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備忘録 2 電気の話
電位の差=電圧
電流の流れる方向と電位差
電位:電荷が持つ位置エネルギーに相当し、電流が流れる動機となります。
電流は、電位の高い方から低い方に流れます。
正の電気を持つ物体A(電位が高い)と負の電気を持つ物体B(電位が低い)を電線でつなぐと、電流が流れます。
これは、水槽A(高い水位)から水槽B(低い水位)へ水が流れるのと同じ原理です。
2. 電位差と電圧
電圧:2点間の電位差を指し、電気を動かす力のことです。
電位差が大きいほど、自由電子が移動する力が強くなります。
水の流れにおいて、水位差が大きいと水の流れが速くなることと同じように、電位差が大きいと電流も強くなります。
3. 電圧の単位:ボルト
電圧の単位は ボルト(Volt, V) です。
定義:
1クーロンの電荷が2点間を移動して1ジュールの仕事をする場合、その2点間の電圧は 1ボルト となります。
数式で表すと: 1 V=1 J1 C1 \, \text{V} = \frac{1 \, \text{J}}{1 \, \text{C}}1V=1C1J
J\text{J}J: ジュール(仕事やエネルギーの単位)
C\text{C}C: クーロン(電荷の単位)
4. 大地を基準とした電圧
通常、電圧は大地を 0ボルト として測定します。
電位が高い場合は正の値、低い場合は負の値で表されます。