【LAD】Correaは必要なのか
恐らくドジャースファンに1番嫌いな選手を聞いたらほとんどの人が名前を出すであろうカルロス・コレア。
そんな彼は今季オプトアウト濃厚で、まさかのドジャースが興味を示しているという記事が出ています。
ということでドジャースにコレアが必要かどうかを書いていこうと思います。
トレイ・ターナーとの契約延長問題
シーズン前はターナーとの契約延長が既定路線なのかなと思っていましたが、現状契約延長の噂すら1つも出ていない状態で、むしろターナー本人が東海岸のチームでのプレーを望んでいるという噂が飛び交っているのが現状です。(本当に噂程度の話ですが)
もしこれが本当だとしたらドジャース側が延長を望んでもターナー本人が拒んでいた可能性は否定できず、そうなると今オフのFA市場のSSを狙うのも不思議なことではありませんね。
獲得のメリット
1:短期決戦での強さ
コレアは17年のサイン盗み問題の年を含んでいるとはいえPSの通算OPS.849と高水準の数値をマークしています。
ご存じのとおりドジャースはPSを苦手としており、今年はシーズン111勝という球団記録を更新する歴史的なシーズンを送ったのにも関わらずPSでは色々あってNLDSで敗退という屈辱的な結果に終わりました。
それを踏まえるとPSで結果を残せるコレアはドジャースからすると魅力的に見えるかもしれませんね。
2:高い守備力
ドジャースのここ数年の正ショートであるシーガー、ターナーの二人は所謂打撃型の選手で、守備ではあまりプラスを作れるタイプではありませんでした。
コレアは球界トップクラスの守備力を備えておりDRS(守備防御点)を見るとその差は歴然です。
シーガーの16年からの通算DRSは−8、ターナーは+9、そしてコレアは+66という数字が出ています。
今年のNLDS二戦目ではターナーの失策から勝ち越し打を浴びるなどショート守備の重要性を重視してコレアに興味を持っているのかもしれませんね。
獲得のデメリット
1:怪我体質
コレア最大の弱点は通算8シーズン中130試合以上出場したシーズンが3度という怪我体質でしょう。
19年には奥さんのマッサージで肋骨を骨折という多村仁も驚きの怪我をしています。
しかし、20年からは58試合(全60試合の短縮シーズン)、148試合、136試合と及第点の試合数を出ているので怪我体質を克服した可能性はなきにしもあらずなのかなと思っています。
2:高年俸
コレアは今季3510万ドルというMLB内野手史上最高の年俸を手にしています。
ドジャースはデビッド・プライスが引退を表明しており、それだけで最低でも3200万ドルのサラリーが浮く予定です。
更にベリンジャーのノンテンダーの噂や、ターナーが移籍となると更に4000万ドル以上の余裕ができ、獲得自体はそこまで難しいことではないと思われます。
問題は前述の通りで怪我での稼働率が悪い場合、いわゆる不良債権になってしまう点です。
3000万ドル以上をも支払って怪我で試合に出られませんとなったらかなり痛手なのでリスキーな契約であることは間違い無いでしょう。
とはいえ抜かりのないドジャースのことなので、もしかしたらオプションで怪我に関してのものを追加するなどしてできる限りリスクを減らす契約を提示するのかなと思います。
3:過去にドジャースと一悶着
コレアとドジャースは過去に色々とありまして、とてもじゃないですが仲が良いとは言えません。
サイン盗みの渦中だった2017年のワールドシリーズで直接対決でドジャースが敗れたことからコレア含む当時のアストロズの選手を良く思っていない選手は多いと思われます。(カーショウ等の当時直接戦った選手は特に)
個人的にそんな中プレーしてもドジャースの雰囲気は悪くなってしまい、コレアとしてもプレーし辛いのではないかという心配はあります。
結論
僕自身の「コレアがドジャースに必要かどうか」の結論ですが、ターナーとの契約を最優先、最大限の誠意を見せてそれでもターナーの気持ちが変わらないならコレア獲得に動くべきだと考えています。
これは所詮いちファンの意見と理想なのでどうなっても編成の判断を尊重しようと思います。
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