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Liella! First LoveLive! Tour ~Starlines~ 生で見届けた長い旅の終着点

2022年1月15、16日に開催された、「ラブライブ!スーパースター!! Liella! First LoveLive! Tour ~Starlines~」の追加公演。
私は16日に現地参加しました。

毎週楽しみにアニメを見ては、その感情をnoteにぶつけてきたラブライブ!スーパースター!!。
アニメの熱が冷めやらぬうちに、その世界観そのままのライブをLiella!が見せてくれる。
しかも、大きな会場での大規模なライブではなく、各都市のホールを回るツアーが組まれました。
10/30の群馬公演を皮切りに、年明けの宮城公演まで10都市20公演。
1stライブだというのに、ほぼ毎週どこかでライブという過酷なツアーです。

流石に地方都市に行くことは難しく、関東公演は群馬、東京、千葉のみ。
群馬はやや遠く、しかも1都市目なので流石にチケットを取ることは難しいと判断。東京公演は平日なので参加が困難。
千葉公演のみ2日目が土曜日だったので、最速抽選から申し込みましたが、どれも当たりませんでした。キャパ的にもあまり大きくないホールのようだったし、関東公演で土曜日ですからチケット確保は難しかった。

ツアー初日の群馬公演。
彼女たちのファーストステップを配信で見届けました。
初めてとは思えないパフォーマンスの質の高さ。歌もダンスも完璧で、ただただ驚くばかりの2時間強。
このステージを生で見ることができたなら…。

しかしその後、東京での追加公演がアナウンスされました。
会場は有明の東京ガーデンシアター。
これは最後のチャンス!と思い、アニメBlu-rayを購入して最速抽選に申し込んだところ、見事当選。
晴れてLiella!を生で見られることになったのです。

昨年末までは新型コロナの感染者数も日々2桁程度にとどまり、ようやく長かったコロナ禍も終わりが見えてきたように思えました。
しかし年が明け、オミクロン株の感染者が爆発的に増加。遂に第6波がやってきてしまいました。
ライブイベントに参加してコロナに感染…となると多くの人に迷惑をかけてしまう…流石に参加は断念しようかとも思いました。
しかし、ある程度コストをかけてせっかく当選したわけですし、このまま諦めたら今後のためにもならないと思い、日々感染対策を厳しくした上で参加することに決めました。
その経緯と詳細はまた改めて書こうと思います。

有明地区に新しくできた有明ガーデン。
その中にある東京ガーデンシアター。
ラブライブ!シリーズでも何度かライブを開催した場所。初めて訪れました。
施設には大きなモールもあるし、温浴施設まである。ゆっくり回りたかったのですが、ライブ前にイートインでそそくさと食事を済ませ、いざ会場へ。
席はなんとアリーナ前方!
やや上手(かみて:ステージに向かって右側)の端の方ですが、ステージからかなり近い。
今までライブの現地参加を我慢してきた分、運が回ってきたようです。
しばらくすると会場が暗転。いよいよライブの幕が上がります。

START!! True dreams

オープニング映像。
配信で見た群馬公演では、日本地図の群馬の位置に星が輝いてライブがスタートしましたが、今日は今まで回ってきた都市ひとつずつ、順番に星が輝きます。
その星達が有明に集まり、会場の空気が高まってゆく。
いよいよ、ライブが始まります!

アニメのOPで何度も見たあの衣装、あのフォーメーション。

本当の夢は とまらないんだね
いま心が駆け出すんだ

「START!! True dreams」
遂に、目の前にLiella!メンバーが!!
しかも、肉眼で彼女たちの表情まで視認できる!すごい良席に驚き!
嬉しさと、高まる期待!

アニメのOPそのままに、千鳥格子柄のロングスカートが美しく翻る。
映像でしか見たことがない光景が目の前に広がる。
ああきっと待ってたんだ 出会いが僕らのスタート。
オープニングから、5人の完璧なパフォーマンスに魅了されます。

ライブは続けて「だから僕らは鳴らすんだ!」
葉月恋役の青山なぎささんが会場を煽ると、オーディエンスが5拍の手拍子で応える。
そのリズムそのままに歌が始まる。
歌の後も続く、5拍の手拍子で作り出すグルーヴ。
もう、楽しくて仕方がない!!

OPの2曲が終わると自己紹介を含めたMC。
各グループ同様、5人にもコール&レスポンスがありますが、ここは声が出せないのがもどかしい。
この日のために事前に購入した、「ラブライブレード スーパースター」をメンバーカラーに変えて振りながら応えます。
早く会場中が盛り上がるコール&レスポンスがしたい。その時、メンバーもきっと感激する事でしょう。

続いてアニメ1話の象徴的な曲「未来予報ハレルヤ」。
「飛べるさ よっしゃ!」澁谷かのん役の伊達さゆりさんの力強い歌声が会場中を魅了します。

TinyStars

幕間にアニメ2話からのダイジェストが流れ、高まった気持ちがややチルアウト。
ちぃちゃんにダンスを教わりながら、同時に曲を作り始める二人。
人前で歌えずに泣き出すかのんちゃんを抱きしめる可可ちゃん。
そしてクーカーの初舞台。すみれちゃんが起こしたアクシデントで、暗闇となった会場に光る無数のペンライト。
意を決して歌い始める。
すると、画面の前にはクーカーを演じる二人。伊達さんと唐可可役のLiyuuさん。
アニメと同じ、かわいいワンピース姿!

パフォーマンスも背景のアニメと完全にシンクロ。
これぞラブライブ!の真骨頂。
印象的なアニメのシーンが見事に再現されている。
このパフォーマンスも生で見る事ができて本当に嬉しい!

Sunny Passion登場!!

ライブは引き続き、4人になったメンバーが神津島で披露した「常夏☆サンシャイン」へ。
アニメと同じく、トロピカルな衣装に身を包んだ4人。
平安奈すみれ役のペイトン尚美さん、嵐千紗都役の岬なこさんも加わります。
圧巻だったのは、なこちゃん(岬さん)のソロダンス。
元々ダンス経験者なだけに、ダイナミックな動きとステップ。

すると会場に強い4分打ちのビートが響き渡り、派手な衣装の二人組がステージへ。
可可ちゃん憧れのスクールアイドル。そして強力なライバルとしてLiella!の前に立ちはだかった、Sunny Passion。
事前にアナウンスされていた通り、ゲストとしてこのタイミングで登場。曲は「HOT PASSION‼︎」
A-RISEやSaintSnowと違い、劇中でパフォーマンスする姿がほとんど描かれなかったので、サニパの曲を聴いたのも、パフォーマンスを見たのもこの時が初めて。
メンバーは「パァ!」の掛け声が象徴的な聖澤悠奈役の吉武千颯さんと、クールな印象の柊摩央役の結木ゆなさん。
常夏の神津島出身のスクールアイドルだけあって、ボディラインが強調された衣装に、サンバの衣装のような羽を背負っています。
アップテンポな曲に息の合ったフォーメーション。
途中、Liella!の4人も加わってノリノリで一緒にダンス。
上手では、憧れの悠奈が目の前に近づき、可可ちゃんが喜ぶという演出も。

サニパの二人は2ndライブへの出演も決まっており、今後もLiella!と共に活動してゆくことになるでしょう。SaintSnowのように、単独ライブも見てみたいですね。

瞬きの先へ ~ Wish Song

ライブはアニメの7話、8話のパートへ。
アニメのダイジェストが流れ、選挙で恋ちゃんが初代生徒会長に。
母が作った学校を盛り上げようと孤軍奮闘するあまり、文化祭は音楽科を中心に開催すると宣言。普通科との間に溝を作ってしまう。
そして次第に明らかになってゆく、恋ちゃんのお母さまの過去。それを追いかけようとする恋ちゃん。
お母さまの過去の言葉から、部室の倉庫に眠る神宮音楽学校アイドル部の過去の記録を見つけたかのんちゃん。
活動記録とかつての衣装を手渡された恋ちゃん。お母さまの過去の活動のこと、スクールアイドルのことへの誤解が解け、涙する恋ちゃん。分断が解け、全校生徒がひとつになる瞬間。

そこで流れてきたのは、「瞬きの先へ」。
8話の感動のシーンで流れる劇伴に歌詞を乗せた、印象的な曲。
メンバーになぎちゃん(青山さん)も加わり、5人での静かなパフォーマンス。衣装も恋ちゃんが手にした、8話ラストのライブシーンのもの。
そして間奏。恋ちゃんの想いを全身で表現するなぎちゃん。
バレエ歴10年以上の実力をいかんなく発揮し、ステージを大きく使ったバレエのステップ。
ジャンプ、そしてターン。すべての動作が美しく、見入ってしまう。

象徴的なパフォーマンスが終わると、再びアニメのシーンが流れ始める。
かのんちゃんが恋ちゃんをスクールアイドルに誘うシーン。
手を差し出すかのんちゃんに、戸惑う恋ちゃん。
その時、天国のお母さまが背中を押すように、恋ちゃんの背中に強い風が吹き抜ける。
ステージ上の5人も、アニメの時と同じ立ち位置。なぎちゃんも風に背中を押されるパフォーマンス。
かのんちゃんと恋ちゃんが固い握手を交わした時、ステージ上の5人も円陣を組む。
画面上の5人と同じく、肩を組んで掛け声を上げる。
Song for me, song for you, song for all!
初めて5人で披露する曲「Wish Song」。

この流れは本当にずるい。
ステージ上を見つめながら、涙が浮かんできてしまう。
「瞬きの先へ」からの「Wish Song」。この流れが秀逸すぎる。
そしてなぎちゃんのパフォーマンスからの、アニメと同じ振り付け。
さゆりん(伊達さん)がなぎちゃんの涙をぬぐう振り付けも、生で見るとよりグッとくるし、5線譜を象徴する、手のひらをかざすなぎちゃんの振りも素晴らしい。
ゆるやかに流れるメロディに、5人のフォーメーションも美しい。
印象に残っている7~8話を美しく表現してくれたことに、本当に感動しました。

私のSymphony

ライブはMCを挟んで、いよいよ後半戦へ。
アニメの時系列通りに進めると、次はいよいよ「ノンフィクション!」。
ペイちゃん(ペイトンさん)を中心に、アニメと同じフォーメーションを取る5人。
「ギャラクシー!」の掛け声とともに始まる、クールなサウンド。
この曲も遂に生で堪能できました。
群馬公演やカウントダウンライブの配信で見た光景が、目の前に広がる。
メンバーそれぞれのダンスのダイナミックさ、細かいところまで美しく表現される振り付け。どれも素晴らしいの一言。
何よりペイちゃんの堂々としたパフォーマンス。もともとパフォーマンスの質は高いのですが、ツアーを経てより成長を感じられるステージ。

熱気冷めやらぬうちに流れ出す「Day1」。
クールでカッコいい曲が続きます。
こちらはノンフィクション!とは打って変わって、歌い上げるサビが特徴的。この2曲の流れもとても好き。

アップテンポな2曲が終わると、突然なこちゃんが上手へ駆け出してしまった。
残りの3人も追いかけるように駆け出してゆく。
ひとり取り残され、思いつめた表情のさゆりん。
客席に背を向け、気持ちを整えて振り返る。
決意に満ちた表情。

そしてひとり歌いだす、「私のSymphony」。
アニメ11話。ひとりで大人数の前で歌うことに恐怖を感じていたかのんちゃん。それを克服させようと、荒療治に出たちぃちゃん。
その気持ちが通じ、子供の時から苦い思い出のあるステージで、見事に母校の児童の前で歌うことができたかのんちゃん。
その時のアニメの映像とシンクロし、力強く歌いあげるさゆりん。
見ている会場すべての人を惹きつけるその姿と歌声。
息をのむほどの迫力に魅了されてしまった。

ワンコーラス歌い上げると、上手からなこちゃんが駆けてくる。
アニメのシーンと同じように、さゆりんを抱きかかえるなこちゃん。
残りの3人もステージに戻ってきて、2番は5人でパフォーマンス。
アニメの再現を意識した演出でしたが、とにかくさゆりんがひとりで歌う姿に本当に魅了されました。

Starlight Prologue ~ 光の演出の一員に

ライブはいよいよクライマックス。
幕間アニメも、ラブライブ!東京ブロック決戦のシーンへ。

勝負のステージは、星がたくさん瞬くものにしたいとかのんちゃん。
クラスメイトがその気持ちに応え、最高のステージを作ってくれた。
結ヶ丘の生徒たちが作り出したキャンドルで照らす道に導かれ、ステージへ向けて駆け出すLiella!の5人。
原宿の街中に作られた輝くステージ。いよいよLiella!のパフォーマンスが始まる…。
イントロが流れると、アニメの5人と同じ、カラフルなメンバーカラーとグラデーションが美しい衣装を身に纏った5人がステージに登場。

同時に、観客席が5色に彩られる。
アニメのシーンと同じく、メンバーの立ち位置に合わせた5色の帯が客席に延びてゆく。
ファン有志の呼びかけで、どの会場も客席を5色で彩ってきましたが、遂に私もその一員になることができました。
私のエリアは、恋ちゃんの濃い青。しかもアリーナでは私が先頭です。
右を向くと、私と同じ恋ちゃんのブルー。
下手側を見ると、ピンク、グリーン、マリーゴールド、ライトブルーと綺麗に続いてゆきます。
会場一体となって始まる、「Starlight Prologue」。
ステージ上の5人のパフォーマンスを堪能するのはもちろんですが、この時は我々も一緒にステージを作り上げているという楽しさ、気持ちの高まりを堪能する時間でもあります。

ハイライトは、最後のサビ。
さゆりんのソロパートが始まると、5色に彩られた客席が一面のマリーゴールドへ。
アニメのシーンと同じ。これも楽しみのひとつ。
カウントダウンライブと同じく、マリーゴールドが輝くステージで力強く歌い上げたさゆりん。
これからも、この曲がLiella!ライブの楽しみになってゆくことでしょう。

直後のMCで、なこちゃんの「この光景はいつも本当に好きでした。この光景を見て、今日も頑張ろうと思える。本当にありがとう!」という言葉に、我々の胸も熱くなります。
本編のラストナンバーはアニメのED「未来は風のように」。
ジャケットと同じポーズをとる姿が印象的でした。

充実のアンコール!

本編が終了し、アンコールを待つ拍手に包まれる会場。
映像ではLiella!のこれまでの軌跡が映し出されます。
新プロジェクト始動のお知らせから、前週の宮城公演まで。
最後に、Liella!5人のメッセージで映像は締めくくられます。
収録されたものと思いきや、なんとステージに立つ直前、ライブでのメッセージだったそうです。

そしてアンコール1曲目は、デビュー曲「始まりは君の空」。
あのジャケットを羽織った衣装で、いつものフォーメーションから曲がスタート。
アニメMVもキャストのパフォーマンスも映像で何度も見ましたが、遂に生で見られる!
いつも見ている正面からではなく、上手からのアングルも新鮮。
ジャケットに手をかけるところも、直前まで歌っているなぎちゃんとほかの4人とでは若干振りが違う!
そしてステージ上に舞う5枚のジャケット!
どこでどうやって回収したかもわからないほど、スタッフも含めて完璧なパフォーマンスでした。
デビューイベントの配信で初めて見た時の感動そのままに、よりブラッシュアップされたパフォーマンスは本当に見事でした。

そして5人がステージ中央に集まり、歌い始めたのはなんと「Shooting Voice!」。ラブライブ!ANNのコラボソング!
カウントダウンライブで初披露され、もう一度見たい!と切望したあの曲が、早くもライブで見ることができるなんて!!本当にうれしい驚きでした。
本当にLiella!らしいストレートなリズムときれいなメロディライン。
イントロのアカペラも美しくて、本当に好きな曲です。

2曲が終わると、最後のMC。
Sunny Passionの二人もあの衣装のまま登場。
結木さんは感極まる場面もありましたが、何故かリーちゃん(Liyuuさん)の「ナイトセクシー」という言葉で平静さを取り戻すという謎の掛け合い。
吉武さんはその特徴のある声が印象的でしたが、初のステージを楽しめたことが嬉しそうでした。
次の会場はもっと広い。今回以上にステージを楽しんでほしいです。

長い旅がいよいよ終わりを迎えようとしているLiella!のメンバー。
もう終わっちゃう!?もっとやっていたい…という言葉をみんな口にしていました。
そしてそれ以上に、今まで応援してくれたファンへの感謝の気持ちが言葉に溢れていました。
ツアーは終わってしまうけど、すぐにまた会えるよね、という言葉も。
2か月後には早くも2ndライブ。アニメ2期も決まり、Liella!はこれからも走り続けてくれます。楽しみは終わりません。

ライブを締めくくるラストナンバーは、これも驚きの「LIVE with a smile!」のLiella!バージョン。カウントダウンライブを生で見られなかった分、2曲とも聞かせてくれるとは本当にうれしい!
Liella!初めての冒険の締めくくりを存分に堪能できた2時間強でした。

終わりに

ライブは事前に配信で見ていたとは言え、やはり映像で見るのと生で目の前で見るのとでは迫力が違うし、映像では見ることのできない細かい演出も楽しむことができました。
席も周りのスペースに余裕があったので、終始リラックスしながら楽しめましたし、上手側に次々とメンバーが来てくれて、その度にブレードの色を変えたり、現地ならではの楽しさがありました。

そしてこの日はラブライブ!シリーズの先輩たちも来場されたようです。
虹ヶ咲の「かすみん」こと中須かすみ役の相良茉優さん。
そして、μ'sのリーダー、高坂穂乃果役の新田恵海さんの姿も!
終演後のSNSで、メンバーと共に映る写真をアップしてくれました。
ネットでは「えみつん(新田さん)の目の前でLIVE with a smile!をやるなんて胸熱」といった言葉も。
3校合同でパフォーマンスした曲を、ラブライブ!の伝統を作り上げ、牽引した新田さんの前で披露する日が来るとは。長年続いてきたシリーズの重みを感じます。

会場の感染対策も万全でした。
観客も、ちょっとした笑い声は上がってしまっても、以前のように声を張り上げる人は一人もいません。立ち上がって熱い気持ちを抑えつつ、皆静かにブレードを振りながら応援する姿が印象的でした。
こういったひとりひとりの心がけが、コロナ禍でのライブを成功させることに繋がります。みんな本当に素晴らしい。
またライブを中止にさせないために、これからも今できる最善の楽しみ方でライブを盛り上げていきましょう。



タイトル画像は現地で撮影しました。
とても見やすく、きれいなホールで最高のライブでした。
実は次の週もここにまた訪れる予定。こちらのライブも楽しみです!


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