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ComaMasters優勝 造契約
はじめに
お疲れ様です、SIGMAです。
先日行われた第9回ComaMastersで優勝する事ができたので、久しぶりにnote書いていこうと思います。
使ったリストとアイボウの話
今回使用したのは、タイトルにもなっている造契約とアイボウ突契約でした。
リストはこんな感じ。
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今回は造契約の方がメインですが、アイボウの方も少し触れておきます。
アイボウは今では型が分かれていて、
・ダークタワーや断罪龍が入っているずみさん構築
・訓練場やバゴウゼニスが入っているkomainu構築
この2つがありますが、今の流行は前者かなと思います。
初心者でも使いやすく全てが揃った時の火力が凄まじいため、コママスではほとんどがこの構築だったように感じます。
そんな中、今回後者の構築を使ったのには色々理由があります(前日にデッキ相談をした相手がkomainuだった、ダークタワーを人に貸していた、etc…)が1番の理由は、
「後者の方が自分のプレイングに依存してる分好みだった」です。
前者の構築は、ダークタワーを貼って遅延させる→断罪龍を投げるという流れがどんな対面でも同じ試合展開になりやすいという、分岐が少ないデッキです。まぁ基本的には誰が使っても一定以上の火力が出ます。
これは逆にデッキの再現性が高いといえるとても使いやすくて良いデッキなのですが、分岐が多い青デッキが好きな僕としては試合展開が少し淡白に感じてしまったので、今回はkomainu構築にすることにしました。
バゴウゼニスや訓練場の使い方1つでデッキの質が大きく変わるので、そういうのが好きな方には今回の構築をお勧めしておきます。
レーヴの話
というわけで本題の造契約です。
レーヴが登場してから公認非公認ひっくるめて4,5度持ち込んでいるんですけど、毎度毎度相手に上振れられたり自分が下振れたりするタイミングが悪く、結果としては振るってはいませんでした。それがレーヴの弱さでもあるので、それ自体は仕方ない結果だったかなと思います。
今回は、そんな弱みが最も気にならなくなったリストで優勝まで出来たので採用不採用の理由、対面知識などを書いていければなと思います。
採用カード
🔵造相棒レーヴ
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契約カード。シャックみたいに後1で2枚並べてもあんまり強くないので3投は非推奨。
今回の構築はフリーデンを採用していたため1枚雑に使える点や、終盤に2枚目のレーヴ単体をアタッカーとして利用するのが強力な点、煌臨をしたくない(カシウスケア)or煌臨が出来ない(暗黒の塔)状態でもレーヴの効果を使いたい場合にもアタッカーとして起用できる点、等々1枚採用では出来ない器用さがあると思ったため、2枚採用。
🔵スチームタンク レーヴ
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メイン煌臨①。C(カウント)がなくても煌臨出来るため、カシウスが飛んでこない&除去されない場合は後1で煌臨してしまうこともあります。
煌臨/アタック時にC+1&2枚破棄or2コアブなので造契約の動きに無駄なく干渉出来る点は優秀ですが、後半に来てもほぼほぼ使わないので今回は2枚にしています。
OCのネクサス回収も有効に活用出来るようなディスカードを心がけましょう。
下で紹介するタイファローを最大バリューで発揮する事前準備カードの1つでもあります。その話はまた後ほど。
🔵スチーム・タイファロー
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メイン煌臨②。最強。リソースになる&破棄が伸びる&回復する…この1枚で決まる試合が多すぎる。
このカードは煌臨&アタック時にC+1するため、レーヴと合わせて計C+4出来るカードです。ですがOCはC8であるため、到達には前ターンのレーヴの殴りによるC+2を入れてもCが2足りません。
なのでレーヴを使う上で大事なのはレーヴの殴り+タイファローの効果以外でCを2増やすこと。これに尽きます。タイファローを効率良く使う方法を知っているか否かでこのデッキの火力は大きく変わります。
カウント増やす方法としては
・ヴィルカイックビーチ
・レーヴのアタックでクロックタワー起動
・スチームタンクレーヴ煌臨&アタック
・青世界や氷刃のC+1を2回
などなどを組み合わせて、タイファローを最大火力でぶっ放しましょう。
また、タイファローは1度のアタックで多くの効果が発生するため、順番も大事になってきます。いろんなカードが絡んだ時の僕おすすめの処理順番を下に書いておきます。
①スチームハイヴのオープン(上下選べる)
②タイファローのオープン(残ったカードはトラッシュ)
③レーヴの破棄(この順番にすることでタイファローで落としたイノベーションを回収、破壊提示もこのタイミングになるので出来るだけ後回しの方がいい)
④イノベーションの回収、クロックタワー起動
⑤タイファローの回復破棄※
1つ気をつけたいのは※部分で、タイファローやレーヴのCアップでOCを達成した場合はそれが派生解決となるため、先にOCの回復破棄を処理しなければならないことです。これを忘れてしまうと処理しなかったものと扱われて損をしてしまうので要注意です。
🔵デイブレイカー レーヴ
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Sコア無しで煌臨可能かつ広い焼き範囲、弱い理由が個人的には全くわかりません。タイファローに繋がるCの盛り方も大事ですが、デイブレイカーにつながるC盛りが出来ていればなんとかなる試合もよくあります。
仮にダークタワーで蓋をされていても、受けデイブレイカーで相手の面を粉砕した後で次のターンに生き残ったデイブレイカーにダイダロッサを合体、相手の足場もろとも粉砕する流れがシンプルに強いため、個人的には減らせない枠だと思います。こいつがいないだけで造契約の受けは半減以下になります。
ダイダロスでSコアを戻した後にSコアなし煌臨→エルグランデのようなお洒落な動きもできるので3投。
🔵砕星造神レーヴ・ダイダロス
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超契約煌臨。このデッキはレーヴが生きているだけで打点や破棄枚数を嵩増しする事ができるので、タイファローなどにカシウスを当てられても超契約によってレーヴを蘇生、それをまた処理されても新しく煌臨で打点を出す、というように連続した打点を出し続けられることがこのデッキにおいて1番強いところかなと思います。
効果自体も強力なので、C貯まったら割と雑に投げることが出来る(投げ得)カードです。
造契約は受けが強くはないので、相手の攻撃が受けられる序盤のうちに1枚雑に投げて相手の山&ライフを削り、次のターンに確実にフィニッシュ出来るようにゲームプランとして持っていきます。
時間が伸びてしまったり、相手のデッキが薄くなっている場合は下の効果まで見据えたデッキ破棄の足し算を意識しておくといいでしょう。
間違いなく3投。
🔵伝説王者タイタス・エル・グランデ
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僕はこのカード、あんまり好きじゃないんですけど、弟からシクもらったので使ってます。ありがとう。
ダイダロスでSコア回収やデイブレイカーのSコアなし煌臨によって、Sコアを温存しながら煌臨元を用意することが出来るので、蒼契約よりも再現度は高いです。
まあ入れれるなら入れましょうか。
🔵超幻獣王リーンドス
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最近何かとアツイこの子ですが、造契約とも相性がいいです。
造契約は初動がないと不安定な動きになりやすいですが、その点でこのカードはバーストとして初動になりつつリソースになり、後半に引いても相手の打点をずらしたり追加打点となったり…と役割が多いカードです。
このデッキではダイダロッサをはじめとした青以外のカードが割とあることによるライフ回復もしやすさや、ダイダロッサを合体することができる高コストの蒼波であることなど、他のデッキよりも明らかに仕事量が多いと感じたため採用。
系統「蒼波」を持っているため、タイファローでサーチ可能なのも優秀です。
3投してもいいと思いますが、枠の関係上今回は2枚。
🔵審判蛇ツイノムシバミ、聖皇ジークフリーデンXV
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造契約で採用される2種類のバースト。レーヴの効果でコストが上がるため中型の煌臨から除去&リソースを伸ばせるためどちらも強力ですが、個人的には圧倒的にムシバミ>フリーデンです。このデッキにおいて1コアの重みはかなり大きく、能動で開くフリーデンは見た目以上にコストが高いです。
また、フリーデンを採用するメリットである
・ダークタワーに強くなる
・面の取り合いに強くなる
という点は、
・デイブレイカーレーヴによる受け煌臨
・スチームハイヴによる手札保護
・レーヴ自身の処理性能
で賄えていると感じます。
個人的にその使用感がすごく引っかかっていたので、能動バースト枠はムシバミだけにしてスロット開けた方がいいかなと感じます。
🔵オラクル二十一柱 Ⅵ ザ・ラバーズ
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受けのペラいこのデッキにおいて、回収が出来る貴重な受け札。このカードでトラッシュからダイダロッサを釣って来れるため、ゲームプランとしてダイダロッサをディスカードしやすいのが高評価です。
こちらの盤面が0であってもデイブレイカー煌臨→ザラバーズの効果で後続を止めることができます。
そのままダイダロッサを合体して相手のネクサスを消し飛ばしながらバトルを強制終了させて自分のターンに持っていく、という動きがとても強力なので採用必須かなと思います。
今回は枠の都合もあり2枚採用。
🔵蒸気都市スチームハイヴ
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レーヴの効果でトラッシュに落としたカードを使用不可にし、ダークタワーに対して強い手札保護を兼ね備えたネクサス。
レベル2効果では次のターンの煌臨カードやザラバーズをサーチすることができます。残ったカードはデッキの上下に戻せるため、次のターンに使うカードやムシバミリーンドスのドローで欲しいカードを上に戻すプレイングは頻出です。
当たり前の3投。
🔵スチームクロックタワー
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先1最強ネクサス。後1でジャバドが攻撃できなくなったり、他の殴ってくる契約デッキが2アクション以上しづらくなったりなど、レベル2効果にかなりの圧があります。
レーヴで殴るだけでC3に到達しながら1コア増やせるため、次の動きを強化しながら受けのデイブレイカーまで構えることができます。
同じく3投。
🔵ヴィルカイックビーチ
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ネクサス6枚だと少なすぎるかなと感じたので、ちょうど制限カードになったこのカードを採用。初動としてもよし、カウント5以上ではカシウスケアのカードとしても使えます(煌臨時にカシウス刺された後に配置してSコアを回収→再煌臨)。
このデッキにおけるネクサスを含めた初動は多い方が安定しやすいため、ここまでは採用した方がいいかなと感じます。
🔵星砕槌ダイダロッサ
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このブレイヴがあるからこそダークタワー採用デッキにも臆することなく戦っていけるのがレーヴの強みです。
体感では手から出すが4割、ザラバで踏み倒すが6割で、序盤に来てしまった時はディスカードでトラッシュに落としておいて後でザラバで釣ってくることが多いです。それもあってディスカードでのキープ優先度はだいぶ低め。
ゲームに絡めたいカード、ディスカードしやすいカードなので3投確定。
🔵ストリームドロー、スチームイノベーション
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ドロソ2種類。説明はあんまり必要ないかと思いますが、たまにスチームイノベーションの枚数を落として他のドロソ入れてる人を見ますが、回収出来るドロソが初手に絡んでいる方が確実に自分のプレイ出来る択が増えていると思うので、枚数を落とすことなく3投確定かなと思います。
🔵氷刃血解/ミブロック・バラガン・オリジン、白晶防壁
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受け札2種類。白晶防壁はいいとして、よく見るのは絶甲もしくは零障壁だと思いますが、僕は氷刃血解を高く評価しています。
絶甲氷盾の採用理由として多いのは序盤のアタックを止めることだと思いますが、氷刃血解の方がアタッカーをバウンスしながらアタステ終了出来るためまず使える幅が広いです(6つの輝石とかのアタック/存在している間アタステが止まらない系に対して)。
また、レーヴというデッキは強い動きと弱い動きの差がそこそこあるデッキです。その差はどこで生まれるのか、それは「Cが溜まっているか否か」です。
Cを貯めるためのカード、例えばレーヴの上煌臨が欠損している場合、C7まで上手く伸びずダイダロスまで綺麗に繋げられない試合がよくあります。レーヴは基本的にCが2ずつ増えていくため、C1ぶん足りないことはザラにあります。Cが貯まらない試合で有力な受け札になりつつ足りない分のC+1が出来るこのカードは採用した方がいいかなと思います。
もう1つの受け札候補であった零障壁ですが、王契約/血契約に有効であるという1点のみで採用するほどこのデッキに余裕はなかったため採用しませんでした(獄契約に対しては別になくても勝てます)。どちらもスチームハイヴやムシバミの刺さりが悪くはないため、100%負けという風にはならないと感じています。
今回のリストは2デッキ制だったので白晶が1枚になっていますが、フリーデンの1枠を白晶に変えて受け札の枚数を2×2にするのが丸いと思います。
以上が採用カードの解説でした!
不採用カード
今回は不採用にしたカードも理由付きで紹介します。
🔵ラルヴァンダード
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手札保護がついたりコアブが出来たりする点はとても優秀ですが、肝心のカウント起動要因がこのデッキだとほぼレーヴのアタックのみであり、オボロやアイボウで使えているような器用な動きが出来ないため評価は低いです。アタックステップ中にスチームハイヴで操作したカードを引き込めるのは強いですが、ほぼデッキ圧縮要因にしかならないため不採用。
🔵青の世界/青の異神
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Cを増やせる足場なので採用の余地はあると思いますが、初動枠はリーンドス、Cアップ枠は氷刃血解で枠を取っていたため、今回は採用しませんでした。
ネクサスはダイダロッサがあればドロソになるので、今後創界神環境になることを踏まえると採用必須なカードになるかもしれません。
🔵オーバータワー、ディープシードロー
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オーバータワーはドロソとしてコストが重い点、手札−1してまで貼ってゲームが左右するほどのパワーはないため不採用。
ディープシードローはドロソ不足が気になる場合は採用してもいいと思いますが、今回のリストにはリーンドスが採用されているのでドロー量に差があるわけでもなく、リーンドスの方が小回りが聞くため今回は不採用。
🔵誘発系
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カシウスやスピッツァーは今回のリストには入っていません。理由としては枠をどこから取るかという点と手札の管理難易度が高くなる点の計2点ですね。
レーヴはダイダロッサの爆ドローをしない限りは手札管理に神経を使います。その中でカシウスをキープしておける試合展開、使える試合展開はそう多くないと感じました。自分の動きを最優先にしてメタを最小限にした方が全体的な勝率が上がるデッキだと考え、今回はどちらとも不採用にしました。
🔵イノレーサー
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ドロソになりながらCを増やせるカードですが、Cを増やしたい序盤で2ドロー2ディスはレーヴにとって手札管理上重たい試合が多く、使い勝手が良くないと感じたため不採用。タイファローで回収出来たりする点は優秀なので、これに関しては使用感の問題かなと感じます。枠があれば入れてもいいです。
以上が今回使用した造契約についてのカード解説でした!ここまで読んで興味が出た方は有料部分も読んでくれると嬉しいです!
有料部分では各対面知識について追記して行きたいと思っていますので、ぜひよろしくお願いします!
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