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Lethal Gaming Gear Saturn Pro soft、良【レビュー風感想】

0.前置き

こんにちは、ΣISAKAです。

遡ること2カ月ほど前、artisan 疾風乙のレビュー記事を出した時点で僕のマウスパッドのエンドゲームは疾風乙で決まったと思っていました。

そんな中、目に入った1つのnote、それはSaturnPro愛好家(自称)であるみょんさんのSaturnProへのラブレターが如く愛の詰まった内容でした。

元々Saturn Proに興味があったものの中々手を出せていなかった折、このnoteとさらに2024/9月中ごろまで行われているセールによって平時よりもお安く購入することができると知り、某秋葉原の店頭で迷うこと3回。ようやく購入に至りました。

1.サイズと硬度について

購入したのは硬度soft、サイズはXLサイズ(41cm×49cm)を選択しました。

硬度についてはsoft(そこそこ柔らかい)以外にxsoft(超柔らかい)とfirm(超固い)、サイズについてはXL以外にはXLSQ(50cm×50cm)とXXL(50cm×100cm)がそれぞれラインナップされています。

今回このサイズと硬度を選択した理由は単純で、自分が過去に使用していたマウスパッドの中から好きな製品を考えたときにこのサイズ感と硬度で問題ないと判断したからです。後述しますが、マウスの滑走速度がそこまで早くないマウスパッドを使うときにはどうしても力を入れてマウス操作を行うこともあり、firmだと滑りすぎる可能性があり(セールの対象外だったし)、xsoftだと操作時のマウスの減速が顕著になり操作感に問題が出る可能性を考慮しました。

僕はマウスパッドに肘を置かない状態をホームポジションとしていること、上下のエイムを必要とするゲームをあまりプレイしないことの2点からXLサイズ以上の大きさは不要と考えてXLサイズを選択しました。マウスパッドに肘を乗せて動かしたいという方にはXL SQサイズを選択するのが良さそうです。この辺りについてはゲーム内のマウス操作量や腕の置き方によって選ぶのが吉。

底面(中間層)にはSlimflex(旧Poron)素材が使用されており、防滑性能については問題ありませんでした。圧がかかった状態で動かず、しかしデスクに張り付くような留まり方はしない理想的な防滑面です。僕はゲームと文章作成などの作業を同じデスクで行うことからマウスパッドを動かすことが多く、この使用は大変助かっています。
余談ですが、商標の関係でPoronという呼称がSlimflexに変わるそうです。Poronって呼びやすかったのになあという気持ちです。ぽろん。ポロン。

2.操作性について

使用環境
マウス:VAXEE np-01s wireless(マウスソールをcorepad sketz proに変更)
アームカバー:Pulsar アームカバーes(サムホール)/REJECT アームカバー(ワイドスリーブ)
ゲーム:VALORANT
ゲーム内センシ:DPI:800/0.321
ランク:シルバー3

人並みな評価になりますが、自然にマウスを動かして、自然に止められる。特に止めるときの正確性が高いしっとり系マウスパッドのように感じました。

滑走面にプリント加工がないことから、プリント加工特有の急な始動感や停止感などはなく、癖のないフィーリングです。他のマウスパッドからの移行もしやすい印象です。今まで使用していたマウスパッドがよく市場に流通している大手メーカーの製品から移行すると、純粋にマウスパッドの性能が上がったように感じられると思います。

滑走面はコントロール性に長けているが特化しすぎていないくらいの感覚で、滑り出しは自然滑走速度は並みから少しゆっくり目くらい止め感も自然な止め感ながらしっかり止まってくれます。俗に言う滑って止まるような感覚とは異なりますが、フリックなどの正確性を求める操作の精度が上げられるようなマウスパッドと感じました。よほどのハイコントロールタイプやスピードタイプの滑走面を求めている方でなければ十分満足できるものです。

滑走速度がスピード系のマウスパッドとは異なり、ある程度力んだ状態でも制御しやすいことから、力を入れた状態でのマウス操作を行うプレーヤーとの相性がいいように感じました。脱力した状態でのマウス操作をするのであれば、少し操作感がもったりとした印象になるかもしれません。僕個人としては、普段は脱力したマウス操作を意識しているのですが、たまに力みが抜けないことがあり、そんな時にピッタリなマウスパッドだなあという感触です。Saturnを使用している間は脱力を気にせずにギュっとマウスを動かせるのも楽しいポイント。この辺りの腕の使い方によって評価が分かれるかもしれません。

また、先ほどしっとり系のマウスパッドと表現しましたが、滑走面がサラサラとしていることからこのような表現が出たように思います。サラサラとした表面であることからアームカバーとの相性も問題なく、PulsarとREJECTのアームカバーは一切干渉することなく操作することができました。ガラスタイプのマウスパッドの普及や、プロプレイヤーのアームカバー使用率の上昇から、アームカバーの需要が高まってきていますし、アームカバーが干渉しないというのは1つのセールスポイントになっていくのではないでしょうか。

側面のステッチ加工についても優秀で、滑走面と同じ高さ、それよりも低い高さで縫われています。マウスパッドの端っこと腕が擦れて違和感を感じるというようなことはありませんでした。少し前までのステッチ加工では滑走面から少し盛り上がっているような製品が散見されましたが、直近一年程度でリリースされているマウスパッドはステッチ加工の技術が上がっているように思えます。このようなステッチ加工を施したメーカーと言えばArtisanが挙げられますが、比較的新興メーカーであるLGGやKurosun、Freefallのステッチ加工には特に目を見張る物があります。すごい。

底面についても、マウス操作中に動くようなことはありませんでした。滑走面に使用されている素材に多少の重量感もあることから、Slimflexと組み合わせることによって高いレベルの防滑性を満たしていました。前述の通りマウス操作中に力を入れて動かすプレイスタイルとの相乗効果が期待できます。

3.ここが気になる

値段です。Saturn Pro XLサイズは現在の定価が8030円と、人に勧めるには少し躊躇うくらいの価格帯で販売されている現状があります。また、少し前までは入荷量が不安定であることがありました。

ただ、最近ではLGG日本公式のXアカウントが開設されてセールが行われたり、輸入量の増加からか最近の供給量が安定しているように見えます。

また、前述のセール告知時にセール終了後にも買い求めやすいようにするといった文言が含まれており、今後販売価格の値下げも示唆されていました。もしかしたらほぼ唯一の気になるポイントである値段についても今より改善される可能性がありそうです。わくわく。

4.感想まとめ

総評すると、全てのVALORANTプレーヤーにおすすめできるマウスパッドだと思いました。ローセンシや肘まで机に置く腕の置き方にも対応できるSQサイズの存在や、底面の硬度を選択できることでユーザーの選択肢増やすことができている点についてもおすすめできる点だと思っています。

トラッキングが主体となるゲームにおいては、滑走面の特性があまり有利に働きませんが、十分にプレイできる範囲内だと思います。

ネックとなるのは価格なのですが、個人的な意見として、PCゲームプレーヤーの方には一度クオリティの高いマウスパッドを触れたほうがいいと考えています。質の高い製品に触れることで、本当に自分の求めているマウスパッドの特性が何か考えるようになると思っています。もしこのnoteを読んで気になった方はぜひチェックしてみてください。みょんさんのnoteは絶対読んでください。

今回はLGG Saturn Pro XL Softの使用感についてまとめました。それではまた。
最後にSaturn Pro愛好会(自称)であるみょんさんに最大限の感謝を。

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