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フランス旅行感想戦🇫🇷

旅程:2024.07.26〜2024.08.02

1日目:KIX▶︎▶︎▶︎CDG
初っ端から飛行機移動がしんどかった。14時間席に座りっぱなしということがこんなにキツイということに驚いた。小中学生の頃は一瞬に感じていたはずなのに。。。それだけの時間を有意義なものにするため、往路便では映画を3本観た。その3本は、えー、えー、えー、えー、えーーーーー、『ブラックパンサー』『ジャングルクルーズ』『トゥームレイダー:ファーストミッション』です。最初に観たブラックパンサー思い出すのに10分もの時間を奪われました、忌むべし。今回使った航空会社はエールフランスだったため、日本語で見られる映画が本当に少なかった。アベンジャーズの続き見たかったニダ、英語力あげるしかないニダ。

そんなこんなでシャルル・ド・ゴールに到着した。実は日本を発つ前、CDGでその日ストがあるという情報が出回っており、「到着しても入国できないのでは??」という不安があった。しかし到着してみたらストなど起きておらず、順調に入国できたことは良かった。ただ、その一方で別の問題が発生していた。

フランス高速鉄道TGV(日本の新幹線のようなもの)の複数路線において火災などの「破壊行為」によって運行の乱れが起きたのである。この1日目には、TGVに乗ってボルドーまで行く予定だったが、代わりの列車も全て空きがなく、シャルル・ド・ゴールで足踏みすることになってしまった。TGVの復旧には2日ほどかかるとの事だったので、苦肉の策として、翌日朝の国内便でボルドーの空港まで飛ぶという選択肢を取らざるを得なくなった。なぜなら、翌日の夕方からパリ五輪サッカーのグループリーグ、日本vsマリの試合を見に行くため、なんとしてもそれに間に合わせる必要があったからである。そのため、空港あたりで急遽ホテルを予約し、宿泊することにした。航空券と宿泊費、想定外の大きな出費がいきなり2つも重なってしまった。

2日目:ボルドー

ボルドー


朝イチで飛行機に乗るため、苦手な早起きをして重い瞼を擦りながら乗ったフランスの国内便。海外の国内便を乗り継ぎ以外(ほぼ乗り継ぎだが)で乗るなんてあまりない経験だと思い、特段悲観していた訳でもないのだが、それでも非常に面倒くさかった。しかし、前日の夜急いでとった飛行機のチケットは、値段以上の価値を持っていた。この便で隣に座っていた方が、その日の夜に自分たちが見に行くサッカーの試合の選手のご家族のお一人だったのである。うちの父がなんやかんやで意気投合し、サインを貰えるという話だった。個人的にはタイミングもないだろうし、さすがに申し訳ないという日本人ムーブ、また相手のことを信用しきれていない部分があり、遠慮していたのだが、あまりにグイグイ来るので押し負けてしまった。結果として、それで本当にサインが貰えてしまったのだからまぁ驚いた。ホンマに感謝です。旅を通して出会った人全てに言えるのだが、日本人と比べて皆とてもお節介である、コミュニケーションを取りたがってくるとも言い替えることが出来る。「この人困ってそうだな」と思ったらすぐに助けてくれる。言葉の壁はあるのだが、それを分かった上で助けようとしてくれる、本当にありがたかった。

それはさておき、2日目は午前の10時過ぎにボルドーに着いたので、試合観戦の前にボルドーの観光を行った。ここではブルス広場や三角地帯を散策した。この日の昼食で初めてフランスのレストランに立ち寄った。結構大変だった。読者諸君には何が?と思われる方もいるかもしれない。が、とにかく入店から退店まで全てが手探りだったのだ。まずメニューが読めない。翻訳しつつではあるが、料理名の正確な翻訳など到底できる訳もなく、ニュアンスで料理は選択した。次の食事以降も、毎回。次に、マナーが日本と違いすぎる。まず店員さんを呼ぶ時は全てアイコンタクト。日本のように大声を出して声をかけるなんて以ての外である。レストランで声を掛けるという文化が無いなら、蛙化の恐れが日本よりはひとつ少ないのだろう。生きやすくて良かったな、仏男児よ。ご飯に関しては、めちゃめちゃ美味かった。さすがフランスという感じだった。肉も魚も野菜も何もかも美味しかったが、何よりも印象的だったのは、パンである。フランスパンは日本だとカチカチだが、現地ではそこまで固くない。原料が何もかも違うため当たり前なのだろうが、パンそのものが美味しい、と本気で思えた。是非読者諸君にも1度ご賞味頂きたい。

そしてこの後、前述した試合観戦へ向かうのだが、その前に1幕。食事の後1度ホテルに戻るのだが、父は寄る場所があったため、別れて1人で帰ることにした。その帰り道、少しダウンタウンのような場所を通った際、浮浪者っぽい見た目の人に2回も声をかけられた。やっぱり海外って怖いなと思った。


🇯🇵vs🇲🇱


サッカーの試合は、まあ、ボチボチという感じだった。試合前は圧勝という結果を想定していたが、蓋を開けたら接戦も接戦。悪い試合ではなかったと思うが、あのメンバーだったらもっと多彩な選択肢があったと思う。しかし、マリのタフな守備意識には素直に賛辞を送らざるを得ないのも事実。その中で最後に勝ち取った勝ち点3は大きなものであった。大会が終わった今だから言うと、本線四試合の中では1番いい試合だった。それでもボチボチなので、今後の活躍に期待である。あの結果で終わって拍手を送られるメンバーでは無い。もっと上へ行ける世代だと信じている。

3日目:ボルドー▶︎パリ

エッフェル塔


エッフェル塔に行った。五輪仕様になっていた。中には入れそうだったが、長蛇の列だった故、相談の結果外から見るだけに留めておいた。以上。

4日目:パリ観光

朝イチのルーヴル
セーヌ川越しのルーヴル
(この川泳ぐとかマジありえない)


朝イチでルーヴル美術館に行った。予約しておいたチケットが実は前日のもので、当日券を買うはめになった。さすがである。正味えぐかった。広すぎる。日本の美術館とはさすがに規模が違うことを目の当たりにした。作品の説明がフランス語でいちいち翻訳しなければ分からない自分の語学力が悔やまれた。音声ガイドは対応作品が少なかった。ルーヴル美術館に唯一置かれている。日本の作品は、ショップの「岸辺露伴、ルーヴルへ行く。」であった。なんか嬉しかった、なんでやねん。

14時くらいから、コンコルド広場へ向かった。聖火が灯されており、昼間でも多くの人がカメラを向けに集まっていた。同広場は、スケートボードの会場が併設されており、その日は丁度男子の試合日であった。堀米が試合をしている横を通り過ぎながら、凱旋しに行った、凱旋門へ。こんなしょうもないこと言ってるけど、まじで見に行きたかった。堀米スゴすぎ。おめでとすぎ。


凱旋門


凱旋門は、パラリンピック仕様になっていた。キャパに対して人が飽和していた。あそこはただの交差点らしい。そりゃ人も溢れる。ナポレオンの凱旋にまで心を馳せる余裕はなかった。ただ、この旅で出会ったフランス彫刻では最も大きなものであったため、心踊った。日本では絶対に見られないものである。

5日目:パリ▶︎リール

リールの街


多分この旅で一番熱かった日、胸が。この日は朝イチでTGVでリールへと移動。この街は、他国とも近く、貿易で栄えた歴史もあるため、英語を多くの人が話せる街である。かなり助かった。ホテルの人も駅の人も、なんなら街の人々も英語がかなり通じる。人柄もみなのんびりしていて温かい。フランスで1番好きな街になるのに時間はいらなかった。昼は街を散策した。かなり時間の流れがゆっくりに感じた。リール大聖堂にも行った。僕は大学がキリスト教にズブズブの癒着をしているので、祈りと蝋燭とユーロを捧げてきた。


🇯🇵vs🇫🇷


夕方からはバスケの試合を見に行った。グループリーグ第2戦、日本vsフランス。完全アウェイである。開催国であり世界ランキング上位優勝候補フランスとの試合なのだから予想はしていたが、それを大きく超えるアウェイ感。チケットはおそらく完売であろう。空いてる席は見られなかった。その多くがフランスサポーターである。日本とはサポーターの歓声の大きさが全然違う。我々も声を振り絞ってはいるのである。だが、数が違いすぎる。最高だった。この会場にいるみんなが目の前のバスケというスポーツに熱狂している。スポーツが人の心を動かす、その力ってやっぱ素晴らしいなと思った。日本でもこんな景色を日常にしたい。エゴであり、小っ恥ずかしい、でもこれが僕の夢である。
それはさておき、試合は下馬評を覆す大接戦。河村がスリーをバンバン決めて大活躍!本当に楽しかった。日本がリードをとる度に発狂していた。隣がバスケ大好きフランスニキだったのだが、お互い煽り合い、試合が終わった時にはマブだった。最高かよ。正直ルールが分からない点もあり、最後のファールの部分もジャッジが正しいかは分からなかったが、とても熱い試合だった。本当に凄かった。感動した。こうしていちばん熱い一日が幕を閉じた。

6日目:リール▶︎パリ

モンマルトルの丘からの景色


この日は観光できる最後の日だったので、パリで行き残した場所に行こうということになった。最初に、ノートルダム大聖堂に行った。あいにく工事中で中に入ることは出来なかった。外から見て、すぐその場を後にした。次にモンマルトルの丘にいった。事前知識として分かってはいたが、駅を出るとすぐ、その治安の違いを雰囲気で感じた。これまでの他の場所よりストリート臭が濃かった。ちょっと怖かったけど何もスられなかったのでおけ。ここ一体は入り組んだ道が多く、パリのダウンタウンの雰囲気や一般庶民の人々の暮らしが分かった。パリに住むならこういう場所が丁度良い、そんな感じだった。パン屋さんが多く、昼はパン屋さんで食べた。前述したが、フランスはパンが美味い。パン屋さんのパンはもうレベルが違った。もちもちウマウマである。


日傘をさす女/クロード・モネ


さて昼食を済ませた後、今度はオルセー美術館に向かった。オルセーには、みんな大好き印象派のクロード・モネさんの作品が多々展示してある。僕自身も個人的にはルーヴルよりはオルセーの方が楽しめた。星月夜が貸出中だったのが唯一の心残り。

7日目:CDG▶︎KIX
最終日は皆にお土産を買った。最後の最後までご飯は美味しかったし水は不味かった。いつかまた行きたい国、フランス。今度はもっとフランス語を勉強してから行こう。
ちなみに復路便では、『ミッションインポッシブル:デッドレコニングPart1』『岸辺露伴、ルーヴルへ行く』『ダークナイト』の3本を鑑賞した。
そんな感じでめちゃめちゃ楽しかったフランス旅行でした!さいこーーーーー!!!

エピローグ:
ダークナイトが面白すぎて、日本に帰ってきてから『ダークナイト:ライジング』を見てしまった。まじで胸熱なラストに感動!
時差ボケは2日治らず直後の3泊4日キャンプで無事死亡。

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