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新弾考察 〜波契約編〜


はじめに

お疲れ様です、SIGMAです。
最近、バイトのオーナーと話をして時給が100円上がりました。これで新弾からのバトスピもウッキウキで取り組んでいけそうです。

さて、新弾が発売されたということで色々なデッキが生まれる匂いがするわけですが、僕は今弾のLOテーマである【波契約】を大真面目に考え抜いた末の結論を、今回はリストを絡めてご紹介したいなと思います。

「新弾で青組みたいけど、どう組めばいいかわからない!」という方は絶対に満足出来る記事になっていると思うので、ぜひ最後まで宜しくお願いします!



波契約の強み

まずは波契約というデッキの強みについて解説していきます。


1. LOが破棄ではなく除外

トムジェリにいそう(n回目)

契約カードである【プチシャック】が持つ「波粉砕」を始めとした波契約の効果は、デッキ「破棄」ではなく「除外」が主であるため、LOコンセプトのデッキの多くが苦しむ【メビウスリング】に耐性があるというのがこのデッキの1番の強みです。

宿敵

これによって、ある程度は相手のメタを考慮しなくてもLOというデッキコンセプトを押し付けることができるテーマになっています。


2. 中間煌臨がメイン煌臨で2種

【プチシャック】が殴る契約カードであることから、メインステップでの蘇生のしやすさがデッキ全体の安定感に繋がります。よって中間煌臨がしっかり2種類あり、いずれもメイン煌臨であることはかなり優秀といえます。

最近カシウスが減ってることは追い風
煌臨時を踏まないヒョウモンパンサー

また、この2種類のメイン煌臨はどちらもカードパワーが低くなく、このデッキの主軸としていきたい動きに必須レベルとなっているため、「あんまり強くないけど他に入れるカードがない」というような新弾構築のよくある悩みにも無縁であることが個人的にも高評価です。
このデッキの主軸としていきたい動きについては、また後ほど解説します。


3. 結誓ブレイヴの強さ

今期「契約編・界」における目玉要素の1つである結誓ブレイヴの中でも、個人的には1,2を争う性能をしていると思っています。

副色紫は何になるかなーと思ってたら青だった 

青デッキの特長は、入れ替えによる手札の質の底上げであることは言うまでもないですが、時には手札の優先度的に割り切ってディスカードしなければいけない試合もあります。
それが結果論的にプレミになってしまうこと(受け札のディスカードは絶甲じゃなくて白晶だった、2枚目,3枚目を引けると思ったから1枚目を捨てたら欲しいタイミングで引けなかった等々)が青デッキの弱みではあるのですが、そんな時にこの結誓効果が輝きます。
ゲーム終盤で使うカードを初手に引いてしまっても、そのカードは後々回収することができるため、捨てやすくなります。

また、このカード自身にも除外効果がある上にターン1回の回復効果がかなり優秀で、この回復効果をいかに強く効率的に使えるかが重要になります。その話もまた後ほど。


まとめると、
「最低限の復帰駒があること」
「防ぎづらい除外効果を相手に押し付ける性能」
「ディスカードの優先択の先延ばし」
が主な魅力です。



波契約の弱み

勿論しっかりと弱みもあるので、そちらも紹介していきます。

1. プチシャックは常時ドローが強制

正直これが1番です。【プチシャック】の強みの1つであるドロー効果が裏目に出る形となってしまう事が多いです。例えばこちら、

先ほど紹介した中間煌臨の1つですが、煌臨時に粉砕を持っている珍しいカードです。ですがこの効果によって【プチシャック】の1ドロー1ディスが強制で派生し、本来蘇生時に踏むはずのない手札増加後バーストを踏んでしまいます。特に獄契約の【イルデザール】や【スコルエンペラー】、呪契約の【ジャグラスジャグラー】を踏んで、【プチシャック】が殴ることなくお亡くなりになると、カウント(以下【C】と表記)も手札も動かずにお通夜になります。そこがまず1つです。


2. 序盤の手札管理が難しい

先ほど結誓ブレイヴが強いという話で、「後半に使うカードはディスカードがしやすい」という話をしたので真逆に思われるかもしれません。というのもこのデッキ、序盤は手札の総量が増えません
結局1ドロー1ディスなので欲しいカードを取っておくことが序盤は非常に難しく、【シャック&アビサルアンカー】を早期に構えるか、他のサポートを絡めるなどをしない限り、手札のディスカードの択が苦しくなります。


3. 相手のデッキよりも先に自分のデッキが消えかける

先ほどの話と関連しますが、【プチシャック】の強制ドローが序盤からあり、さらに手札管理のために【シャック&アビサルアンカー】で大量ドローをしていると、相手のデッキよりも先に自分のデッキが怪しくなる試合が割と多発します。これは公式のYouTubeチャンネルで元青のガーディアンの小川祥平さんが使われていた時にも実際に起きていたので、そちらの方を確認してみるといいと思います。

この【プチシャック】というデッキをデザイナーズで組んだ時の破棄/除外の最大値が【トライシャック】+【アビサルアンカー】で5枚除外と【タイタスxv】の踏み倒し召喚時の10枚で計15枚なのですが、この3枚を揃えた&ゼロカンを踏まない場合でしかこれは成立しないので、基本的には【シャック&アビサルアンカー】+【アビサルアンカー】の5枚除外が1回のアタックにおける安定した最大値です。
もし成立しなかった場合は【トライシャック】の効果で自分のデッキだけ3枚削れた状態になるので尚のこと危うくなります。

デザイナーズで組んでみると思ったよりもデッキは飛ばせず、飛ばそうとしてもストレスを被る結果になることが多いため、個人的にはかなり改善すべき点だと思います。


4. BPが低く、面処理が少ない

相手の山をLOしていくデッキなので必須要素とまでは言い切れませんが、殴る契約である以上相手のブロッカーが気になるところではあります。

理由は分かりませんが、【シャック&アビサルアンカー】と【トライシャック】にはOCのBPパンプがないため、ライフを減らさないとは言え普通にブロック→返り討ちにされます。盤面の処理が欲しくなりますが、現状普通に組む場合では【迎撃する蒼海都市】と【ストリームドロー】と【ローデヴェイク】しかありません。少なすぎて相手に好き勝手動かれてしまう展開になりがちです。

特に【シャック&アビサルアンカー】で数複回攻撃していきたい山なので、ここも改善点です。


以上まとめると、
「序盤の【プチシャック】の介護&手札管理」
「LOへの安定した筋道(面処理&フィニッシャー)」

この2つが大きな課題となります。


というわけで、【プチシャック】の強み弱みを簡単に紹介したわけですが、正直なところ弱みがかなり目立つと思います。僕もそう見えるように書きました笑。新弾に弱みの方が多いのは当たり前なので。


ですが試行錯誤の結果、今言った弱点を最大限補いつつ環境デッキと渡り合えるデッキリストを作ることが出来ました!
正直この山を組むのはめちゃくちゃ難しかったですが、僕が所属している調整チームRobellionのメンバーや知り合いとの意見交換や対面練習のおかげで、今期組むのであればこれ以上ないものになったと思います!

今回はそれを無料で、容量10000文字で書いてきたので、是非読み込んでください!


デッキリスト

改めましてデッキリストがこちら

今回のリストは42枚になっています。(※後でも書いてますが、バジャーを抜いて40枚が丸いです。)40枚にしてもいいですが、自分のデッキがすぐに無くなるので、問題ないと感じたラインまでデッキ枚数を盛っています。

また、【トライシャック】と【タイタスxv】が抜けて【キャスゴxv】を採用しています。この理由も後ほど説明したいと思います。

では1枚ずつ採用理由の方を話していきます。



採用カード解説

1. プチシャック

このデッキの契約カード。強み弱みは先ほど話した通りです。

殴るだけでCアップとドロソになれることや、後ほど紹介するこのデッキのフィニッシャーの【キャッスルゴレムxv】が煌臨するためには魂状態じゃない生身の【プチシャック】が必要であるため、3枚採用にしています。


2. 神海巨人ローデヴェイク

このカードは波契約というデッキにおいて1つの重要な役割を1枚で果たすことが出来ます。
それは、「C(カウント)を3にすること」です。

煌臨時とアタック時の粉砕と【プチシャック】の除外で、計3回プチシャックを起動出来ます。C3に出来ると、下で紹介する【シャック&アビサルアンカー】の最大値を出すことができます。

始めに話したようにメイン煌臨は重要なので3枚。
後1で乗れると甘えた先1ジャバドを処理できます。


3.シャック&アビサルアンカー

このカードが波契約で1番強いです。

【プチシャック】の弱みとも言える1ドロー1ディスカードを2ドローに変換することができ、合体していればアタック時に蒼波ネクサスを釣り上げることが出来ます。

この効果を利用して行えるこのデッキ最大の強ムーブが下になります。順番がかなり大事&頻出なので実際に回しながら確かめてみてください。

① 【C3】且つ【手札/トラッシュにヴィルカイックビーチ有】の状態で【シャック&アビサルアンカー】に【アビサルアンカー】を合体してアタック。
② まず煌臨元の【プチシャック】の効果で3枚除外し、【プチシャック】の効果を起動(C4、2ドロー1ディス)。
③次に【シャック&アビサルアンカー】の効果で1枚除外し、【プチシャック】の効果起動(C5、2ドロー1ディス)後、トラッシュからヴィルカイックビーチ(手札にあった場合は道中で捨てておく)を蘇生(C7)→ソウルコアを回収
④最後に【アビサルアンカー】の効果で1枚除外し、【プチシャック】の効果を起動(C8、2ドロー1ディス)→【アビサルアンカー】のC6以上の効果で回復

ここまでの動きでC+5と6ドロー3破棄を行っており、回復後に相手の除去が飛んでこなかった場合はさらにカウントと手札を盛ることができます。
ソウルコアも回収出来ているので、今回採用している【ダゴンxv】も自然に絡めていくことができます。

最悪手札がこれしかなくても一気に巻き返せるコンボになっているので、是非習得しておきましょう。


4. 異海王ダ・ゴンXV

先ほどあげた【プチシャック】の弱点のうち、面除去性能を解決するカード。Twitterを見てもまともに採用されていませんでしたが、個人的には激推しのカードです。

5+Cの数までのコストを横処理することができ、前述した【シャック&アビサルアンカー】の強ムーブをかましてCを盛れば盛るほど面処理能力が上がります

煌臨時は面処理だけではなくデッキ破棄も出来るため、【プチシャック】が反応してドローとCアップが出来ます。
煌臨条件もカウントには依存しないため、序盤に詰められてしまっても立て直せる点がまた優秀だと思います。

あとこれはたまーにやるのですが、このカード自体が系統【造契約】を持っているため、受けで煌臨/素出ししたダゴンやにキャスゴxvを煌臨することができます

LO枚数の強化と面処理に大きく貢献するので保証枚数の2枚。


5. 機動要塞キャッスル・ゴレムXV

本家の造契約には全く採用されていない可哀想なカードですが、波契約なら輝けると思い今回採用しました。

これの話をする前に、【トライシャック】と【タイタスxv】の話からしていくんですが、この2枚のカードは揃えてもあまり強く感じません
無料部分でも書いたように、手札管理が厳しい中で2枚を揃えることが難しかったり【タイタスxv】がゼロカンを踏んだりするため、特に蒼獄対面で安定した勝率を出すことができません。

ならプチシャックを蘇生しながら単体で1番破棄できるカードはないか、一生懸命思案したところ、自分のライフカウンターにもなっている【キャスゴxv】の煌臨条件を確認し、一目でこれだ!と思いました。

煌臨条件が【造契約/青の契約スピリット】であるため、生身の【プチシャック】もしくは受け煌臨の【ダゴンxv】が必要であるという点はありますが、【アビサルアンカー】の結誓効果の回収を駆使すれば案外簡単に達成出来ます
また、煌臨条件がC10で少し重めではあるものの、【プチシャック】は中盤で一気にカウントが伸びるデッキであるため、こちらも簡単に煌臨条件を達成することが出来ます。

そしてアタック時のLO枚数は【トライシャック】+【タイタスxv】との差がほとんどなく、1枚で解決できる分手札やデッキ枠の圧迫が少ないこともこのカードの強みだと思いました。

メビリンの採用率は低いですし、どうせ【タイタスxv】も【キャスゴxv】もメビリンで止まるのならば、わざわざ無駄にドローをして自分のLOまっしぐらの【トライシャック】ではなく、こちらの【キャスゴxv】のほうが幾分マシだと思うので是非試してみて欲しいです。

ディスカードしやすくする目的もあるので2枚採用。


6. 幻惑の隠者騎士バジャーダレス

バースト枠①。リソース復帰と面処理を同時に行えるカードとして採用しました。
一応新規の【プチグロウ】が強制のブレイヴ召喚時を持っていることや、ジークフリーデンxvの召喚時破壊にも反応して盤面を取り返せる可能性もあるので割と今環境で強そうな気がします

バースト枠で合計4枚以上取りたかったので2枚。

《追記》ここを抜いて40枚でもいいです。


7. 聖皇ジークフリーデンXV

バースト枠②。今期の汎用バースト。
このデッキにおいては明確な役割があります。それは、「相手の【ダークタワー】を処理すること」

前述した【キャスゴxv】の煌臨条件は青の契約スピリット。魂状態じゃ乗れないため、【ダークタワー】対策の「手札保護+魂状態」の盤面を作り出せません

【ダークタワー】で詰んでしまうのはこの環境ではお笑いでしかないため、しっかりと対策を講じるうえで必須だと思い、今回は2枚しています。
理想は受け煌臨の【ダゴンxv】で開く、もしくはアタック途中の【シャック&アビサルアンカー】を処理されたタイミングで開くの2パターンです。ただ、後者だと次の相手のターンに新しく配置される可能性があるので、前者の方が安全だと思います。

信用枚数として2枚。バースト枠は今後も変わるかもしれません。


8. 神海の契約錨アビサルアンカー

このデッキの結誓ブレイヴ。効果は何度も説明したので大枠は省きますが、回復効果を駆使して1ターンにどれだけデッキを削ることができるかが重要になってくるので、常に最大値を取れるように、出すタイミングは考えるようにしましょう。

結誓効果は割と序盤に手札を回復させるために使用します。

メインパーツなので3枚。


9.海帝国の秘宝

【プチシャック】のディスカードを無かったことにできる最強ネクサス。これが早めに配置出来た時と出来なかった時の動きは格段に違います。

手札保護も最近の【マラサミ】や【スチームハイヴ】のような枚数制限もないため、かなりこのデッキとの相性が良いです。

間違いなく3枚。


10.ヴィルカイックビーチ

前述したように、【シャック&アビサルアンカー】で釣り上げるのがメインの使用方法です。手貼りは基本しません。

メインパーツなので3枚。


11.マーラサーミズ神海都市

毎ターン終了時にC+1が出来ることや、手札保護の量増しとして採用。
後1【マラサミ】+【プチシャック】(C2)+氷刃血解(C3)→後2【シャック&アビサルアンカー】という流れも組めるので、かなり使いやすいです。

また、序盤で踏む【ジークフリーデンxv】への耐性もあるため、その点も優秀です。

枠の関係上2枚ですが、調整して3枚でもいいかと思います。


12. ストリームドロー、ディープシードロー

安定のドロソ。【ディープシードロー】は追加効果を使うことが全くありませんが、系統「蒼波」を持っているドロソだという理由で採用しています。

結誓ブレイヴ効果で蒼波を持っていればなんでも回収出来るので、この2種を採用しておけば問題ないかなと思います。

両方3枚ずつ採用。


13. ブルーブレス

波契約最強の攻め札であり防御札。C6以上からフル軽減2コストで打つことが出来、今環境にマジック耐性が多くないおかげで、シンボル0固定がかなり通りの良いものになっています。

また、攻める時も2コストで回復効果があるため、このデッキのメインフィニッシャーである【シャック&アビサルアンカー】が生き残ると判断できた場合は積極的に回復効果を使用していきます。

どちらの効果も高頻度で使い、特に終盤は何枚も打ってリーサルを組むことになるため3枚採用。序盤で引いてしまっても後々回収出来るので手札キープの優先度は低めです。


14. 氷刃血解

受け札2種類目。このデッキの序盤の受けとなりつつ、【シャック&アビサルアンカー】のためのカウントを盛るカードとして採用

カウント5までは氷刃、カウント6からは【ブルーブレス】が機能するので受け札の補完としては優れているのかなと思います。

蒼契約対面などでバジャーダレスを開くためにも使用します。2枚採用。


15. 白晶防壁(rey.)

【オボロ】や【アイボウ】、【ラルヴァンダード】のようなバーンをしてくるデッキが苦手なので採用。

なんだかんだ安心できる防御札ですが、このデッキだとコストが重く何枚も使えないので2枚採用にしています。


16. スピッツァードラゴン/トライアングルバン

序盤に話したように、強制の【プチシャック】のドロー効果や結誓効果での回収を使うタイミングでハンド増加後バーストを踏んでしまうためどちらかは採用したいです。今回はスピッツァードラゴンを採用。

【スピッツァードラゴン】は蒼契約対面の【ジークフリーデン】をケアできるカードのため、今回は優先しました。フリーデンに手札保護を割られると流石に受けが効かないためです。
しかし、獄契約の【イルデザール】が重く感じた場合は【トライアングルバン】の方が良くなるので、どちらを重く見るかはその地域の環境次第で選択してもらえればと思います。

ジャグラスジャグラーや覇王爆炎撃、ツイノムシバミなど、当てられるバーストが環境に多く存在していることもあるため、信用枚数の2枚。




以上が採用カードの説明になります。多分初の波契約noteになると思うため、いきなり【トライシャック】と【タイタスxv】がいない構築で驚いたかもしれませんが、理由も含めて理解が得られたら嬉しいなと思います。


不採用カード解説

構築をしている中で採用を悩んだカードや、Twitterで見かけた構築にあったカードがあるのでそれについて書きます。

1. オーバースター

殴ってもライフを削らないコンセプトなので相性はいいのですが、正直今の環境ではあまり安心できるカードではないように感じます。

採用されているデッキとしてキャスゴが挙げられますが、あのデッキはLOするまでのドロー速度や破棄枚数が波契約よりも早いため、【オーバースター】で遅延することに大きな意味があります。
それに対してこのデッキにおいては、正直【オーバースター】を貼るのに1ターン使ってる暇があったらデッキを回して1枚でも多く相手のデッキを削りたいと感じました。

キャスゴは生き物を残す必要がないのでオバスタセット後コア0でもいいのに対して、波契約は最低1コアは維持コアがかかるのでその1コスの重みも気になったので不採用にしました。

受け札は先ほど紹介した【白晶】【氷刃】【ブルーブレス】で充分です。受けにカードを回すためにフィニッシャーを【キャスゴxv】に圧縮しました。


2. 絶甲氷盾

手札誘発/バースト共に強力な効果をしているため、最初期は採用していましたが、【氷刃血解】のCアップの方がこのデッキに合っていると感じたので不採用。

また受け札の方は変更する可能性があるので都度更新していこうと思います。


3. 迎撃する蒼海都市

いっちばん最初に0枚と書いてからここまで触れていませんでしたが、このカードは蒼契約以外に入れても強くないと思っています
序盤に引いた時に捨て札とすることは出来ますが、中盤、なんなら終盤まで効果的に能力を起動することが出来ません。手札の総量が増えてない時に起動しても自分のディスカードを苦しめるだけです

本構築において、盤面の処理はバースト枠や【ダゴンxv】で解決出来ているため不要、リソースカードとしては手札総量が増えていないので波契約ではバリューが低い(ディスカード出来る余裕があるならもはや必要ない)ということで、今回は不採用。

高いのは今のうちなので蒼契約使いの人以外は売った方が良いかもしれませんね。
ただ責任は持ちません笑。


4. カシウスの槍

【ジークフリーデンxv】対策で採用を検討したカード。ですがよく考えてみたら【スピッツァードラゴン】の方がそもそもバースト効果でドローされないので強いです。

これは別の話ですが、環境的に上位に存在してるのが蒼獄呪(アイボウ)であり、これらは【カシウス】にめちゃくちゃ弱い、という山ではないため、最近の上位層の傾向として妨害誘発は【スピッツァー】>【カシウス】になってきています。
とりあえず【ジークフリーデンxv】に苦しめられている方は、【スピッツァー】の採用をお勧めします。

以上により不採用。


5.神海銛タイダルハープーン

2コストなので【プチシャック】の波粉砕と噛み合いが一切ないです。
唯一強いのは【ローデヴェイク】と同じようにC3まで持っていけることくらい。その効果を見込んで1枚くらいなら採用しても良いかなと思いますが、いかんせん枠がないので要検討かなと思います。


6. その他、系統「蒼波」の粉砕カード

いろんなカードがありましたが、それらで殴っているよりも【シャック&アビサルアンカー】で殴っていた方がデッキ破棄(除外)枚数もカードとしての圧も質も上だと思ったので、その辺はまとめて不採用。



以上が不採用カードです。他にも要望があれば追加していきます。



デッキの運用

基本どの対面でも自分のやることは変わりません。
堅実にディスカードの択を間違えないことが重要です。


序盤

目標としてはC3にして、【シャック&アビサルアンカー】+【アビサルアンカー】の強ムーブを早い段階で揃えにいきます。
他の終盤で使うカードや序盤でダブったら弱いカードは躊躇なく捨てて、欲しくなりそうな展開が予想できるタイミングで結誓して回収します。

【海帝国の秘宝】が引けていると、【プチシャック】のディスカードがなくなるので、優先的に配置していきます。
なので、ネク(マラサミと秘宝)があれば先攻、それ以外は後攻を選択します。


中盤

【シャック&アビサルアンカー】に【アビサルアンカー】を結誓合体して、結誓時/アタック時効果で一気に手札を伸ばしていきます。

ヴィルカイックビーチが絡んでソウルコアを回収できると、【ダゴンxv】を追撃にも迎撃にも使用することが出来るので、トラッシュに落とせそうならデッキを回して探しにいきましょう。

この中盤の段階で煌臨スピリットが除去されない展開であるならば、ブルーブレスを積極的に使い、回復してデッキを粉砕していきます


終盤

生身の【プチシャック】+【アビサルアンカー】+【キャスゴxv】を用意し、一撃で17〜20枚デッキを粉砕してゲームを締めます

生身の【プチシャック】を手札に入れるために、あえて盤面のプチシャックをトラッシュにおき、結誓効果で回収する、というようなこともよくやるので、2枚目以降で盤面に出したプチシャックは除去されたらトラッシュにおいておきましょう。


対面知識

VS 蒼契約

【シャック&アビサルアンカー】のアタックが基本的に通る山なので、序盤〜中盤にパーツを集め、頃合いを見計らって連続アタックをし、デッキを刈り取ります。
相手の動きも早いですが、手札保護があれば【ブルーブレス】や【白晶】で確耐えになるので、優先的に手札保護は貼るようにし、カウントを6貯められるように意識しましょう。

ただ、蒼契約のバーストが【ジークフリーデンxv】の場合は安心出来ないため、しっかりと【スピッツァードラゴン】のキープは優先するようにしましょう。



VS 呪契約

こちらも手打ち絶甲氷盾以外はこちらのアタックを止める術がないデッキなので、蒼契約と同じように立ち回ります。【ゴクオボロ】のバーンのために、白晶防壁は温存しておきましょう。

【ダークタワー】の対応方法は、
・【ジークフリーデン】で処理
・受け煌臨もしくは手札保護+魂状態で【プチシャック】を蘇生
この2つで対応します。

アタッカー1面のみでアタックすると、2回目のアタックで【オーバージャッジメント】を打たれてブルーブレスの回復まで持っていくことができなくなるので、出来れば2面以上並べてアタックするようにしましょう。



VS 獄契約

正直不利な対面です。理由としては、
・【ジャバド】を除去できずに仕事される展開が多い
・相手が受けで使える除去カードが多い(【ヌーヴェルバーグ】や煌臨系など)
・バーストがスピッツァードラゴンで取れない(【スコルエンペラー】や【イルデザール】)
これらが挙げられます。

こうなると【シャック&アビサルアンカー】の連続アタックで決め切れる展開は少ないため、このデッキへの勝ち方は、【キャスゴxv】での大量破棄です。

なので相手のデッキを削りながら自分のデッキを回して受けを探し、相手のデッキを圏内(17〜20枚)に押し込みましょう

【ダゴンxv】は、攻めターンで【シャック&アビサルアンカー】を処理された後で相手のコアが少なく、処理方法が少ない&次のターンの受けを構えられている(【ブルーブレス】を2コストで打てる等)場合は【プチシャック】に乗り直して盤面処理&デッキ破棄の量増しのために使うこともしばしばあります。
もし受け不安な場合は残しておき受けの盤面で同じように使用する、というように受けの厚みで判断しましょう。


ひとまず対面知識は以上になります。
今後のデッキのシェア率を考慮して、高いと判断したデッキは追加していきます。要望次第でも追加していくので、是非DMなどでお願いします!



最後に

今回は、ひさしぶりに約10000文字量のnoteをテーマ【波契約】で書かせていただきました。
今期の新弾はカードパワーが足りておらずにデッキ構築がかなり困難であり、プチシャックもその筆頭ではありましたが、しっかりとデッキの強み弱みを理解し、それを解決出来るようなリストになったかなと思います!

またデッキの動きを考察しつつ、変化がありましたら追加していこうと思います!
この記事が良かったと思った方は、是非リツイートいいねで拡散宜しくお願いします!引用リツイートやリプで感想いただけるとまた次のモチベに繋がりますので、良ければお願いします!


では次は造契約の記事で!ありがとうございました!

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