Iシリーズの65mm F2 DG DN | Contemporaryを試してみました

2020年12月18日 17:57

SIGMA社員が独断と偏見でSIGMA製品への思いを語るコーナーです。
今回はプロサポート担当が、本日12月18日（金）発売の新製品65mm F2 DG DN | Contemporaryを試してみました。

今日の当番｜TK

こんにちは。プロサポートを担当しているTKです。今回は本日発売されたミラーレス専用Iシリーズの65mm F2 DG DN | Contemporaryでテスト撮影を行いましたのでご紹介します。

Iシリーズとは

2012年以降に発表されたSIGMA製レンズは、Art、Contemporary、Sportsの3ラインに分類されています。そしてこの度、このContemporaryラインの中から新たに、高い光学性能、携行性、ビルドクオリティを兼ね備え、所有する喜びまで熟考されたプレミアムコンパクトプライム「Iシリーズ」を発表しました。

レンズ開発における"やりすぎ"とまで言えるこだわりは、以下の特設サイトで存分に紹介されていますので是非ご覧ください。

また、Iシリーズの詳細については、代表の山木によるプレゼンテーションでもご紹介しています。最後に紹介される数々のアパレル商品も必見です。

65mm F2 DG DN | Contemporary

今回発表した65mm F2 DG DN | Contemporaryは、フルサイズ用のレンズとしてはあまりなじみのない焦点距離かと思いますが、映像の分野ではよく使用される焦点距離でもあり、中判カメラをお使いの方には100mm付近のレンズとなるので馴染みがある方も多いのではないでしょうか。

ボケがキレイ

恒例（？）のボケのテストですが、今回はイルミネーションを狙いました。寒さとの戦いになりますが、ボケのテストには被写体に事欠かないこの季節が最適です。

昼間ではただの葉っぱの写真になってしまいますが、背景にイルミネーションを入れるだけで、よく見えてしまうから不思議です。このレンズはボケが美しく、形も整っていてまとめやすいので、積極的にボケを活用したいですね。ポートレートでもスナップでも背景をいかしながら被写体を引き立てることができそうです。

気分が盛り上がってきましたが、雨が激しくなってきたのでこの日は早々に切り上げて、テスト撮影は別日に続きます。

収穫を終え、鳥さんのために残した柿がぽつんとあるのが印象的でした。

たわわに実がなり美味しそうだったので撮影してみました。
65mmは馴染みのない焦点距離だったこともあり、使いこなしが難しいと思い込んでいましたが、実際に使ってみると標準レンズに近い感覚で使用でき、程よい画角とボケに加えて絶妙な距離感もあって、手放せないレンズになってしまいました。

コンパクトなIシリーズと小型軽量なSIGMA fpは、フットワーク軽く持ち運べるお散歩にも最適な組み合わせです。途中でコスモスが目に飛び込んできたのでイチョウを背景にして秋を演出してみました。

スナップ感覚で撮影できるのにこのボケ味はたまりません。これがコンビニの前で撮影されたものとはとても思えません（笑）

最短撮影距離が55cmとわりと寄れるので、このようにマクロ的な撮影も可能です。65mmの画角は目で見た感じに近いので、撮影がしやすく常用のお散歩レンズとしてお勧めです。

シーズンはとっくに終わり、枯れた蓮の葉が印象的でしたので、アスペクト比21:9を選択してより印象的に収めてみました。アスペクト比を変えることで写真のイメージもガラッと変わるので、ぜひ色々な比率をお試しください。

つい撮りたくなるシチュエーションですが、風で葉っぱがくるくる回りピントが合わせづらく、意外と難しい被写体です。10分ほど奮闘していましたが日が暮れてしまうのでこのカットでOKとしました。背景が雑多なので、開放のF2で撮影してぼかしています。ボケもきれいでお気に入りのカットです。

見事に紅葉していたので撮影をしました。すでに紅葉シーズンも終わりに近づき葉っぱの一部が枯れ始めていますが、そんなところもしっかりと写し出してくれています。

枝だけでも存在感のある梅をみつけたので、紅葉と絡めて撮影しました。これから自然の中に色どりを探すのが難しいシーズンに入ってしまいますが、そんな中でも冬ならではの色を見つけて撮影したいものですね。

終わりに

実際に撮影するまでは、画角や距離感を含めどんな写真が撮れるか想像できなかったのですが、いざ撮影を始めてみるととても使いやすく、すでに常用したい1本になっています。
本日発売となったSIGMA 65mm F2 DG DN | Contemporary。多くの皆様にこのレンズで撮影を楽しんでいただける事を願っています。