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神戸CSべ8 新ギミック採用型造契約
はじめに
お疲れ様です、SIGMAです。今回は先日行われた神戸CSで使用し、べ8入りを果たした造契約について書いていきます。
今回は事前にしていたCS環境予想の話をしてから本編に入って行こうと思います。最後まで宜しくお願いします!かなりの容量になっているので是非読み込んでください!
環境予想
まずは僕がCS前に作ってたtier表が下になります。
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広島CSや直近の非公認等などで結果を出していたデッキタイプも含めると、この環境はかなりの雑多環境であると考えていました。
この中での勢力を簡単に分けるとするならば、
①メタ要素を相手に押し付けるデッキ
(例:アイボウ)
②相手にメタを引かれる前に殴り倒すデッキ
(例:ラオン、バット、アテナ、プチバット)
③相手のメタを超えながら火力で戦うデッキ
(例:ゼッター、ウィズ、ブレイドラ)
④アイボウメタをしにきた相手を刈るデッキ
(例:ジャバド、ハデス)
というような感じかなと思います。
これらの相性関係はかなり複雑ですが、僕は下の図のように考えています。
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赤線が伸びてる方向に有利、青線は不利
①(アイボウ)は②(ラオンバット)に対してメタを当てれば強いため有利、③(ゼッターウィズ)は①(アイボウ)のメタに対する解答を多く積んでいるため有利、②(ラオンバット)は③(ゼッターウィズ)のメタ超え要素を腐らせて攻め切れるため有利、というような三すくみが出来ている上で、②③のいわゆる雑多と言われるような層に対して強くて且つアイボウに対して五分近くの戦いができる立ち位置に④(ジャバドハデス)がいたのかなと思います。もちろん大枠の相性関係ですので、もちろん例外もあります。
最大母数はアイボウだとした上で、環境全体では③とそれに強い④が増えるかなと予想していました。これは、上位卓になればなるほどアイボウに対して隙を見せるデッキを持ち込む人は減っていくだろうという考えに基づいています。
特に④の中ではハデスではなくジャバドの母数が増えるのではないかと予想していました。理由は主に2つ。
1つはみんながメタの対象にしているアイボウへの対策カードがジャバドに対して腐りやすいこと。ダークタワーを破壊するバスタースピア、ゼニスを止めるカシウスやファラオムなどはジャバドに対してほぼ無意味です。
もう1つは雑多耐性の高さ。公式大会は非公認大会のようなある程度の環境が存在している場所とは違い、参加者それぞれのコミュニティで作り上げた初見殺しとも言えるカードがよく飛んで来る傾向があります。ジャバドはアルティメットであることもあり、雑多とくくられるそれらへの耐性が非常に高く、簡単には負けないというのがCS環境において適性があると判断しています。この母数を無視することはできませんでした。
逆にハデスは有象無象のゴッドブレイクやトップメタのアイボウの牽制が効いて母数は減ると思っていました。
あとは③の代表デッキとしてゼッター(かろうじてウィズ)もかなり環境に台頭していたので、最終的な仮想敵をアイボウ、ジャバド、ゼッター(ウィズ)としてデッキ選択を始めました。
デッキ選択の試行錯誤
上の条件を絞ってから僕が用意したデッキ候補は、アイボウ、ハデス、ジャバド、レーヴの4つでした。
それぞれのリストは有料部分に載せておきます。
候補① アイボウ
今回のメタゲームの中心です。ほぼ全ての対面にダークタワー前提のゲームを想定されているため、ダークタワーでテンポを取るだけでは勝てないと感じていました。よって自分の動きを通して速度を出していけるダークタワー抜きのリストを用意していました。ミラーでは緋炎ネクサスを多めに積んでいるのもあり勝率が高かったです。
懸念点としては、当たり前ですがダークタワーがないことによるものです。ゼッターやウィズに対してのメタが少なめでは相手の要求値が格段に下がっており、CSの雑多環境で裏目る未来が容易に想像できました。結局ダークタワーがあろうとなかろうとメタの中心に飛び込んでいくのは自殺行為のほかないと思ったため、今回は採用を見送りました。
候補② ジャバド
先ほど話したようにCSという雑多環境で一際輝くデッキです。リストは僕のチームメンツのパパウエが使っていたもので、彼も予選抜け出来ていたので詳細は彼のnoteをみてください。CS向きのかなり尖ったリストにはなってます。
こちらも使う候補には入っていたのですが、対ハデスにおいての勝率がかなり怪しくなっていることが懸念点でした。練習の結果でそこまで気にならないなら使おうかなと思いましたが、身内との練習段階でコテンパンのコッペパンにされたので使用を控えることにしました。あとはメインドロソの少なさから煌臨欠損がついて回るデッキなのも個人的に信用に足りませんでした。
候補③ ハデス
立ち位置としてはアイボウ対面のみ不安ですが、その他のデッキにはかなりの勝率があるデッキになっています。特に増えると思われていたジャバドに対してかなり強いことやアイボウのゴッドブレイクの枚数が減っていたことも追い風でした。
最終的にはレーヴとの2択まで残っていたデッキでしたが、なんだかんだ雑多に採用されているゴッドブレイクに日和ったのと、よりアイボウに安定しやすいのはどちらかを考えた結果、今回は見送りました。
候補④ レーヴ
このデッキは結構特殊で、先ほどのチーム分けだと③に位置するデッキではあるのですが、④のジャバドハデスに対して弱いどころか強く出ていけるデッキです。
アイボウに対してもメタを序盤に引かれなければ通常の動きを押し通すだけで勝てたり、雑多に対してデイブレイカーレーヴやザラバーズのようなスピリット軸の受けが強力であったり、デッキ破棄というコンセプトのおかげで相手の欠損負けを引き起こしたりなど、CS環境においてはかなり適正のあるデッキと判断しました。
ただ懸念点もしっかりあって、従来の構築だとアイボウのフルムーブや速攻デッキ(ゼッター、ブレイドラ、ウィズ等)に対しての受けが心許ないところです。「受けを最低限にしてこちらのフルムーブを通す」という考え方もありますが、さっきあげたようなデッキに真正面からぶつかり合ったところで、レーヴの速度では基本勝ち目はありません。レーヴがそこそこ早いとは言ってもパーツを集めて殴るデッキなのでたかが知れてます。よほど運が良くないと勝ち上がれはしないでしょう。
よってそういったデッキに対しての具体的な受けと、それを引きにいけるリソース力が必要と判断し、そこをしっかり組み込めれば使えるのではないか、と考えて構築を組み始め、今回持っていくに至りました。
以上が使用デッキ選択の試行錯誤の中身でした。必ずしもtier1を握ればいいというものでもないし、逆張ればいいというものでもないので、しっかり環境を読んだ上で適性のあるデッキを選ぶためにはこういった考察期間がかなり重要だと思います!
というわけで長々と話してきましたが、ここから本編に入っていきたいと思います。ぜひ購読の方宜しくお願いします!
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ちなみに先ほど言った通り、有料の方の始めのほうで使用候補構築のアイボウとハデスのリストも置いておこうと思うので、そちらの確認も宜しくお願いします!!
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