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建築設計における生成AI活用の試み

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建築設計分野における生成AI(Generative AI)の活用によって、革新的なデザインの創出や自動化・効率化、そして持続可能な建築の実現を目指しています。
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2024年10月の記事一覧

複数モデル対応画像生成アプリをDify v0.9.2に対応させる

Saas版 Dify が v0.9.2 に更新され、新機能の実装や既存機能の強化が行われると同時に、コンテンツセキュリティポリシー(CSP)もサポートされるようになりました。 そのせいか、以前 作成した複数モデルを切替えながら画像生成ができる、自分専用のWebアプリで、生成結果の画像がインライン表示されなくなってしまいました。 このアプリでは、各画像生成AIよって生成された画像のURLを、「回答」ブロックに直接 Markdown 記法で「![代替テキスト](画像のURL)

画像生成AI対決!建築画像生成16番勝負(2024.10.1版)

これまで同じプロンプトを使用して、様々な画像生成モデル(「FLUX1.1 [pro]」「Ideogram 2.0」「Midjoruney v6.1」「Imagen 3」)で建築画像を生成してきましたが、新たに「Stable Diffusion 3 Turbo」「Firefly Image 3」「DELL-E 3」を加え、16種類のプロンプトで比較してみました。 上段の「FLUX1.1 [pro]」「Ideogram 2.0」「Midjoruney v6.1」「Imagen

FLUX1.1[pro]で建築画像を生成してみる

10月2日、Black Forest Labs から最新の画像生成モデル FLUX1.1 [pro] とベータ版の BFL API の一般提供が開始されたので、以前の FLUX.1 [dev]、Igeogeam 2.0、ImageFxと同じプロンプトで建築画像を生成させてみます。 FLUX1.1 [pro] は、Black Forest Labs と提携している fal.ai 経由で使用しています。また、fal.aiでは、FLUX.1 [dev] の2倍の生成速度を実現する

Midjourney v6.1で建築画像を生成してみる

前回は、FLUX1.1 [pro]で建築画像を生成しましたが、やはり、Midjourney v6.1 と比較してみないとね、ということで、FLUX.1 [dev]、Igeogeam 2.0、ImageFx、FLUX1.1 [pro] と同じプロンプトで建築画像を生成させてみます。 内観 Realistic high-resolution image of a luxury car showroom in Tokyo. The large, floor-to-ceiling