ドップラー効果を使って高音厨音域テストに合格しよう!Part2
気になったことがあるので考えてみます。前回の記事はこちらから
何秒間声を出せば良いの?
ドップラー効果の考え方
波源や観測者が移動している場合、波源が出す波と観測者が受け取る波では、波の振動数は変化しますが、振幅、波全体を見た時に波が振動する回数は変化しません。下の波は一例です。
波が振動する回数について考えて、合格するために必要な声の長さを求めてみます。
計算してみる
条件は前回の記事と同じとします。ただし、合格の基準を以下のように変更します。
hihihiA〜hihihiEを次の時間、連続して観測者が観測する
hihihiA(1760Hz)を1.8秒
hihihiB(1976Hz)を1.3秒
hihihiC(2093Hz)を0.7秒
hihihiD(2349Hz)を0.7秒
hihihiE(2637Hz)を1.2秒
波が振動する回数
周波数[Hz]は1秒間に波が振動する回数を表しています。そのため、周波数[Hz]に時間[s]を掛けることで波が振動する回数が求められます。したがって、合格したときに出した音波が振動した回数は、1760×1.8+1976×1.3+2093×0.7+2349×0.7+2637×1.2=12010.6回とわかりました。
何秒間で合格?
音源は587Hzの音を出しています(前回の記事参照)。そのため、出す音の長さは12010.6/587=20.5秒とわかります。音源と観測者が200m/sくらいで移動しているとすると、大体4000m移動します。普通に1時間歩いた時くらい移動してます。
長音厨肺活量テスト
同じく木村わいPさんの曲です。この曲の合格に必要な声の長さは42秒なので、20.5秒では合格できません。残念。
まとめ
hiD出しながら秒速200mくらいで20.5秒間移動すれば合格できます。多分無理なのでボイトレを頑張りましょう。