ELEGOO (Arduino)で始めるマイコン入門 2:マイコンボードとブレッドボードの説明
早速購入したスターターキットを見てみましょう。
こんな感じに、多くの部品があります。左にある白い板はブレッドボードと呼び、これからずっと使っていきます。右斜め上にあるボードが、この連載の主役、マイコンボードです。
では、マイコンボードとブレッドボードを見てみます。
上の写真にペイントソフトで説明を付け加えました。
マイコンボードで大切なものは、電源、リセットボタン、入力端子です。リセットボタンは、これを押すことで、プログラムを最初から動かす、ということができます。このボードとパソコンとの接続は付属のケーブルを使い、パソコン側にはUSBで接続を行います。入力端子と書かれた四角の中にある穴にピンを刺すことで、マイコンボードに入力を与えたり、マイコンから電源をもらうことができたりします。各端子については使うときにまた説明します。
ブレッドボードは、回路を簡単に作るためのアイテムです。回路を作るときには、はんだ付けのように直接繋げるのが最善ですが、一度はんだ付けをしてしまうと外せなくなります。そこで使うのがこのブレッドボードです。このボードの穴にピンや素子を刺し、お互いに接続させて使います。ブレッドボードは内部に導線が埋め込まれており、穴同士が電気的に接続されています。写真のように、両サイド+-と書かれた穴は縦に繋がっていて、同じ電圧になります。中心のオレンジで囲った穴は、囲ってある範囲で横に繋がっています。 abcde fghij と上にアルファベットが書いてありますが、 abcde が横に繋がっています。この穴は両サイドと違って、縦にはつながっていません。つまり4つあるオレンジの四角に囲まれた穴は、お互いに繋がってはおらず、四角の中の5つの穴だけがたがいに繋がっているのです。
では次に、パソコン側の準備を始めましょう。