見出し画像

マリオテニス オフライン大会「Aim For The Ace ~CHAMPIONSHIPS2025 SPRING~」に参加してきました

こんにちは、マリオテニスの対戦が好きな Atsushi です。

2025年1月19日(土)に中野のRedBull Gaming Shphere Tokyoにてマリオテニスコミュニティのオフライン大会「Aim For The Ace ~CHAMPIONSHIPS2025 SPRING~」が開催されました。

  • 配信(YouTube)

「Aim For The Ace」とは

マリオテニス対戦コミュニティです。Nintendo Switch用ソフト『マリオテニス エース』が2018年6月22日に発売され、ぼじさんが主導で立ち上げました。

その後、Nintendo Switch Online + 追加パックで『マリオテニス64』が配信されたことで、2作品の対戦コミュニティとして活動しています。

Aim For The Ace ~CHAMPIONSHIPS2025 SPRING~ では 5部門が開催

選手として

シングルスの3部門に出場しました。結果としてはすべて予選で敗退してしまったのですが、勝ちたかった試合で勝てたのが嬉しかったです。

『マリオテニス エース』スタンダード部門

6人のグループ予選で4位タイでした。序盤はルイージやワルイージなどボレーを中心とした立ち回りを考えていたのですがうまくいかず。第3試合のポルックさんから切り替えることにしました。

ベストバウトはポルックさんとの試合。マリオvs.ワンワンというストローカー同士のマッチでしたが、自分のストロークを信じて愚直にラリーを続けた成果がでました。ラケットが壊れて試合が決まった瞬間、会場に響き渡る雄叫びを上げたことは今でも覚えています。

撮影: 赤猫さん ポルックさんに勝利した瞬間
撮影: ポルックさん 予選を抜けるには3勝は欲しかった..

『マリオテニス エース』シンプル部門

5人のグループ予選で4位でした。結果としてはぱっとしないものでしたが、ヤドカリさんとの試合でボレー合戦の選択肢に新しい気付きを与えられたりなど、小さいながらも面白い試合などはできたかと思います。

『マリオテニス64』シングルス部門

4人の予選グループで4位でした。あまりにも魔境。

初戦のだいちゃん戦、第1試合のクレイコートではベビィマリオにはヘイホーで刃が立ちませんでしたが、第2, 3試合のハードコート、グラスコートのドンキーにはルイージで勝利。直近の大会でほとんど勝てていなかったため、勝ち切ることができたのがとても嬉しかった。64部門のベストバウトです。点を取る度に己を鼓舞する大きい声が自然と出てきていました。

ただ、以降のむねいしさん、ソロさんには勝てず4位で敗退。トップシードの選手に勝てても最下位という…

むねいしさんのパタパタはシンプルに硬かった。クレイではマリオ、ハードではルイージと申し分ない攻撃力はあったものの、チャージしすぎによるアウトが重なってしまいました。対トリッキーのチャージ量調整は課題です。

ソロさんに負けたのが一番の驚きでした。エースで硬い立ち回りは健在。64ではピーチのスライスボレーが刺さる印象がありましたが、今回は全く通じず。強いプレイヤーはいつでも強い。

というわけで、選手としては予選敗退で終了です。エースはともかく、64でも決勝トーナメントに行けなかったのは悔しい…

大会の観戦

スタンダード部門: 絶対王者の帰還

スタンダード部門の決勝に残ったのは、Xeno、ぷしぃ、いああ、ポルックの4名でした。注目はXenoさん、『マリオテニス エース』を初期から遊んでいる人で知らない人はいない絶対王者です。

準決勝第1試合は Xeno vs ポルック。Xenoさんのラリーをする立ち位置の精度はブランクを感じさせないものでした。ポルックさんもXenoさんに食らいつく姿勢が凄まじく、点を取れるところで着実に得点を重ねていました。得点を取る、というと試合を勝つために当たり前のことなのですが、Xenoさん程のラリー精度が良いプレイヤーから1点を取るだけでもすごいことです。

Xenoさんのスペシャルショットに対して、K.O. 負けのリスクを負ってテクニカルショットでのブロックでくらいつくポルックさんには会場が湧きました。あのXenoさんから1ゲーム取れるのか?とモニターから目が離せませんでした。結果としては2-0でXenoさんの勝利となりましたが、準決勝にふさわしい。いや、決勝でもおかしくない名試合でした。

Xenoさんは第1試合のハードコートでルイージ、第2試合でマリオを使いましたが、個人的にはマリオの方がキツイです。というのも、ただでさえ立ち回りが硬いXenoさんがストローカーのマリオを使うと、ラリーから崩すのが本当に難しい。ボレーヤーの方が位置に合わせてやりようがあるくらいです。実際に試合をしたポルックさんも同じことをおっしゃっていました。

準決勝の第2試合のぷしぃ vs いああはシンプル部門の試合で見れませんでしたが、結果はぷしぃさんの勝利。決勝はXeno vs ぷしぃとなりました。

この決勝戦の2名は、予選グループでシードプレイヤーとしてグループ分けした2名でした。当日参加のプレイヤーを考慮するために、シードを当日に割り振ったのですが、この2名だけは分けました。

Xenoさんはルイージ、ぷしぃさんはチコで臨む決勝戦。チコはぷしぃさんの得意なキャラではありましたが、チコのストロークの強みを折るXenoさんのルイージが印象的な試合でした。一方的な試合に見えますが、チコのコントロールのよい返球にルイージのリーチで対応しきるXenoさんの基礎力の塊があればこその試合だったと思います。

Xeno さんとぷしぃさんの対戦カードをこの年になって見ることができて本当によかった。

マリオテニス64 シングルス部門: 師匠のリベンジを果たす弟子

決勝トーナメントを観客席から見ていると、ハードコードでドンキーコングミラーという気が遠くなる組み合わせが…。次に実況を交代した方が良さそうと思い実況席の近くで待機し、準決勝からくりーむぶりゅれちゃんさんと実況に入りました。

準決勝を勝ち上がったのはゆあんさんとむねいしさん。どちらもトリッキータイプのキャラ使いで、ゆあんさんは「テレサ」、むねいしさんは「パタパタ」です。テレサの方がボレーによる攻撃力が高く、パタパタは守備寄りです。

ゆあんさん得意のボレー展開でスピーディな試合になるかと思いきや、むねいしさんのボレー対策が徹底されており、迂闊にボレーができない緊張感のあるラリーが続きました。それでも、第3試合のグラスコートではゆあんさんのボレーが牙を向き始めました。ただ、ボレーを回避するために安易にロブに逃げないむねいしさんの胆力…。ロブを読まれると、スマッシュやボレーで点を取られるリスクを嫌ったのか、自分のロブ以外のボレー対策を信じていたのか。

激闘の末、むねいしさんが優勝。吠えた。

直近のオフライン大会はゆあんさんが優勝されおり、その前まで戻ると、パタパタ使いのLINGODさんが優勝候補でした。むねいしさんはLINGODさんにパタパタを教わった、いわば弟子のようなプレイヤーだったので、師匠のリベンジを弟子が果たした、ドラマのような瞬間でした。

シンプルシングルス部門: 前代未聞の2冠

シンプル部門の決勝は、ソロ vs Xeno。あれ?シンプル部門でもXeno さん?

ソロさんはシンプルの大会でも常に上位の成績を残されているので勝ち進まれているのも納得。でも、Xeno さん、いつシンプル部門を?

試合は点をとって取られてのシーソーゲーム。Xenoさんのキノピコによるガン攻めに対して、攻めを折りながら攻めのチャンスを狙うソロさん。フラットボレーを主体として、キノピコのスライスボレーを防いでからどう動くかという内容でした。

スタンダード部門との2冠がかかったXenoさんと、シンプル部門の強豪の維持があるソロさん。一点一点で会場から声が漏れていました。ソロさんは冷静な印象のプレイヤーなのですが、過酷なラリーから1点をもぎ取った瞬間にはガッツポーズも漏れていました。熱い

最終結果はXenoさんが2本先取し優勝。勝利した瞬間のXenoさんの全力の pop off が忘れられません。前代未聞のエース シングルス部門2冠が誕生しました。

優勝を決めた瞬間のXenoさんの pop off 撮影: Atsushi

大会をふりかって

『マリオテニス エース』のスタンダード部門、シンプル部門の2冠、『マリオテニス64』の師弟を超えたリベンジ戦というドラマが生まれた回でした。

今回は3部門に参加し、試合に白熱したのもありますが、撮った写真が本当に少ない。写真を撮る前に構図を気にするクセがあるのですが、ピンとこないとシャッターすら切らないのが勿体なく感じます。こればかりは数をこなさないと、ゲームと同じ。

次の大会

2025年5月3日(土) - 4日(日)に、関西最大級の格闘・対戦ゲームのコミュニティイベント「KGP2025」にて『マリオテニス エース』が採用されました。

マリオテニスコミュニティに馴染みがない方々の目に止まる機会ということで、参加を予定しています。こちらに向けても頑張っていきましょう。

いいなと思ったら応援しよう!