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【ネタバレあり】北斗の拳かと思ったらいつの間にか人類補完計画が行われていた海外ドラマ「The 100」

こんにちは。

Netflixで見ていたドラマがようやく完結したので感想を書いていきます。

The 100(ハンドレッド)というドラマです。タイトルは悪意がありますが一応サバイバルドラマです。

以下あらすじ。

2XXX年地球は核の炎に包まれた…。だが人類は滅んではいなかった。youはショry

一部の人間は宇宙ステーション「アーク」に逃げ延びて生活しています。ただし空間が限られていることもあり、出産の制限など人口対策がされています。核戦争から100年ほどたったこともあり、地球が住める環境か調べる必要がありました。そこで犯罪を犯した若者を100人地上へ送り込みます。そこには当然生き残った人間がいたが、文明は衰え攻撃してくるような奴らだった…。ヒャッハry

こんな感じでスタートします。主人公達は以下の通りです。登場人物めっちゃ多い。

①クラーク

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主人公。元々母親がアークでの議員でありリーダー的存在となる。父親がアーク内での告発をしようとしたことについて友人に相談したら捕まったため探索の100人に選ばれた。各シーズンで重要な決断はクラークが行うが、賢いが故に非情な決断を迫られた上に仲間から嫌われたりもした。

②ベラミー

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2人目の主人公。100人乗せた探索船に妹がいるため無理矢理乗り込んで地上へ。アーク内では兵役も受けており強い。当初は力で地上探索に来たクラーク達を統率しようとして敵対していたが、シーズンを重ねる事に仲間思いになり、クラークとも親友となる。

③オクタヴィア

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ベラミーの妹。アークでは人口対策として子供は1人までとされているが違法に生まれたため捕まった。すぐキレる。地上で生き残っていた人類(グラウンダー)の1人と恋仲になる。

④フィン

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恋人のレイヴン(後述)のためにとった違法な行動がバレて、レイヴンが捕まりそうになり身代わりとして捕まった。イケメンでクラークを助けたりする。

⑤ジャスパー

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栽培した植物の違法な取引で捕まる。親友であるモンティと共に地球へ。お調子者であるが戦いの中で重要な役割を果たした(モンティいなかったらダメだったけど)。

⑤モンティ

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このドラマ唯一の癒し。殺伐とした戦争やらなんやらがずっと続くドラマでありながら唯一善人であり続けたと思う。モンティだけで1記事かけるくらいのキャラ。「お前ってやつは本当に最高だな!」ってめっちゃ思ってた。殺伐としたドラマの中で数少ない幸せな最期を迎えた人。

⑥ジョン

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なんの罪かは描かれてなかったけど、当初はベラミーに従ってあくどい事をやっていた。途中ベラミーからも見捨てられ、グラウンダーにボコボコにされたりもした。やたら生命力が高く生き残って、徐々にクラークやベラミー達と和解していく。途中で出会った女性に惚れてからは愛のために生きる熱い男に。

⑦アビー

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クラークの母親。アークの議員でありながら医者の知識を持つ。母の影響かクラークにも医学の知識が少しある。アークの人も地上が生存可能であることを知った後地上に行きクラークと再開。医者として活躍する。

⑧レイヴン

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宇宙飛行士。諸事情によりアークとクラーク達の連絡が途切れたため、アビーの独断で追加で1人地上に送り込まれた。天才的な頭脳を持っており、アークと地上の通信の回復などの技術的な問題の解決や、あるシーズンで1度仮死状態になってから電気ショックで復活するというトンデモ行動を起こしたりもする。ジョンが撃った弾が偶然当たり脚が悪くなった。

⑨ケイン

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アークの議員。アークのために非情な決断もとる事ができ、最初は議長の座を狙うようなキャラだったが悪人ではなかった様子。地上に移ってからはグラウンダーとの交渉に積極的に参加したり、クラーク達の良き理解者として行動を共にすることになった。

⑩ジャハ

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アークの議長。ある意味カリスマ性があったり人民のことを良く考えたりしている。アークから地上に移る際に、1人操作が必要となりアークに残った。その後地上に移ることに成功したがその後の行動で一悶着起こすことになる。

他にも沢山魅力的なキャラ達がいますし、地上に住んでいたグラウンダー達もかっこいいキャラクターが多くて見ていて楽しかったです。主要キャラだけでも紹介はしきれないのでぜひドラマを見てもらいたい。ちなみに紹介したキャラクターは割と死にます。

サバイバル系のドラマということで、クラーク達が最初はグラウンダーと戦争することになるんですが、停戦したと思ったら次の敵が現れて戦争、また次の戦争…という感じです。ただし、宇宙ステーションで100年人類が生き残れるほどの超技術とかもあるのでどんどん規模が大きくなっていきます。あるシーズンではAIとの電脳バトルになってみたり、コールドスリープで核戦争を運良く生き延びていた犯罪者集団とのバトルだったり、光学迷彩使ってくる敵が現れたり…。他にも他人に記憶を移す装置だったり、惑星間を移動できるワープ装置が出てきたりとSF好きな人がワクワクするタイプの装置が結構出てきます。そういったところも見どころ。

このドラマの見どころは、やっぱり生命倫理と言うか、重大な決断をどうするのかという場面です。グラウンダーと全面戦争をするのか罪を犯した1人を差し出すのか、仲間を救うことが出来るが協力してくれた人を含む敵勢力を全滅させるか、皆の意識を電子世界に移して永遠の命を手に入れるのか人生を生きるのか…といった選択が多く出てきます。それを決めていくのが最終的にクラークです。

ちなみに最終シーズンでは詳細は省きますが、人類が新たなステージ進み、肉体は失うが意識はひとつになるという「超越」という現象が出てくるんですけど、これって人類補完計画じゃね?ってなりました。良くよく考えたら、北斗の拳(文明を失った地上人とのバトル、力こそ正義)だと思ったら攻殻機動隊(電脳戦、光学迷彩とか)を経てエヴァンゲリオンになるドラマだったのか…。という感想でした(偏見しかないです)。

まあ100年でそんなに文明滅びなくない?とか矛盾点は色々あるんですけど、概ね面白く見ることができました。特にモンティが最高なんですよ。主人公のクラークとかベラミーもいいんだけどモンティが良い。目立った活躍は何かと言われると壮大なネタバレになってしまうので言いませんがぜひ彼の活躍を見て欲しいです。あと、記憶装置だったり色々あるので、生き返る訳では無いですが死んだキャラがたまに後のシーズンで出てきます。最終話でもお前出てくるのかって思ったりしました。グラウンダーの持ってたアイテムが最終シーズンでも重要な役割だったりと話はどんどん突拍子なくなってたけど最初の設定忘れてなかったのねみたいな感じは良かったと思います。

全部でシーズン7まであって、合計100話で完結。あるシーズンで全人口から100人選ぶということは1回だけあったくらいでタイトルの100ってあまり関係なかったんですけど、最後はしっかり締めたなと思いました。すごい駆け足だったと思うけど。正直もう1シーズン必要だったんじゃないか?と思ってました。

ちなみにどうやらこのドラマ、原作のマンガか何かがあるようです。手に入る環境の方は探してみても良いかもしれないですね。ドラマとどう違うのか気になります。

ということで、時間のある人はぜひ見てもらいたいドラマです。見た人は感想を教えて欲しいですね。


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