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第3期Σリーグ観戦記・プレーオフ第2節
こんにちは。Σリーグ広報部です。ついに5/19(日)より対局がスタートした第3期Σリーグ。第3期Σリーグは雀魂の強豪・プロ雀士・Vtuberで構成された12チームが頂点を争うレギュラーシーズン全20節40試合、プレーオフ全5節10試合のチーム戦です。
本日は8/22(水)に行われたプレーオフ第2節の観戦記をお届け致します。
対戦組み合わせと出場選手はこちら。
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今回は第1試合A卓と第2試合B卓をピックアップしました。
第1試合A卓
起家 Emperor Peng Inc. Σbranch所属 ジョコラー選手
南家 Pleiades所属 恋駆くれあ選手
西家 M kingdom所属 杵月のあ選手
北家 遊楽亭所属 うめちゃん選手
5位えんぺん、7位M kingdom、9位遊楽亭、10位Pleiadesの卓組。ファイナルに進出するためには4位以内に入らないといけない。どのチームも現状維持は敗退を意味する。なんとしてもトップをとりたいところだ。
東1局
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この半荘最初の立直は恋駆くれあ選手。嵌8p待ちだ。
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11巡目、杵月のあ選手が最高のドラ6pをツモり聴牌。待ちは、先制立直した恋駆くれあ選手から出たばかりの4p(と7p)だ。こっそり満貫を狙う手も十分有力だが…
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立直!これでツモれば跳満からだ。より強気な選択で攻める。
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一発ツモ!3000-6000で、最高のスタートダッシュを決めた。
東4局
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うめちゃん選手の9巡目。ドラの4pにくっついたら嬉しいなと待ち構えていた一向聴。先に8pをツモって聴牌。待ちは辺3s。どうするか。
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即立直。4pの周りの牌を「2枚」入手するよりも3sだけを入手する方が早いという判断だ。欲しい手替わり牌がそこそこ切られていてあまり枚数がないというのもありそう。
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一発ツモ!「立直一発ツモ裏」という、最高にコストパフォーマンスのいい手役なし4000オール。立直は時に3翻役になってくれる。
愚形だからと外してしまう人も多い中、最高の判断を見せた。
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その後もうめちゃん選手は1本場でジョコラー選手から12000(12300)、
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2本場では4000(4200)オール、
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3本場では2900(3800)の加点。敵なしモードに突入した。
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4本場、杵月のあ選手の13巡目。
東1局と同じように、ダマでも満貫で打点に不満はないが…
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果敢に立直!
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そして一発ツモ。最高の3000-6000で、独走態勢と思われたうめちゃん選手の背後に迫った。
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しかし反撃はここまで。東4局で一気に突き抜けたうめちゃん選手が抜群の打ちまわしで南場をしのぎきり、+90pt台の特大トップとなった。
2着となった杵月のあ選手はこの嵐の中でプラスを持ち帰れたことは非常に大きいだろう。ダマでも満貫あった2つの手をいずれも跳満に仕上げたシーンは非常にかっこよく、チームに勢いをもたらすものだと感じた。
3着となったのは恋駆くれあ選手。二人の爆発的な和了に翻弄されたが、大きくマイナスにならずに済ませる事ができた、と言えるだろうか。
ラスとなってしまったのはジョコラー選手。戦える手、めくり合いの展開はことごとく放銃となった。
本対局は4人で合計17立直が飛び交う激しい半荘となった。このようなゲームではどうしても明暗が分かれてしまうという事を実感した。
短い期間で勝負が決まるプレーオフにおいて、大きすぎる半荘となった事は間違いなさそうだ。
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試合後インタビューコメント
1着・うめちゃん選手(遊楽亭)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
運良く偶然役が絡んで効果的に加点でき、大きなトップを取ることができました!ファイナル進出に向けて次も頑張ります!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東4局でペン3sリーチを一発でツモした局です。待ちに全く感触はなかったですが、上家の仕掛けと早そうな対面がいて、テンパイを外しても速度が間に合わないだろうということで強行しました。一発と裏でトップを決めるあがりになってよかったです。
2着・杵月のあ選手(Mkingdom)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
すごく緊張しましたぁぁ。。
チームメンバーの築いたプラスを崩さず終われたのでホッとしています。
次も頑張ります!!応援ありがとうございました!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
東一局、初手の大きなあがりがその後を支えてくれたと思っています。
後半、守りの意識が強すぎた部分もあったので、攻守をうまく使いこなせるように勉強します。
4着・ジョコラー選手(Emperor Peng Inc. Σbranch)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
あと一試合出れるかわかりませんがでれる場合は何としてもトップとりたいです
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南2局2pを残して高め3色リーチを打った局は唯一うまくいきました
(記・まさき)
第2試合B卓
東家 縁所属 アサダスズメ選手
南家 RIDECAT所属 稚児選手
西家 なんでも鳴けばいいというものではない所属 夏八木玲衣選手
北家 ホープフルA所属 ヨーテル選手
プレーオフ第2節、どのチームも負けられない状況。
縁、RIDECAT、ホープフルAは各リーダーが出陣、その卓に入るは育成枠の夏八木玲衣選手、という構図になった。
稚児選手は本日連投の2戦目、1戦目は4着になりかけたギリギリの3着という結果だったので、是非ともトップが欲しいところ。
この卓も激しい戦いが繰り広げられた。
東1局
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稚児選手、5巡目にして白・ホンイツの聴牌。
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同巡にヨーテル選手から2sが出て、3900点の和了、好調な出発となった。
東2局
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ヨーテル選手も負けていられない、ドラの2mを含む25m待ちのリーチで攻める。
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赤5mをツモ、見事、4000点の和了とし、先ほどの放銃を帳消しにしていく。
東3局
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稚児選手も更に攻めていく、ドラ2のペン7pの手をリーチ。
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親の夏八木玲衣選手はそのリーチ牌の4sをチーし、聴牌。
しっかりと勝負を仕掛けていく。
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5pを引き入れ、7pか8pで聴牌という難しい選択。
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ここで稚児選手の和了牌である7pを選択してしまう。
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稚児選手はこの7pをロン、5200点の和了とし、加点していく。
東4局
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アサダスズメ選手、ペン3pの聴牌、見た目枚数が残り1枚となっており、打点も5200点になる十分な手となっており、ダマ聴牌に構える。
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しかし同巡に夏八木玲衣選手が三色同順、ドラ1のカン7pの聴牌、これをリーチしていく。
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7pをしっかりツモ、8000点の和了とする。
南1局1本場
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稚児選手がドラの9m単騎聴牌、
そこに夏八木玲衣選手が58s待ちリーチ。
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更にヨーテル選手が夏八木玲衣選手のリーチ牌の2pを仕掛け、9m単騎聴牌と、激しい競り合いとなる。
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しかしここは夏八木玲衣選手が競り勝つ。
8sをツモ、5200点の和了となった。
南3局2本場
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親の夏八木玲衣選手、ドラ2のカン3p待ちの手をリーチし、トップを目指していく。
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しかしそこに襲い掛かるはヨーテル選手。
58s待ちで5s和了で一盃口もつく手だが、8sはすべて枯れてしまっている。
しかしリーチをかければ8000点が確定する為、リーチして追いかけていく。
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夏八木玲衣選手が一発で5sを持ってきてしまう。
ヨーテル選手が競り合いに勝利し、8000点の和了となる。
南4局
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夏八木玲衣選手、4sをカン、なんとそれが新ドラとなり、嶺上牌で引き入れた9sで聴牌、2sを切ってリーチし、トップを目指していく。
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アサダスズメ選手はこのままでは4着になってしまう、8pを仕掛け、打3m。25p待ちで聴牌し、勝負できる形へ持ち込む。
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夏八木玲衣選手、アサダスズメ選手の和了牌である2pを掴んでしまう。
アサダスズメ選手が1000点の和了で凌ぎ切り、終局となった。
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1位は本日連投の稚児選手、1戦目はギリギリの3着と厳しい戦いであったが、2戦目はトップをチームに持ち帰ることができ大変良い一日となっただろう。
2位はヨーテル選手、しっかりと勝負できる形に仕上げ、追いかけリーチを打っていく等、的確な攻めで見事な2着となった。
3位はアサダスズメ選手、苦しい局面が多かったが、オーラスの仕掛けにより3着に滑り込むことができ、安堵しているのではないだろうか。
4位は夏八木玲衣選手、積極的なリーチで一時トップにも立ち、そこからも積極的な良い攻めだったが、リーチ後に振り込む場面が多く、大変辛い試合になってしまった。次回登板時は、是非リベンジを果たして頂きたい。
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(記・XK⇒ペケ子)
第1試合の結果
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試合後インタビューコメント
B卓
2着・メカZ選手(なんでも鳴けばいいというものではない)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
トップを取れなかったのは残念でした久しぶりに内容に満足しているので次はいい結果を持って帰りたいなと思います。
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
オーラスはトップ条件を目指せないわけではないけど少し満たしにくい配牌だったので進行が難しかったです。ゆきさんのリーチに跳満を放銃すると2→4になってしまうのでそれを踏まえて少し引き気味の進行にしたのが裏目になりましたがまだ無理をする局面ではないのでしょうがないかなと思っています。
第2試合の結果
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試合後インタビューコメント
A卓
1着・アルシー選手(Pleiades)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
本日は僅差を競り合いながらなんとかトップを取ることができました!
チームにとっても後がない中、結果を出せたのが本当に嬉しいです!
ここからPleiadesの快進撃が始まります!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南2局、1本場、ホンイツのマンガンを上がれたところです。点数状況が平たく供託を含めた上がりに価値があるため、ホンイツとの天秤を取りながら進行しました。西を縦引きした時だけ、ホンイツに行こうと決めていたのが上手くハマりました。
2着・白石太陽選手(Mkingdom)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
[試合の感想]
開局2600和了の後は、最後まで横移動を眺めて終わりました。
……と、見えますかね?
数字上はそうなんですけど。
葛藤と選択の繰り返しが結果として無風になる。これも麻雀あるあるでしょうか。
雀風は特にないというものの得意分野はあって、
丁寧な押し引きが必要な局面は強者ぞろいのΣリーグでも
そう劣らないところをお見せできているように思います。
一方で形のミス(受け入れを狭くした)と鳴きミス(チーしたのに遠くなった)があり、
終盤もう一歩踏み込んでトップへ向かう姿勢を見せた方が良かったシーンもあり、
トータルすれば内容は微妙でした。
[次の試合に向けて]
踏み込めなかったシーンは、
相手の河から比較的通りそうな牌を「あまり通らなそう」と誤認したせいなので、
ヨーテルさんの新刊を精読して勉強します!!(購入済み・読み途中)
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
何かありましたかね……?
最初の小さな加点だけなのに、改めてよく原点浮きの2着でしたね……
「ポイントになり損ねた1局」なら、間違いなく東4局0本場のダブリーチャンスですが、
ほぼ分岐なく全部ツモ切りして放銃で終わったので……
南1局0本場のドラの離し時は検討でもベストタイミングと結論が出ました。
これも結果には結び付きませんでしたが。
南3局0本場は、途中からでも混一色に移行したほうが良かったのですが、
それが出来ても結果は降りるか放銃しかなかったようです。
結論、やっぱりこれというポイントはありません。
丁寧に堅実に回ったらちょっとプラスを持ち帰れました。以上!
3着・みずきけい選手(Emperor Peng Inc. Σbranch)
ー試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
いつもより5割増しくらいアグレッシブに行きました。3着くやしい…!
つぎがあったら絶対トップとりたいです!
ー試合のポイントになった1局、1打を教えてください。
南3局の親のときに連荘したら、まだぜんぜんトップ見れると思ってて、ドラまで鳴かせて、まだギリギリまで押してたんですけど、最後の最後でヒヨっちゃいました。
白切れなかったなぁ…
本節の結果
![](https://assets.st-note.com/img/1724662885567-n0kEBLaBqd.png?width=1200)
プレーオフ首位をひた走るRIDECATは本節も順調にポイントを伸ばし、ボーダー争いを優位に進めています。
2位に上がってきたのは縁。3位ななないとの差は僅か0.5ptと、熾烈な争いを見せています。
また、Mキングダム、遊楽亭、Pleiadesも押しあがってきており、たった1節でひっくり返せる位置に着けました。
残り3節となったプレーオフですが、どのチームがファイナルへ進出するのか全く予想ができませんね。
おわりに
今回の記事は以上になります。読んでくださってありがとうございました。Σリーグ広報部では本観戦記シリーズの他、選手名鑑シリーズも刊行していますのでよろしくお願いします。記事の感想やRT、いいね等頂けますと励みになりますので"#Σリーグ"のハッシュタグを付けての投稿をよろしくお願いいたします!また、Σリーグは公式YouTubeチャンネルを開設しています。公式配信として対局の模様をお届けするほか、公式応援配信"熱闘!Σリーグ"の配信等様々なコンテンツの配信を予定しておりますのでチャンネル登録をよろしくお願いいたします。
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