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【LAD】Feyereisen&Syndergaard獲得
「シは幸せよ」←「シはシーガーよ」と訳さなかったことがペギー葉山人生最大の失敗であると主張している滋賀です。
今オフ補強がほとんどなく、あまりに大人しいため不気味がられていたドジャースですが、遂に大きく動きましたね。
今季レイズでシーズン序盤にセットアッパーを務めていたJ.P.ファイヤライゼンをトレードで獲得、エンゼルスとフィリーズで先発として10勝を記録したノア・シンダーガードをFAで獲得しました。
J. P. Feyereisen
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22G 0.00ERA 4W 0L 24.1IP 25SO K/BB5.00
※今季成績
ファイヤライゼンは27歳でMLBデビューという遅咲きながら去年はブルワーズ、レイズの2球団で55試合に登板し2.73ERAと上出来の数字を残し、今年は開幕からセットアッパーとして活躍。
22試合に登板し、0.00ERA、被打率.086という圧倒的な成績でいつまでこの好投を続けるのかと期待されましたが、6月上旬に肩を痛めてそのままシーズン終了。
オフには肩の手術を受け復帰は8月頃と来季は後半戦以降まで稼働できないことを考え、レイズは今月13日に彼をDFAし、その翌日にドジャースにトレードとなりました。
J.P Feyereisen has now pitched 22 innings over 19 outings without allowing a run this season 🔥 pic.twitter.com/4P8ZobrK33
— Talkin’ Baseball (@TalkinBaseball_) May 28, 2022
ファイヤライゼンは典型的なドジャース好みの投手で、平均以上の回転を記録するフォーシームとキレの良いスライダーとチェンジアップ主体の投球で打者を抑えます。
こういう投手には更にスライダーを磨かせて、カットボールを習得させるのがドジャースのピッチングプログラムですね。(フィリップス然り)
8月頃の復帰ということで稼働率はよろしくないですが、そこから大回転してくれることを期待したいです。
Noah Syndergaard
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25G 3.94ERA 10W 10L 134.2IP 95SO K/BB3.06
※今季成績
シンダーガードは来年31歳の投手で、今季は苦しみながらも10勝をあげました。
元々はメッツ所属の投手で、かつてはデグロムよりも期待されていたプロスペクトでした。
その期待通りに2年目の24歳のシーズンで14勝をあげて2.60ERAと素晴らしい成績を残しました。
Noah Syndergaard striking out Jose Altuve with 100mph, 101mph and a 91mph Changeup.
— Nick Pollack (@PitcherList) February 26, 2018
Welcome back Thor. #Mets pic.twitter.com/a3cMCANjSG
しかしその後は怪我などもありその年を超える活躍は出来ませんでした。
20年にトミージョン手術を受けた影響もあり今季は最大の武器であった最速100マイル以上を記録するシンカーとフォーシームの球速の低下が顕著に見られ、ピッチングスタイルを変えざるを得なくなり、シーズンを通して苦戦していました。
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このデータを見れば明らかですが平均球速が術前よりも約3マイル落ちているのがわかります。
なぜかシンカーは例年よりも被打率が低いという興味深い結果になっていましたが、フォーシームは被打率が高くなっていおり、ここが今年の成績低下の最大の要因であると思われます。
今までフォーシームよりも少なかったスライダーの投球割合を増やしたのもそのためでしょう。
そこで前述の通りのドジャースが得意とするピッチングプログラムが生きるわけです。
Noah Syndergaard turned down more years and money than the one-year, $13 million deal he got from the Dodgers, a source said.
— Fabian Ardaya (@FabianArdaya) December 15, 2022
The ‘why’ says a lot about the Dodgers’ pitching development, and what Syndergaard is hoping to get back to: https://t.co/lTaoEKKICe
実はドジャースよりもいい契約をシンダーガードに提示している球団が他にもあったらしいのですが(どうせパドレスだろ)、彼はそれでもあえてドジャースを選んだ理由として「ドジャースのピッチングの進歩と、それにあやかって自分自身が再生するため」と語っています。
つまり今季スライダーの投球割合を増やしたことは、彼がこのまま球速が戻らない場合を想定してスライダーの質を更に向上させたいという気持ちの表れでもあったのでしょう。
もしかしたら球速が戻り、メッツ時代のようなファストボールで押せる投手に返り咲くかもしれませんが、ドジャースのプログラムでカットボールを習得し、スライダーとのコンビネーションを駆使する別人のような投手になる可能性もありますね。
いずれにしろ、ドジャースの技術力に惹かれて移籍してきてくれたシンダーガードには先発の一角として大活躍してもらいたいです。
まとめ
敵ながらファイヤライゼンもシンダーガードもいい投手だなと思って見ていたので、その二人がドジャースに来るのは正直とても嬉しいし楽しみです。
最近個人的な事情もあり、あまりnoteを書けていなくて申し訳ないです…(書いても大抵短いし)
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