【アートコラボ】Studio Fuji Exhibition 2022 #01「ちかうらたかと×梶原慶子」
大牟田Fuji
元々は炭鉱マンの集まるキャバレーでしたが、閉店後に改装されイベントスペースとして開かれています。
大牟田Fujiのイベントに足を運んできました。
どんなイベントかと言いますと、会場のHPに詳しく記載されています。
大牟田を周辺にアートや音楽活動している人たちがコラボし、地方、そしてこの状況下でも可能なオンライン形式で作品を発表していくイベントです。2022年1月のうちに不定期に4回開催されます。
その第1弾を拝見してきました。
#01「ちかうらたかと×梶原慶子」
どんな二人?
バンド名が「2907831」です。ちかうら氏の高校時代のバンド結成時にひらめいた数字が由来だそうです。
梶原慶子さんはハレトケラボとして大牟田を中心に活動されています。
ご自身での制作ももちろん、ワークショップで絵を描くことの楽しさを老若男女に伝えられています。
初のアート×音楽
そんなお二人は今回のイベントの主催者である大牟田fujiのオーナー竹永氏を通してコラボしました。
お互いに他ジャンルの方とライブでご一緒するのは初めてだそうですよ。
本番前の会場セッティングの様子です。ステージ上ではストラトキャスターが控え、プロジェクターのVJと手前にはカメラが真上からキャンバスを捉えています。
20時すぎにいよいよはじまりました。エレキの弾き語りです。
ちかうらさんの歌声、静かなパートとストラト掻き鳴らす落差が激しく、心地よい耳触りでした。
合わせて梶原さんがライブペインティングを初めます。下書きのないキャンパスに大胆にアクリル絵の具を落としていきます。
プロジェクターで投影するとどうしても陰影が見えにくくなるため、今回は下地に石灰を混ぜ凹凸が出るようにされているそうです。細かい工夫が凝らされています。
画像ぶれてますね。狙いました。
時には手で直接描かれる梶原さん。投影された手の大きさと手前のちかうら氏の大きさのアンバランスさも面白く感じれました。
間に立っている男性がFujiの竹永さんです。動画撮影中でした。
2曲~3曲程度で絵は完成されるようで、キャンバスを4分割したものを回転されながら、90cm四方程度の作品を描かれています。
ちかうらさんはループマシンやエフェクターを駆使し、一人と思えないような演奏を披露されます。カバー曲もセットリストにあり、ビートルズの「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」も弾き語りされました。
一度、ご自身の曲でカポを間違えられたのか1つ高いキーで歌われた場面もありました。それでも歌いきるちかうらさんの熱のこもった1時間でした。
イベント終了後
梶浦さんの作品です。
まだアクリル絵の具が乾ききっていない状態です。ちかうらさんの演奏後は来場者のみなさんが思い思いに描かれ始めていました。
今回は普段より色数も増やされたそうですよ。たしかに普段の梶原さんの作品とは少し違う気もしますね。
そしてちかうらさんの足元です。たくさんのエフェクター陣です。
すべてを使っているわけではないそうです(笑)
ちかうらさんと軽くお話しましたが、僕が恐る恐る
「心地よいノイズでした。眠くなりました!」
と伝えたところ
「僕もです!いいノイズは眠くなりますよね!」
と意気投合してしまいました。
轟音って安心するんですよ(笑)
FMたんとでも放送予定
開催の模様、公演後のちかうらさんと梶原さんにインタビューも行いました。
その模様は今週のFMたんとの僕の担当番組さんせっとTANTO(金)で放送予定です。
2022年1月14日(金) 16時15分ごろ~ 放送予定
PC・スマホから聴けます。
お楽しみに。
次回以降のイベント予定
#02「ミドリ電卓じった×松下愛」
2022/01/14(FRI) 15:00~
ミドリ電卓じった
2019年7月20日に3人でライブしてみたところ、とても楽しかったのでトリオを結成。
ミドリ( Sax,electronics)、電卓(CDJ,laptop)、じった(drum)。
松下愛
1983年 神奈川県生まれ
細密画を中心に作品制作、発表をおこなっている。
「こどものアトリエ」では年齢や障がいの有無に関わらず、子どもひとりひとりが対等かつ自由に表現できる「場」を運営している。
#03「遇々×fancy chang」
2022/01/19(WED) 15:00~
遇々 −たまたま−
福岡県大牟田市・みやま市・熊本県南関町の境にある山のお寺、明行寺住職(福山智昭)と若坊守(codama)夫婦による活動の名前。念仏系。
福山智昭 … 明行寺住職。浄土真宗本願寺派布教使。笙演奏による仏徳讃嘆と仏縁の融合を模索。Instagramにてお朝勤配信中(@myogyoji.1620 / 毎朝6:30 – )。毎週日曜日には10分法話も。
codama … 明行寺若坊守。遇々の演奏活動では「笊を浸ける」ための「水」を目指す。その他、ピアノの弾語りや、音楽ユニット「ブランコノリ」としても活動中。
https://www.tunecore.co.jp/artists/blanconori
fancy__chang
2019年よりInstagramでイラスト活動を始める。
2020年1月、福岡にある『art space tetra』にて個展を開催。
細い線画と広い余白、唇や爪など象徴的なパーツを染める赤色、衣服や花飾りを彩るファンシーカラーといった作品が特徴。作品は全て実在の人物であり余白の世界に切り取られた「理想」として女性の持つ無意識的な少女への回帰願望と、成熟に対する無言の誇りという、アンビバレンツな要素を映しだしている。
#04「小林ボードウォーク×Michitoki」
2022/01/29(SAT) 20:00~
小林ボードウォーク
2008年頃から曲作りをスタート。
2009年ライブデビュー。
2013年に1stアルバム『Welcome To The Twilight』を発表。
2020年に2ndアルバム『High Walk』を発表。
活動開始当時の僕のヒーロー(ヒロイン?)はチャットモンチーで、もし僕が女性だったら、コピーバンドを組んで『湯気』を歌えさえすればきっとそれで満足して、自作曲を作って演奏しようとは思わなかったと思います。
でも僕は男性で、その望みは叶わないので、やり場のない情熱を表現する手段として僕はシンガーソングライターというスタイルを選びました。
あれから今まで、アマチュアミュージシャンとして青年時代を過ごしながら、「俺の『湯気』を作るのだ」と息巻いて沢山の曲を作ってきて、キラーチューンと思える曲もいくつかできました。
気付けば『湯気』を作ろうとするのはやめていて、曲作りをする動機も音楽を始めた頃から比べるとずっとつかみどころがなくなってしまいましたが、それはネガティブな感覚ではありません。
Michitoki
音楽・アート・デザイン・テクノロジーを主軸とし「音・空間・言葉。カタチにならないものを具現化する能力」という視点から
ブランディング・アートディレクション・空間演出・映像の企画演出・編集、CI・VIデザインまでメディアは多岐にわたる。
第2弾以外は取材に行けると思います。
お時間合う方は是非、直接体験してみてください。
ここまでの文章は中村アキヒロでした。