OREはHUNTER
※結論を考えずに始め、書き終わってから気づきました、自己紹介かもしれません。
※ただ、残念ながら画像は俺本人ではありません。
1番言われる褒め言葉ランキング1位
「おしゃれだよね」
正直めっちゃ嬉しい。内面褒められるのと同じくらい嬉しい。
ただ、ただなぁ、
俺にはセンスがないんだ。
褒め言葉なんて素直に受け取っておけばいいのだが、その虚飾はオシャレでは無い、それを脱げないままでいいのかという自分もいる。
アフターコロナにおけるマスク緩和と似ている。余裕で顔面コンプレックス、マスクを取りたくない。そんな気持ちからしばらくマスクを外せなかった。
俺のオシャレは、いやそれだけでなく、俺を形成する衣食住や、考え方、好み、その多くが他人からパクったものなのである。
俺は心底薄っぺらい人間なのである。他者から少しずつ複製したナニカをぐちゃぐちゃに混ぜて、それぞれの良さを希釈した、歪な液体。そう、液体なのに歪なのである。自分の核だと思っているものが本物なのかも分からない。
自分で言ってなんだが、本当に情けなさすぎて笑ってしまう。まあこれが事実である。
自虐ではあるが、別に今更そんな自分を変えたいと思っていないし、人間そんなもんやろとも思っているので、別にそこにあーだこーだ言われたくは無い。
俺は、センスのある人に憧れる。
どういう環境で生きてどんな生活を送れば、そのセンスが身につくんだ、と。
俺がそこに惹かれる理由は、単純に、
「センスのある人にモテたいから」
である。本当にこれに尽きる。
俺は正直ビジュが壊滅している。かなしいかな、これも事実である。だったらどこで戦うか、服装、メイクである。内面では無い。別に自分の内面がそこまで悪いとは思っていない。俺の周りは良い奴しかいないから。これも事実。センスは内面ではないのか、という声が上がるかもしれないが、センスは滲み出るもの、つまり滲み出てしまってますよ、という部分を虚飾できるということである。
「喰ったり」
自分でいじれる所は全部いじり切る。他人のいいと思った所は全部真似てみる。これが俺のバイブルである。ただ、外面ばっかパクっているので深みが出ない。
そりゃあモテないわ。
なるほど文字に起こすとどこがボトルネックになっているのか分かっていい。
と悲しく自己分析をした就活期。
自分に自信がある方がいい、というのは百も承知である。だが、もう無理だろ。どう考えても。
そんなこんなで、今の俺が出来上がっている。出来上がっているという表現も相応しくない。深ぼられたらたいしたものは出てこないし。
服だって雑誌や、SNS、ファッションサイトとかを見てパクりんちょすしてるだけ。自分がパイオニアだろと思ってやるものなんてほとんどない。
音楽だって始めは他推だったものが多い。そこからディグんだよ。過去の自分に誇れるかな、天体観測の僕と君みたい。
他人への接し方も、自分がされて嬉しい接し方をする。だから、表面上の付き合いだと、めちゃめちゃ八方美人である。「ざ・にほんじん」である。つまり、日本人なんて大体俺と同じやろ、と思ってるから全然萎えない。
スポーツをやっている時も、自分より上手いやつのプレーをよく見た。プロのプレーもよく見た。そうすると俺は基本的に上手くなる。多分その才能は俺が授かった数少ない才の一つである。
あと、このnoteの痰壺だって、誰かの痰壺を参考にしまくっていた。そこに、偶然見つける面白31文字が綺麗にハマるだけである。
だから何が言いたいかって言うと、センスなんてものは俺の中には元々なくて、虚飾を見てセンスだと思っているそこの君に、わかって欲しいということである。
おれの感性なんて、この海の中ではぷかぷか浮かんでいる上澄みで、大したこと考えて出てきたもんじゃないんだ。日常を生きていて、なにか答えの無い問いについて深く考えるとこなんてないし、悶々と思い悩むこともない。正直毎日結構楽しい。形があって、手の届く範囲のものを、盗んで自分のものにして、そうやって変身していくのが俺である。
だから今度、俺のセンスがいいと思ったら、それは誰のパクリ??と聞いて欲しい。嬉々として答えてやろう。そして読者諸君は俺に賛辞を送るだろう。
お前こそ本物のスキルハンターだと。
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