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杜野凛世=ユキメノコ説【シャニマス】
昨今、シャニマス学会で隆盛している「アイドル=ポケモン説」。これは特定のポケモンとの共通点からアイドル達の正体を解明する、前衛的な研究手法である。
残念ながら、従来の保守的な研究手法に固執するベテラン学会員からは理解されず、本学説を提唱する学会員が追放処分を受ける事例は後を絶たない。しかし、市川雛菜=ニドクイン説、芹沢あさひ=レジエレキ説が世間の注目を集めたことは記憶に新しい。シャニマス学会に新たな風を巻き起こすためには、こうした学説が必要不可欠である。
私は上記2つの研究に感銘を受け、「私の担当である杜野凛世もポケモンなのではないか?」と疑念を抱いた。そして研究を重ねた結果、とある結論に辿り着いた。それは——
以下、杜野凛世がユキメノコである根拠を列挙する。
(※「未知なるFROZEN」「五色 爆発! 合宿 クライマックス!」「放課後★肝試しパニック」「凛世夕町物語」「微熱風鈴」「杜野凛世の印象派」「われにかへれ」のコミュ内容に触れる。ネタバレ注意)
根拠1:見た目
杜野凛世は、283プロダクションのボーカルユニット「放課後クライマックスガールズ」(以下、放クラ)に所属するアイドルだ。彼女のデフォルト衣装は、"青い和装"である。
ユキメノコも、見た目は"和装"である。角や袖とおぼしき部分は"青い"。両者の見た目は酷似している。
根拠2:性別
凛世は16歳の"女子"高校生である。
ユキメノコも"♀"である。ユキメノコの進化条件は「♀のユキワラシにめざめいしを使うこと」であり、♂のユキメノコは存在しない。
根拠3:タイプ
ユキメノコは"こおり・ゴーストタイプ"である。
凛世は静かにゆっくりと会話をする。このため、彼女が放クラや283プロダクションのアイドル達と会話をしていると、"温度差"が生じる。
「十二月短篇」は"雪"景色の街が描かれている(私は昨年からシャニマスを始めたので、当該pSSRを所持していない。誠に遺憾ながら、本研究では当該コミュ内容に触れることができない)
「未知なるFROZEN」では、西城樹里・園田智代子と共にフローズンバー(果物を凍らせた"氷"菓)を食べている。また、「われにかへれ」ではプロデューサーとかき"氷"を食べている。
会話では温度差が生じ、イラストやコミュでは冷たい物がよく描かれる。これらの事実から、彼女がこおりタイプであることは明らかだ。
「五色 爆発! 合宿 クライマックス!」「放課後★肝試しパニック」で行われた合宿の肝試しにて、凛世は幽霊の姿に扮している。その相貌たるや、有栖川夏葉・西城樹里・園田智代子を本気でおびえさせた程である。これは、凛世がゴーストタイプだからこそできた芸当である。
また、凛世は幽霊ドッキリを仕掛けたり、「微熱風鈴」では出来心でプロデューサーを起こさないよう躊躇したりと、年相応の悪戯っ子な一面がある(かわいい)。ゲンガーやムウマなど、ゴーストタイプのポケモンは人間に悪戯することが多い。こうした事実を鑑みると、やはり凛世はゴーストタイプであると見て間違いない。
根拠4:種族値
ユキメノコの種族値はH70/A80/B70/C80/D70/S110だ。凛世も"B"(バスト)は70だ。また、全体的な数値としては、耐久は低いがとても素早い。これはフェスにおける凛世の性能と同じである。
高火力を素早く叩き込むことができるが、注目度やメンタルダメージが大幅に上昇するという相応のデメリットもあり、短期決戦向けの性能である。凛世をセンターにした放クラ編成でフェスに挑み、メンタル死で玉砕したプロデューサーは多いことだろう。
このように、ユキメノコの種族値と、凛世の身体的特徴およびフェスにおける性能は一致している。
根拠5:進化方法
ユキメノコは、♀のユキワラシに"めざめ"いしを使うことで進化したポケモンだ。
凛世も、プロデューサーへの恋心に"めざめ"ることでアイドルになる。
根拠6:藁人形
凛世は"藁人形"をいつも大事に抱えている。藁人形……わら……"ワラ"……ん?
ユキメノコの進化前は、ユキ"ワラ"シだ。
根拠5で述べたように、凛世はプロデューサーへの恋心に"めざめ"ることでユキメノコになった。つまり、彼女はプロデューサーと出会う前はユキワラシだった。彼女が藁人形を持っているのは、進化前の姿であるユキワラシの名残なのである。
根拠7:技
ユキメノコはこおり・ゴーストタイプの技をメインに覚える。その中には、凛世が実際に使ったことのある技がある。
○あまえる
「微熱風鈴」で、凛世はもたれかけてくるプロデューサーに甘えようとした。最終的には未遂に終わったが、もし遂行できていれば、プロデューサーはこうげきががくっと下がっていたことであろう。
○おどろかす
「五色 爆発! 合宿 クライマックス!」「放課後★肝試しパニック」の肝試しで、樹里・夏葉・智代子を驚かせた。
○みちづれ
公式サイトの凛世プロフィール画面には、「凛世は、一生……プロデューサーさまについて参ります」という台詞が書かれている。また、金のスキルパネルを解放すると「一生……お役に立てそうで……ございます……」という台詞を発する。凛世はプロデューサーと"道連れ"になる覚悟を抱きながら、隣に佇んでいるのである。
○トリプルアクセル
昨年、凛世のフィギュアが100時間回り続ける公式放送があった。ユキメノコも「ポケットモンスター ソード/シールド」に昨年実装されたDLC・鎧の孤島で、新技トリプルアクセルを習得した。これは3回連続で回転してキックを繰り出すという技だ。凛世は100時間に渡り、何度もトリプルアクセルをしていたのである。ちなみに、同配信では怪文書が溢れかえっていた。これはゴーストタイプである凛世に引き寄せられた、同じタイプのポケモン達が生み出したものであると考えられる。
根拠8:特性
ユキメノコの特性は「ゆきがくれ」だ。天気があられのとき、受ける攻撃技の命中率が下がる。つまり、相手からは見えづらくなり、存在感が薄まる。
この特性が発揮された場面がある。合宿での肝試しの影響か、園田智代子は幽霊に怯えるようになってしまった。そこで凛世は、幽霊は怖くない存在だと教えるために、再び幽霊に成り済まして「お友達になりましょう」と語りかける。思いやりに満ちた凛世らしい行動だ。しかし、いくら凛世がゴーストタイプとはいえ、幽霊ドッキリは二回目だ。もう騙されるわけがないだろ! いい加減にし……
ファッ!?
なんと、樹里と智代子はすっかり騙されているではないか!!
このとき、凛世は技「あられ」を使い、局所的に天気をあられ状態にすることで特性「ゆきがくれ」を発揮させた。回避率が上がる、すなわち凛世の存在感が薄くなったため、樹里と智代子は凛世だと気づくことができなかったのだ。この後、樹里と智代子は事務所の外で凛世と出会う。二人が事務所を出る頃には5ターンが経過し、天気は通常に戻った。だから凛世を視認できるようになったのである。
ちなみに、根拠7も含めて考えると、凛世の技構成が分かる。「あまえる」は未遂に終わったので、「おどろかす」「トリプルアクセル」「みちづれ」「あられ」の4つである。攻撃技は物理技しかない。このことから、凛世は特攻に下降補正がかかった性格——ようき(特攻↓素早さ↑)または、いじっぱり(特攻↓攻撃↑)だと考えられる。
ようき、いじっぱり。これは一見すると、大和撫子な凛世の性格と矛盾しているように思える。しかし——
思い出アピールの彼女は、ぱっと輝く笑顔を見せる。普段の彼女とのギャップに多くのファンが魅了され、SSR総選挙思い出アピール演出部門では第1位&第3位を獲得した。
「われにかへれ」では、プロデューサーに対していじっぱりな態度を見せる。
シャニマスに登場するアイドル達は、表面的なものだけで完全に理解することができない。いじっぱり、ようきは、凛世の性格が多面的であることをほのめかしているのである。
根拠9:宙に浮いている
ユキメノコは宙に"浮いている"。凛世も箱入り娘であるため、世間から"浮いている"。「凛世夕町物語」では「急行はよくわからないので、各駅停車に乗ります」という台詞がある。
「杜野凛世の印象派」では、プロデューサーからカップ麺の食べ方を教わった。
放クラの合宿では、じゃがいものことを馬鈴薯と呼ぶことで、智代子をこんらん状態にさせた。これらの出来事から、凛世が世間の事情に疎いことが分かる。
根拠10:アナグラム
最後はアナグラムで締める。ユキメノコをローマ字表記にする。
Y U K I M E N O K O
凛世花伝のあまりにも素敵な演出を見て、奥歯が欠けた人の話をしてもいいですか、、、????
— 永井 真里子 (@nagadon0103) March 22, 2019
丸岡和佳奈さんっていうんですけど、、、
(お大事にどうぞ)
「凛世花伝」のあまりにも素敵な演出を見て、「YUKK」が欠ける。
I M E N O O
ユキメノコは「ポケットモンスター ダイヤモンド/パール」が初出だ。この"2"作品の"リメイク"が多くのファンから待ち望まれているので、「R」を2個加える。
I M E N O O R R
凛世は"仁"(思いやり、慈しみ)にあふれる少女なので、「ZIN」を加える。
I M E N O O R R Z I N
この文字列を並べ替えると——
M O R I N O R I N Z E
なんだこれは……たまげたなぁ……
以上、これらの根拠から、凛世がユキメノコであることは疑いようのない明白な事実である。Q.E.D.
最後に
本研究で証明したように、凛世はユキメノコ——こおり・ゴーストタイプだ。しかし、彼女は心が冷たい悪い子では決してない。"淡雪"が消えゆくような儚さと、"おぼろげ"な光を感じさせる少女である。本研究により、彼女の魅力がより多くの人々に伝われば幸いだ。
あっそうだ(唐突)
凛世のソロ楽曲「常咲の庭」が収録された「THE IDOLM@STER SHINY COLORS COLORFUL FE@THERS -Luna-」が今月17日に発売される。本楽曲の作詞者は古屋真。古屋氏といえば「よりみちサンセット」では「あの時計 ズレてるんだよって」、「ハナマルバッジ」では「ハイヒールって面白い 猫の背のびのかたち」など、解像度の高い歌詞で引き込む表現力が印象的だ。
古屋真さん作詞放クラ曲
— いを (@iwoiwo1010P) January 23, 2021
夢「咲き」After school
太陽キッス「空咲く」
ビーチブレイバー「虹が咲いたら」
よりみちサンセット「いつも通りを咲かそう」
五ツ座流星群「未知とのFeel so good咲かせましょう」
学祭革命夜明け前「その花を咲かすのだ」
ハナマルバッジ「咲いた青空へ」
常「咲」の庭
本楽曲では凛世がどのように表現されるのか、期待が高まる。フェスユニット編成→楽曲選択で一部試聴できるから、みんな、聴こう!
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