の理念をつなぐ施策やワークショップを行う機会がサインコサインでも増えてきています。
企業理念を掲げるからには、その当事者となる社員ひとりひとりが共感し、自身の個人理念との重なりからリアリティのあるストーリーを「自分の言葉」で様々なステークホルダーに語れるようになることを目指す必要があります。
そのために、ひとりひとりの社員(個人)の理念と企業の理念の重なりやつながりも明らかにすることは欠かすことのできない重要なプロセスになるはずです。
理念か?利益か?という議論もよく目にしますが、本当に向き合うべきはそのような二元論ではなく、互いの理念の実現のために必要な利益をどうやって共に生み出すか?という問いであるはずです。
より多くの企業が「社員ひとりひとりの理念にも向き合うことへの投資」をできるように後押ししたい…!そんな想いから企業のための個人理念の共創・活用プログラムの提供を正式にスタートしました!
テレワークの加速やはたらく価値観の多様化により、企業においてひとりひとりの個人と個人の関係を築くのがより困難になる時代。
個人理念を共創し、企業理念と自分との重なりを見つけることは、互いにより良いパートナーシップを築くことにつながり、チームや会社など様々な規模感での組織開発・組織の活性化、そして個人同士の理解が深まることは、マネジメント力の強化や人材開発にもつながるはずです。
サインコサインがサポートすること
個人理念の共創ワークショップの開催
個人理念の実践・活用サポート
個人理念の多様なアウトプット支援
etc ……
興味がある、話を聞いてみたいという方は、こちらから気軽にご相談ください!
また、サインコサインでは、個人・企業・ブランドなど対象に関わらず理念やパーパス、ネーミングやタグラインなど覚悟の象徴となるアイデンティティの共創を支援しています。共創プロセスを体験できるワークショップやセッションイベントも随時開催していますので、「自分の理念をつくってみたい!」という方も、どうぞお気軽にご連絡くださいね。
< written by シンドウサクラ >