観光分野におけるデジタルマーケティングの違和感
観光振興においてよく「SNSで情報発信しましょう」「デジタル情報でないともうお客様に届きません」的な発言を耳にします。
確かにそのとおり。間違いない。世界はデジタルの波に飲み込まれており、特に外国人観光客等、遠隔地の方にも情報をお届けしようと思うとITは親和性が高いので、どんどんデジタル化していくのはよいことだと思います。
ただ、どうしても違和感が。
何故、コンバージョンについては語らないのか、、
コンバージョンの定義は以下のとおり(webで検索)。
コンバージョン
ネット広告の分野では、広告や企業サイトの閲覧者が、会員登録や資料請求、商品購入など企業の望む行動を起こすことを言う。「単なる訪問者から会員や(見込み)顧客への転換」という意味合いがある。
広告やサイトの閲覧者のうち、こうしたアクションを起こした人の数をコンバージョン数、閲覧者全体に占める比率をコンバージョン率(コンバージョンレート)などという。
単に情報発信して届けばいいというのはお角違いで、何を目的に情報を届けるのかはっきりしていないといけないんじゃないかなと。
例えば、SNSに情報発信したとして、1,000人にリーチして、うち500人が「いいね」して、その中の10人が来てくれて、もしくはツアーを購入して、もしくは体験型観光を購入してくれて、、、500人の属性はこういう人が多くて、内容をこう変えれば、こんな風にコンバージョン率が変わっていって、、、。
そこまできちんと数値で追えるようにしないと本当の意味でデジタルマーケティングとは言えないんじゃないかなと。単に「いいね」を稼ぐだけじゃない、本当の意味でマーケティングを活用していくことが必要だと思いました。ただ、プロダクトを持たない行政がこれをやることは意味がない気がします。
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