複数モデル対応画像生成アプリのFLUX.1 [pro]をFLUX1.1 [pro] に更新
FLUX1.1 [pro]がリリースされたので、Difyで作成した複数モデル対応画像生成アプリも、FLUX.1 [pro] → FLUX1.1 [pro] に更新することにします。
このアプリでは、FLUX を fal.ai と Replicate の API経由で利用しています。Black Forest Labs からも ベータ版の APIが提供されましたが、引き続き両プラットフォーム経由で使用することにします。
fal.ai
fal.ai の APIドキュメント(下記)では、エントリーポイントが「https://queue.fal.run/fal-ai/flux-pro/v1.1」になっていて、リクエストのステータスをフェッチして、リクエストが完了したら生成画像を取得する手順を踏む必要があります。
しかし、Difyでこのような処理を実装するのは難しく、また、このアプリでは同時に他の処理を実行する必要もないので、エントリーポイント「https://fal.run/fal-ai/flux-pro/v1.1」を使用し、リクエストが完了するまで待機するようにします。
Replicate
Replicate の場合も、「HTTPリクエストブロック」に APIドキュメント(下記)の通り記述していきますが、リクエストが完了するまで待機する場合は、HTTPリクエストヘッダーに「Prefer: wait」を追加します。
アプリの実行
fal.ai と Replicate の「HTTPリクエストブロック」の変更が終わったら、アプリを公開して実行します。画像生成モデルとして「FLUX1.1 [pro](fal.ai)」と「FLUX1.1 [pro](Replicate)」選択できるようになりました。
ここでは画像生成モデルとして「FLUX1.1 [pro](Replicate)」を選択し、画像を生成します。取り合えず何か生成してみたいときは、以前作成したプロンプト生成機能を使うと楽ですw
また、生成が完了するまで待機するようにしているので、サムネイル画像が表示されるまでアプリの操作はできません。
最後に
FULX を fal.ai と Replicate の両方で使用しているのは、どちらが良いか試しているところだからです。
それぞれのAPI仕様も微妙に異なりますし、課金が分散すると管理も面倒なので、将来的にどちらかに(あるいは別のもの?)に統合するかもです。