ポタフェス参加してみたレポ
2023/12/9 12/10に開催されたポタフェス2023 冬 東京に参加してきました。
公式サイトはこちら↓
1.概要
ポタフェスはポータブルオーディオフェスティバルの略称で、世界中のイヤホン・ヘッドホンが集まる国内最大級のポータブルオーディオ展示試聴イベントです。(公式サイトから引用)
その名の通りありとあらゆるポータブルオーディオに関する製品の展示と販売が行われていました。来場者が触れやすいエリアにはワイヤレスイヤホンとワイヤレスヘッドホンの展示が主で、他には有線のイヤホンとヘッドホン、DAP、DAP、ケーブル、イヤーピース、マイクなどが展示されていました。
特筆すべき点としては、ゲーム用途のイヤホンとヘッドセットの展示がブース単体として出ていたことではないでしょうか。今回僕が回ったところだとfinal、Audio Technica、CRイヤホンのブースが出展されていました。詳細については後ほど。
2.ブースレポ(ゲーミング編)
2-1.final
今回最初に向かったのがfinalブース。自分の手持ちにVR3000とVR2000があるため、今回新発売となったVR500の試聴が今回のポタフェスのメインイベントでした。
試聴してみた感想としては、「手軽感」が真っ先にきました。音場としてはVR2000,3000には劣るものの、カジュアルに使えるイメージです。長時間使うにはVR500の方がいいかもしれないと感じました。多分年明けくらいに買ってまとめて感想書こうと思います。
finalブースはこれだけではなく、final / agのゲーム以外製品の試聴ブース、REBの試聴ブース、DITAのDAP試聴ブースと計4種類の展開。そして全4ブース全てを回ると1/3の確率で最新のVR500をプレゼントというとんでもない大サービスでした。それをお目当てに沢山の人がブースに詰めかけ、次の予定も控えていた僕は抽選に参加するまでに至らず。。。DITAのブースさえ見ることができれば。。。
2-2.CR × e☆イヤホン
2023/11にeスポーツチームCrazy Racoon(以降CR)とintimeがコラボして作成されたゲーミングイヤホンの展示もありました。
こちらでは、実際のエイム練習ソフトを使用して出音を確認することができました。
因みにデバイス周りについては、海外デバイスの輸入を行っているふもっふのおみせが提供していたそう。
使ってみた感想としては、よくある低音強めのチューニングとなっていました。ただ、ひたすら低音ゴリゴリというわけでもなく、潰れないくらいに中高音が入ってくる感じ。個人的にはもう少し低音弱めでも良かったかなという印象。ただ価格帯や、耳掛けが不要で扱いやすいところ、ケーブル長を1.6mと1.9mで選択できるのは確実に強みかなと。
2-3. オーディオテクニカ(ゲーミング)
CRイヤホンブースのお隣に位置していたのがオーディオテクニカのゲーミングヘッドセットのブース。こちらではオーディオテクニカが展開しているゲーミングヘッドセット2種類をCRイヤホンブースと同様にゲームをプレイしながら試聴することができました。
個人的に気になっていたのが、開放型のヘッドセットATH-GDL3。僕は今までゲームをプレイするときにイヤホンのみを使っていたのですが、開放型のヘッドセットが気になっており、購入候補の1つとして考えていたデバイスだったため、折角と思い試聴。
個人的に開放型のヘッドホンって低音弱めで、他のキラキラした音がメインに聞こえてくるものだと思っていましたが、このヘッドセットについては、まず前面に低音が突き抜けてくる印象でした。先ほど紹介したふもっふのおみせが自社開発したfumo truthも結構低音がしっかりしている印象だったので、この2つによって僕の開放型ヘッドホンへの印象が少し変わりました。
個人的な好みとしては、どうしても低音ゴリゴリのチューニングだと聞き疲れてしまうため、もう少し均等に音が鳴ってくれる方が嬉しかったです。ただ、価格としては安い方ですし、試しにと買ってしまうかもしれない。。。
因みにオーテクブースでは写真撮り忘れました。この辺りから写真を撮り忘れている部分が多く、やらかした。。。
3.ブースレポ(いつもありがとう編)
3-1.SENNHEISER
お次はいつもお世話になっているSENNHEISERブース。個人的にSENNHEISERの出音が好きで、IE 100 Pro、CX Plus True Wirelessの2種をそれぞれ常用しています。IE 100 Proはゲーム用兼自宅音楽鑑賞用、CX Plus True Wirelessは通勤時や外出時のお供。どちらも全体的な出音のバランスが好みで長く使っています。
自分語りはこの辺にして、今回試聴させて頂いた製品は2つ。ワイヤレスヘッドホンのACCENTUM WirelessとMOMENTUM 4 Wireless。ACCENTUM Wirelessは最近発売された製品で、グレードとしては自分の持っているCX Plus True Wirelessのヘッドホン版といった認識。出音としてはSENNHEISERらしいハキハキした音にヘッドホン特有の音場の広さを感じるような製品でした。そしてこの製品、アプリを使用してイコライザーが調節できるようになっていました。記憶が正しければ5バンドまで設定でき、標準で結構細かく手を入れられるのは好みが分かれるオーディオ製品としては色んな人にリーチできるポイントではないかなと思いました。
重さも軽量で、個人的に外でヘッドホンを使うのはあまり好きではないのですが、これなら外に持ち出してもいいんじゃないかなと思えるような製品でした。
もう1つのMOMENTUM 4 Wireless、こちらはワイヤレス製品のフラッグシップモデルといってよいでしょう。ワイヤレスイヤホンにも同じ名前を冠した製品が存在します。
視聴した感想としては、とろけました。ガチでとろけました。どこかの音が潰れる訳でもなく、かといって各音域の主張が激しくて喧嘩することもない気持ちいいところがず~~~~~~っと出ていました。後述するのですが、今回のポタフェスのために急造でプレイリストを作成しており、全曲気持ちよく鳴らしていました。良い、あまりにも良い。
3-2.Spinfit
続いてもいつも使用しているイヤーピースのブランドSpinfit。
僕が常用しているイヤーピースは2つで、1つはfinalのEシリーズ、そしてもう1つがSpinfitシリーズです。現在はcp100+という標準モデルとW1というイヤーモニタータイプ向けのものを使用しています。
今回の展示では、前述したW1の新サイズとワイヤレスイヤホン向けのイヤーピースOMNIの展示でした。僕はW1を所有していたのでOMNIを試させてもらいました。Spinfit製品と言えば、独特の軸の動きとにフィットしてくれる笠の部分の2つだと思います。完全ワイヤレスのイヤホンって、左右それぞれのユニットをケースにしまう必要があるのですが、その際に軸が長いモデルを取り付けているとケースに入らない問題が起こってしまいます。このOMNIでは、軸が短いながらも今までのSpinfitシリーズ同様耳の形に合わせて軸が動いてくれます。中々にすごい。
普段はMサイズのイヤーピースを使っているのですが、展示のスタッフさんからLサイズを勧められて、フィット感がLサイズの方が良かったのが少し驚きでした。帰りに購入し無事普段使いしています。
4.ブースレポ(気になった編)
4-1.オーディオテクニカ
オーディオテクニカ?さっき行ったはずでは?と思うかもしれませんが、オーディオテクニカは複数ブースを展開しており、こちらでは完全無線イヤホンを展示していました。
ここで試聴したのはATH-TWX7。個人的にオーテクの味付けは良くも悪くもみんなが好きな感じという印象があります。それ故に人気もありますし、色んな音楽を楽しく聞けるように感じています。このイヤホンについても同じように手広い音楽を楽しめるような味付けになっていた印象です。
特にロック音楽と打ち込み系の音楽の鳴りが良く、僕の音楽の趣味とも近いことからいつか欲しいモデルです。
4-2.JBL
先ほどのオーディオテクニカブースの向かいにあったのがJBLのブース。ここではデバイスの展示と並行してスポンサーチームのFAV GAMINGとのコラボイベントが行われていました。
僕が行った初日の一部ではジュリのコスチュームを纏ったFAV GAMING所属のコスプレイヤーわたらいさんによる撮影会、二部では同じくFAV GAMING所属の格闘ゲーム部門選手とのストリートファイター6対戦会が行われていました。僕はストリートファイター6を初めて間もなくの赤ちゃんだったので二部の対戦会には参加せず一部の撮影会でわたらいさんを撮影させていただきました。初めてコスプレイヤーの方を撮影したので緊張した。
今更ながらJBL TOUR 1の試聴をしておくべきだったと後悔。
4-3.SHURE
こちらも1階に大きくブース展開されていたSHURE。SHUREと言えばSE215speが有名ですが、今回はワイヤレスヘッドホンを試聴してみました。
今回のポタフェス全体を通してワイヤレスヘッドホンをいくつか試聴してみたのですが、外に持ち歩けそうなモデルから、家で快適に使えるモデルまで広く展開されていることが印象に残りました。一個持っててもいいな。。。
4-4.intime
e☆イヤホン激推しのイヤホンこと碧(ソラ)を中心にリーズナブルな価格帯から高級イヤホンまで手広く展開している国内メーカーのintime。今回は新作のプロトタイプの試聴が可能だったため体験してきました。
僕が以前碧を視聴した際に感じた、全体的に音が喧嘩してしまっている印象から打って変わってまとまりのある出音だなと感じました。2024年発売予定とのことなので楽しみ。またオーディオ沼の浅瀬を泳ぎ始めるかもしれない……
因みに写真を撮り忘れました……
4-5.NUARL
有線無線共にイヤホン展開を行っているNUARL。今回無線イヤホンのプロトタイプの展示を行っていました。
今までに無い形式のハイブリッドタイプのイヤホンで、様々なチューニングが施せるとの事。試聴してみた所ハイブリッドタイプらしい出音にデフォルトでも強すぎるのでは?と思ったほど。
ただ、まだコンセプトレベルの状態で、発売時期、形状についても未定とのこと。また、機構が特殊なことからも価格は結構お高めになるとのこと。ただどうしても気になってしまう。楽しみ。
こちらも写真撮り忘れ。。。omg。。。
5.まとめ
今回初めてオーディオ系のイベントに参加してみましたが、まず時間が足りない!20時間くらいかけて全ブースじっくり体験したかった。。。今回は次の予定が迫る中での参加だったため、次参加するときはじっくり腰を据えて体験したいです。
他に驚いたところとしては、前述しましたがゲーム用の音響デバイスの展示数でしょうか。
恐らくこの状態って数年前だと想像できないような状態だと思います。コロナ禍をきっかけとしたゲームの流行をきっかけにゲーミングデバイスの需要が高まったように思っていましたが、今なお熱量高く続いているんだなと感じるところがありました。僕自身ゲーミングデバイスが好きで買い集めたりしている所もあって楽しめる点が多くありました。これからもゲーム用途としてのオーディオ機器が増えていくといいなと。個人的には音響メーカーが作ったゲームユースなDAPが発売されるといいなあ・・・
ゲーミングデバイス効果も相まってか、客層も幅広く、オーディオの沼に深く浸かっている方から、これから浸かり始める方までたくさんの方がオーディオに触れている姿を現地で感じられたのも1つ感動ポイントでした。僕自身浅瀬をちゃぷちゃぷしているだけなので何とも言えませんが。
そして今回販促イベントということもあり、様々なカタログなどを頂きました。その中の一部をご紹介します。
ショッパーからステッカー、イヤーピースまで頂いてしまいました。ありがとうございます
・・・あれ?
僕も驚きましたが、ポタフェス会場内でスタンプを集めて、一定金額以上の物品購入で参加できる抽選でJabra ELITE5を頂いてしまいました。感謝。
最後に僕がポタフェス会場で急造して使った楽曲のプレイリストを載せておきます。それではまた。