Day3,「Bulky knit」Inktober2020
昔から、ちくちくするセーターが苦手だった。くすぐったがりで、首回りが我慢できないのだ。でも、ざっくりした太い毛糸で編まれた、重そうなニットの見た目は好きだ。ボリュームを上半身にがつんと持たせて、ボトムスはスキニーなんてのが、結構憧れだったりする。
一時期、ちくちくせずシルエットの良いセーターを続け様に買ったこともある。そのうち一枚は、ほんとに気に入って長く着ている。
苦手なこと、つらいこと、つまらないこと。自分に当てはめて考えると、多分一生克服できない事ばかりの気がする。いつも努力するか、我慢するか、放棄するかで、耐えなければならないことばかりだ。
最近は、結局そんな事ばかり多いだけだとつまらないから、出来るだけ残りの時間を多くして、自分が楽しくて、楽で、笑えて、一生懸命になれることをやることにした。
少しは厚みのある人間になれるだろうか。
bulkyって、筋骨隆々の、みたいなイメージがあったが、どちらかというと、かさばる、扱いにくい大きさのものを示す形容詞だった。
ちくちくしなくて、それでもずっしりしたセーター、今年もまた買おうかと思っている。
BULKY
かさばった,
(重さの割には)大きい,
(大きすぎて)扱いにくい